令和7年度「自民党サーフィン議員連盟」総会が行われ、小泉進次郎氏が会長に就任。稲葉玲王がパリ五輪の報告

令和7年度「自民党サーフィン議員連盟」総会が、3月21日 (金)に衆議院第一会館にて行われた。「自民党サーフィン議員連盟」は、2015年09月に発足された「自民党マリンスポーツ議員連盟」が前身である。

 

この議連は、よりサーフィンが広く国民に健全で、安全に普及するための活動を推進するためのもの。現在入会議員は衆参合わせて38名が在籍している。

 

 

今回は新役員人事が発表され、幹事長だった小泉進次郎氏が新たに会長に就任。朝日健太郎氏が幹事長に就任された。

 

朝日健太郎 幹事長

 

昨年パリオリンピックでは大変素晴らしい活躍していただい日本サーフィン競技ですねさらに広がっいくじゃない我々期待しております。我々議員側もですね、しっかりとサポートさせていただきたいと思っております。」と朝日健太郎氏が就任挨拶。

 

日本サーフィン連盟 副理事長 佐藤 正麗穂氏からパリ五輪の報告が行われた

 

稲葉玲王

 

「このパリオリンピックではたくさんの応援とサポートをありがとうございました。メダルをここに持って来れなかった事が、悔しいですけど、次のオリンピックでは日本人みんなでメダルを持って帰って来れるように頑張るので、引き続き応援よろしくお願いします。」

 

「今回の試合会場となったタヒチのチョープーという場所の波は非常に危険な場所で、人との戦いというよりは波との戦いでした。ドキドキの方が大きかったです。そんな中でも1本いい波に乗れたら一生忘れられないような波に乗れるので、ワクワクの方が勝っていました」と稲葉玲王が語った。

 

稲葉に対して次回メダルを撮りに行くにあたっての自身の課題と全体的な練習の環境などの希望などがあるかと言う質問に対し、稲葉が答えた。

 

「次のオリンピックは会場が今回のタヒチとは全くで、ロサンゼルス特定場所は決まっていませんが、ウェイブプールでやるっていう話も出ていて、日本にもプールはありますが、そのプールではやった事がなくて、そういう練習環境は必要かなと思います。」と回答。

 

「タヒチの時も練習に行っていましたが、現地の波に慣れるという事が一番大切ですね。タヒチで優勝したのも、現地に住んでいる選手なので、土地を知るという事が一番大事ですね」

 

酒井厚志 理事長

 

「日本チームとしてもタヒチの時は1年前からジャパンハウスというのを作らせていただいて、波が良くなると選手たちが来て練習を重ねていた感じですね」と酒井厚志理事長が付け加えた。「ですからフランス、ブラジル、アメリカ、オーストラリアといった国はキャンプを張って、オリンピックでメダルを取るために練習を重ねていた感じですね」

 

「ロス五輪でも場所が決まりましたら、またそこに日本の拠点を作るということになるかと思います。選手村からだとハンティントンは1時間、ローワーズだと2時間、3時間かかる場所になるので、通うは難しいところもあります。ですからジャパンハウスを作らせていただいて、メダル獲得に向けた練習ができれば非常に良いのかなと思っています。」

 

自然相手でいい波が来るとか来ないとかで運によって成果が出せないとか、実力が圧倒的にあるのに優勝できなかったみたいなこともあるんですか?という質問に対して稲葉は、「ありますね。半分ぐらい運があると思います。でも、その中で海の流れとか地形を把握していると、どのタイミング波が来るとかが解ってくるんです。それでも運はあります。」

 

勝俣孝明 事務局長

 

司会進行を務めた勝俣孝明 事務局長からはサーフィン議連の活動方針などが語られた。「サーフィン議連が発足したきっかけは、東京オリンピックの時にサーフィンを正式種目にしましょうということで議員連盟を立ち上げさせていただきました。

 

