ペニシェ、ポルトガル(2019年10月18日、金曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)男子10戦 女子9戦「MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル」大会3日目が終了。
4〜6フィートのコンディションで、男女R2であるエリミネーションラウンドと、男子ラウンド32(ラウンド3)が行われた。
Gabriel Medina vs. Miguel Blanco- Round of 32, Heat 9 – MEO Rip Curl Pro Portugal 2019
注目のワールド・タイトル争い。カレントリーダーのジープ・イエロージャージー、ガブリエル・メディーナ(BRA)と世界2位のフィリーペ・トリード(BRA)、世界3位のジョーディ・スミス(ZAF)は順当に勝ち上がった。
カレントリーダーのガブリエル・メディーナ(BRA)はワイルドカードのミゲル・ブランコと対戦。メディーナは大きなフロントサイドのストレートエアをメイクしてラウンド4へ勝ち上がった。
「このようなコンディションではサーフィンが難しい」とメディーナが言った。 「バレルを狙っていましたが、自分達のヒートではなくなりましたね。ここでは、たくさんサーフィンをして、たくさんの波に乗ってきたので、この経験から自信を得ました。今回も家族と一緒に時間を楽しんでおり、自分にプレッシャーはかけていません。以前にこのようなシチュエーションはあったので、自分が前より成熟したなって感じています。」
また、日本の五十嵐カノアに続き、コロヘ・アンディーノ(アメリカ)とジェレミー・フローレス(FRA)が、ワールドサーフリーグ(WSL)チャンピオンシップツアー(CT)枠から、東京2020オリンピックにおける、アメリカとフランスの代表に内定。
今回のラウンド16に進出することにより、アンディーノは2019年WSLランキングでトップ2のアメリカ人男性の1人になることが保証され、東京での暫定ポジションを獲得。17位にランクインしたジョアン・ドゥルー(FRA)に続いて、ブローレスはWSLランキングの上位2人のフランス人の1人として確実にフィニッシュし、東京での暫定ポジションを獲得した。
今回、11X世界チャンピオンのケリー・スレーターは絶好調。昔のサーフィンが復活したかのように感じる。ラウンド3でセバスチャン・ジーツ(HAW)と対戦し、圧倒的なサーフィンでトータル15.56をたたき出して勝ち上がった。
ジープリーダーボードで13位になっているスレーターは、まだ数字的には東京2020のクオリファイレースの中にいるが、今シーズンの残りのイベントで良い結果が必要だろう。
「ヒートが始まったばかりで良い波をつかめて、気分が良かった」とスレーターは言った。 「カノア(五十嵐)やコロヘ(アンディーノ)たちがオリンピックに内定したことは知っているけど、やるべきことはたくさんある。ジョンジョンは何ヶ月も欠場しているけど、彼はまだ自分よりも先を行っている。(ケリ−13位、ジョンジョンは8位)。Jベイ、タヒチ、サーフランチ、そしてフランスでは思ったようなパフォーマンスができなかった。だから、ここでできることは、それぞれのヒートとキャッチする波に集中し、自分の目の前のことをやるだけだ。」
現地時間19日(土)はコンディション不良のためレイデーとなった。
https://www.worldsurfleague.com/
2019メンズ・チャンピオンシップ・ツアー・ジープ・リーダーボード
- ガブリエル・メディーナ(BRA)-48,015
- フィリーペ・トリード(BRA)-45,730
- ジョーディ・スミス(ZAF)-43,515
- イタロ・フェレイラ(BRA)-42,400
- コロへ・アンディーノ(USA)-41,250
2019ウイメンズ・チャンピオンシップ・ツアー・ジープ・リーダーボード
- カリッサ・ムーア(HAW)-57,260
- レイキー・ピーターソン(USA)-49,935
- サリー・フィッツギボンズ(AUS)-46,815
- キャロライン・マークス(USA)-46,020
- ステファニー・ギルモア(AUS)-40,855
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・メンズ・ラウンド4組合せ:
ヒート1:ジョーディ・スミス(ZAF)対グリフィン・コラピント(USA)
ヒート2:コロへ・アンディーノ(USA)対マイケル・ロドリゲス(BRA)
ヒート3:フィリーペ・トリード(BRA)対ウェイド・カーマイケル(AUS)
ヒート4:カノア五十嵐(JPN)対ケリー・スレーター(USA)
ヒート5:ガブリエル・メディーナ(BRA)対カイオ・イベリ(BRA)
ヒート6:ピーターソン・クリサント(BRA)対ジェシー・メンデス(BRA)
ヒート7:イタロ・フェレイラ(BRA)対コナー・コフィン(USA)
ヒート8:ジャック・フリーストーン(AUS)対ソリ・ベイリー(AUS)
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・ウイメンズ・ラウンド3組合せ:
ヒート1:キャロライン・マークス(USA)対ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)対メイシー・キャラハン(AUS)
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)対ココ・ホー(HAW)
ヒート5:カリッサ・ムーア(HAW)対ペイジ・ハレブ(NZL)
ヒート6:ジョアン・ディフェイ(FRA)対ブリーサ・ヘネシー(HAW)
ヒート7:レイキー・ピーターソン(USA)対シルヴァナ・リマ(BRA)
ヒート8:コートニー・コンローグ(USA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)