加藤真吾が金メダル、高尾千香子と奈良優の3名がメダル獲得。 2024 ISAパラサーフィン世界選手権大会5日目

加藤真吾 Credit: ISA / Sean Evans

カリフォルニア州ハンティントンビーチ – 2024年11月8日

現地時間11月3日から9日まで、カリフォルニア州ハンティントンビーチで開催されている「2024 ISA World Para Surfing Championship」2024年ISAワールド・パラ・サーフィン選手権(WPSC)。

 

今年は11名のチームジャパンの選手が参戦。世界の強豪を相手に熱戦を繰り広げ、明日のファイナルデイを前に、3人の日本選手がメダルを獲得した。

 

大会5日目は2~3フィートのクリーンなスウェルでチャンピオンを決定し、残りの部門のファイナリストを決めるのに理想的なコンディションとなった。

 

チームジャパン Credit: ISA / Sean Evans

 

激戦が続くチームレースは、ディフェンディング・チーム・ワールド・チャンピオンのフランスは10人のメダリストを擁して首位を走り、USAとオーストラリアがそれぞれ8人で続いている。

 

3度のチーム・ワールド・チャンピオンに輝くUSAは、金メダル1つ、銀メダル2つ、銅メダル1つを含む4つのメダルを獲得。

 

一方、フランスは金メダル1つと銅メダル1つを獲得した。オーストラリアは現在3位で日本は6位。

 

 

2023年の銀メダリストの加藤真吾が金メダル獲得

 

加藤真吾Credit: ISA / Sean Evans
加藤真吾 Credit: ISA / Sean Evans

 

2023年のWPSC初出場で銀メダルを獲得した加藤慎吾(JPN)が、本日、2024年のスタンド1世界チャンピオンとなった。

非常に激し戦いとなったファイナルでは、4人のファイナリストのうち3人が6ポイント台でヒートを開始し、加藤の6.63がトップとなった。

グーフィーフッターの加藤は、ピアボウルのレフトで2つのソリッドなターンを決めると、さらに高い8.17をマークした。

ヒート後半には2022年世界チャンピオンのカミロ・アブドラ(POR)が8.17をマークし、2人の差はわずか0.30となったが、アブドラは逆転できず。加藤が逃げ切り勝利を収めた。

 

加藤真吾 Credit: ISA / Pablo Franco

 

「昨年は銀メダルでした」と加藤は語った。「今年ハンティントンに来たときも、あまり上手く波に乗れない時がありました。そんな時にある日本人の友人が、そんな時は笑えばいいんだよって言ってくれました。何があっても笑って過ごしていたら金メダルを獲得できました」

 

アブドラは今回の銀メダル獲得により、金、銅、銅のフルコレクションが揃った。マキシム・クラークン(FRA)は2023年のカッパーメダルを上回る成績で銅メダルを獲得し、奈良 優(JPN)は自身初のメダルとなるカッパーメダルを獲得した。

 

高尾千香子(JPN)Credit: ISA / Jersson Barboza
高尾千香子(JPN)Credit: ISA / Jersson Barboza

 

女子スタンド1 では高尾千香子(JPN)が自身初となる銀メダルを獲得した。

 

2024 WPSCは明日、南カリフォルニアのハンティントンビーチ・ピアで、ファイナルデイ(太平洋標準時午前7時開始)が予定されている。

 

大会5日目の結果

男子スタンド1

金 – 加藤真吾(JPN)

銀 – カミロ・アブドラ(POR)

銅 – マキシム・クラークン(FRA)

カッパー – 奈良 優(JPN)

 

女子スタンド1

金 – カタリナ・カストロ(CHI)

銀 – 高尾千香子(JPN)

カッパー – アンヌ=マリー・パケ(CAN)

 

男子SIT

金 – ギョーム・コラン(FRA)

銀 – クリス・オベルレ(USA)

銅 – フアン・マヌエル・カマチョ(CRC)

カッパー – ジェフ・マンソン(USA)

 

女子SIT

金 – カス・エックロス(USA)

銀 – アラナ・ニコルズ(USA)

銅 – リサ・フランクス(CAN)

カッパー – アリナ・ガルブゾフ(HAW)

 

■大会中の情報

大会期間中は日本サーフィン連盟のHPにて経過や結果を更新しています。

NSA ホームページ NEWS

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ISA ホームページ

 https://isasurf.org/event/2024-huntington-beach-isa-world-para-surfing-championship/