
プライア・デ・スーパーチューボス、ペニシェ、ポルトガル(2025年3月15日土曜日) — ワールド・サーフリーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第3戦「MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・プレゼンテッド・バイ・コロナ・セロ」が開幕。
男子のオープニング・ラウンドで始まり、続いて女子のオープニング・ラウンド、そして男子のエリミネーション・ラウンドが30分ヒートで開催。 大会初日のスーパーチューボスのエネルギッシュなビーチブレイクは、4~7フィートの波が予想される。
本日オープニングラウンドで日本の五十嵐カノアはH11、コナー・オレアリーはH9にクレジット。

JSサーフボードへの移籍後初のヒートとなった五十嵐カノア(JPN)。どんなパフォーマンスを見せてくれるか注目された。
今シーズンはパイプで9位、アブダビで5位と好調な滑り出しを見せているカノア。過去にポルトガルのCTでは、2度も3位入賞を果たしており、今回も活躍が期待され、H 11でジョアオ・チアンカ(BRA)マシュー・マクギリヴレイ(RSA)と対戦。

スタートから素晴らしい2発のビッグリエントリーを決めて6.17という高得点をスコアしたカノア。果敢に波を掴み攻めの姿勢を見せるカノアはエアリバースを決めるなどしてスコアを重ねていく。非常にキレのあるターンを披露して再び6.17をスコア。


最後はテールハイのエアリバースを決め、7,17をスコアしてトップスコアを塗り替えて圧勝。サーフボードが変わってカノアのサーフィンが進化しているようにさえ感じた。
ヒーローインタビューでサーフボードについて聞かれたカノアがコメントした。
「短めのボードに乗っていて、ボードをある程度コントロールできるようになったのは嬉しいですね。ここ数日は波に合わせて長めのボードに乗っている感じでした。
昨日の波は明らかに最高でしたが、今日もコンディションは良く、サーフィンを存分に楽しめました。ウェイブプールでのイベントと比べると、波の数が圧倒的に多いです。いい感じに変わりましたね。
自分にとって、そのトランジションは簡単でした。自分にとっては本当にダメな板もあったけど、本当に良い板もあって、すぐに飛び乗れる板も持っています。この板はまだ数日しか乗っていませんが、昨日は6’3を乗っていました。
信頼できるこのボードに乗ることは、時には何年もかかることもあります。シェイパーと何年も関係を築いて、そのような信頼を得ることもありますが、自分にとって、このボードは自分のサーフィンにぴったりで、理にかなっています。自分にとってこれ以上望むものはありません。
JSとの初めてのイベントなので、彼らを代表して出場できることをとても嬉しく思っています。今は本当に良い感じです。ジェイソン、ありがとう。」とコメントした。



2戦が終了した時点でコナー・オレアリー(JPN)は、現在世界ランキング16位。初戦のパイプで17位から、アブダビで9位と調子を上げて来ている。
今回のポルトガルのオープニングラウンドでは、H 9でジェイク・マーシャル(USA)イマイカラニ・デヴォルト(HAW)と対戦。ヒート残り5分まで1位だったコナーだが、最後に逆転されて2位となるもラウンドアップ。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。