東京オリンピックで正式種目になって、パリ五輪でも活躍されて、そんな中で選手の皆さんも応援していく、各地域においてもサーフィンの競技人口を増やしていくことも重量なことです。

 

特に正式種目に決まった後に中学高校などでもサーフィン部ができるようになって、国体の競技にサーフィンを入れたいですとか、部活動であるならば、インターハイの種目にも入れたい、といったこともありまして。ハードルは高いんですけど、そういったことも含めてやっていきたいと考えています。

 

またサーフィンの国際大会を福島県に誘致、サーフィンを通じた地方創生などを行っていきたい。サーフィンのために海のない場所から移住・定住という地方創生は非常に大きいと思っています。

またサーファーの支援として、選手だけでなく大会開催に関してもスポンサーも何か切り口として出来ればいいのかなと思っております。

毎年開催される多くの人が集まる全国大会などは特に企業イメージとかもいいと思います。今後はそういった企業からの声とかも聞く機会を設けたいと思っております。どんな観点から支援できるのかとか議連で考えていきたいと思っています」と語った。

 

 

小泉進次郎氏がサーフィン議連会長に就任。

 

小泉進次郎氏

 

「この度、サーフィン議連の会長に就任いたしました。小泉進次郎です。今回加入していただいだ議員の中には海なし県の方もいらっしゃると思います。本当にありがとうございます。

そして、先ほど勝俣さんの方から活動方針の説明があったと思いますが、これから明確に2つのことをやって行こう。

 

 

福島に国際大会を誘致していこう。

 

 

1つは福島に、日本全国だけでなく、世界の皆さんに来ていただけるように、福島に国際大会を誘致をしていこうと思っております。

坂本竜太郎(福島4区)先生が国際大会が開催された暁には地元になりますので、参加してくれましたから、力強いメンバーが加わったと思います。

そして意外にですね、いままでこれだけサーフィンのメッカなのに若い方がいなかったということで、山本大地衆議院議員(和歌山1区)が和歌山代表として加わっていただきました。こうやって仲間を増やしながらやっていきたいと思っています。

 

 

サーフィンよる地方創生

 

もう一つの活動としては、勝俣先生が熱心に取り組んでこられたサーフィンよる地方創生特にいま全国中学校高校でサーフィン部増えいるいっ聞いいます。

 

そして海なし県から静岡移住されるようにサーフィン目当て学校を選んだり、また住む選んだりこういっ取り組み後押しできたらいい思っいますのでこのよう二つ特に入れ頑張っいけれ思います

 

 

サーファーの支援

 

それに加えてですね、いま勝俣さんからお話があったように、本当に稲葉さんのようなオリンピックで5位入賞という方でさえも本当にスポンサーを集め、活動にご苦労されていると、こういったことをもう少し、もちろんスポーツ庁の協力も含めてなんですが、民間の方の様々なご協力の我々からの要請も含めて、もう少し何とかできないかなというふうに思っております。これからさらに力を入れて頑張っていきたいと思います。

 

稲葉さんから選手の皆さんにも議員連盟というのが活動していて、選手の中でこういった声を聞いてほしいな。そんなこともきっとあると思うんですよね。稲葉さんを通じてでもお声がけを頂ければこれから我々一緒になって取り組んできたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」と挨拶。


 

 

稲葉玲王のパリオリンピックの映像を見ながらサーフィンをやられる小泉氏はタヒチの波の凄さを改めて実感。「よくこの波いけるよなぁ。」とサーファーコメント。

 

今回は千葉南支部、横浜支部、静岡2区支部、湘南鎌倉支部の支部長も参加

 

小泉氏が会長になったことで、よりサーファーにとって風通しの良いサーフィン議連へと進んでいくために、非常に前向きな話し合いの場となり、今後の活動が非常に楽しみになる総会となった。

 

関連リンク:

日本サーフィン連盟

オフィシャルサイト:http://www.nsa-surf.org/