さわかみ S.LEAGUE ショートボード第3戦「鴨川プロ」開幕。大会初日のトータルハイエストは加藤翔平

加藤翔平

JPSA さわかみ S.LEAGUE 24-25 ショートボード第3戦「さわかみ KAMOGAWA PRO」が 11/21-24の日程で、千葉県鴨川市東条海岸(マルキポイント)で開催。今大会のショートボードの参加選手は男子が94名、女子が30名で合計124名がエントリー。前回の伊豆より男子が11名、女子が6名で合計17名の増加となった。

WSL CSシードでの出場は大原洋人、大音凛太、安室丈に、女子の野中美波。同じくCS選手の西慶司郎はJPSAのシードがあるので、そのままトップシードでクレジット。また、現在、アジアQSランキング2位の加藤翔平、QSから戻った稲葉玲王も今大会は参戦している。

 

 

もちろん、JPSAランキング1位の第1戦 茨城優勝の西優司、第2戦 伊豆優勝の小林桂に、女子は2連勝中の中塩佳那もエントリー。CS選手が参戦しているこの大会で、さらにリードを伸ばすことができるか、見どころ満載の戦いになりそうだ。

 

また、アマチュアシード選手はNSAから男子が金沢太規、女子が久保杏奈と石井有沙。ローカルアマシードとして男子の鈴木慈英、女子は小室瑠愛が挑戦する。今大会では男子、女子ともR-2を勝ち上がると、JPSA公認プロ資格を獲得できると発表された。

 

 

会場は曇りから晴れ。風はサイドオフで強く吹く。波はハラムネから午後にはカタアタマまでサイズアップ。時折、チューブの波も割れるコンディション。ただ、サイズはあるもののブレイクは速く、キレた波を選ばないと技数が入らない。

今日のジャッジは辛めの点数だったので、平均値は3、4点という評価。常に逆転はワンライドの2、3点となるので、最後まで誰が勝ち上がるかはわからない試合展開となった。

 

「試合の1本目から5点台という安心できるスコアを出せて、順調な試合運びができた」松野杏莉
「結構ハードで変なカレントがあったが1本決めれて良かった」畑ハイネ
戦略は「いい波に乗って自分のサーフィンを決めることです」石井有沙
小室瑠愛

 

今日は男子のR-1からスタート。続いて女子のR-1→男子のR-2を行って本日のスケジュールは終了。まずは女子から。厳しいコンディションの中、1位通過は松野杏莉、畑ハイネにNSAシードのアマチュアの石井有沙。同じくローカルアマシードの小室瑠愛もラウンドアップして、明日に繋いだ。もう一人のNSAシードの久保杏奈はここで敗退。

 

金沢太規
鈴木慈英

 

続いて男子はアマチュアの結果から。NSAシードの金沢太規、ローカルアマシードの鈴木慈英はR-1は勝ち上がるもののR-2で敗退となり、プロ公認資格は持ち越しとなった。それでも鈴木慈英は今日のシングルハイエストの6.67ポイントを出しただけに、次に期待だ。

 

加藤翔平
加藤翔平
加藤翔平

 

今日のトータルハイエストは加藤翔平の5.17、6.50ポイントで、11.67ポイントが最高得点。

「波のコンディションは結構ハードで1本1本が大事になると思ってました。」と加藤翔平が語った。「作戦通り最初から良い得点を出せて良かったです。右のポジションのライトが良さそうだと思っていたので、それを最初に乗れて最後も狙っていたライトの波に乗れて良かったです」

 

佐藤利希
河谷佐助
長沢侑磨
山中海輝
脇田泰地
脇田泰地
藤田澪駿

 

他に今日のこのコンディションを乗りこなしていたのは、佐藤利希、河谷佐助、長沢侑磨、山中海輝、脇田泰地、藤田澪駿。速い波でもレールワークを駆使し、スピードある演技でスプレーを飛ばし、会場を沸かせた。

 

辻裕次郎
辻裕次郎
稲葉玲王
稲葉玲王

 

チューブでがっつり抜けてきた辻裕次郎もR-3へ進出。オリンピアンの稲葉玲王もパワフルなサーフィンを披露して勝ち上がり、明日へ駒を進めた。

 

明日のDAY-2の選手集合は朝の6:30AM。ショートボード男子R-3から開始予定。

DAY-2 ライブは、Abemaにて放送。
https://abema.app/EYzm

「S.LEAGUE / 大会ページ」
https://sleague.jp/2024/3rd_kamogawa.php

「S.LEAGUE」
https://sleague.jp/

JPSA:HP
https://www.jpsa.com/

 

毎回、お伝えしているとおり「チェックイン時に選手カードの提示が必要」。選手カードを持参しない選手は、ゼッケン受け取りに必要な選手バンドを受け取ることができないので、絶対に忘れないように。加藤翔平、賢三兄弟はちゃんと持参。
※トライアルに参加するアマチュア選手は、チェックイン時に身分証明になるもの(運転免許証等)を持参すること。

前回の伊豆大会から始まった「ファーストライドセレモニー」。これは野球の始球式のように試合開始前にサーフィンするセレモニーだ。今回は鴨川サーフィンクラブ会長であり、JPSA名誉顧問で76歳の川井幹雄氏が、故・小川直久氏のヘルメットをかぶって勇姿を披露。会場は大きな拍手に包まれた。

川井幹雄氏にJPSA細川哲夫理事長

今日のフードコーナーは「南の街の焼肉弁当」の焼肉弁当/ユッケジャンスープ、「SPAiCE COFFEE HOUSE」のスパイスコーヒー、ホットチョコレートなどが提供された。

 

この大会も期間中のスペシャル観戦チケットを販売。プロサーファー(河野正和、木下デイヴィッド、牛越峰統)によるサーフィンスクールもあり、フードコートで使える割引チケット(¥6,000分)もついている。

 

チケット購入窓口はこちらから。
https://dgent.jp/sankasya-login.asp?next=event-entry.asp?no=2400802_1_1&org=jpsa