リベイラ・デ・イーリャス、エリセイラ、ポルトガル(2024年10月4日金曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024年チャレンジャー・シリーズ第5戦となるEDPエリセイラ・プロの大会6日目がオンコール。
試合は女子ラウンドオブ16のヒート3から再開され、その後、男子ラウンドオブ16も8ヒート行われ、男女ともクオーターファイナルを戦うベスト8が決定した。
男子ラウンドオブ16のH3で五十嵐カノア(JPN)は、ルーカス・シルヴェイラ(BRA)と対戦。
ヒートはルーカスが5.67をスコアして開始。カノアは、オープニングウェイブからテールドリフト、スラッシュバックと多彩な技をコンビネーションさせて7.17をスコア。小刻みにスコアをまとめるルーカスはバックアップを5.00としてヒートをリードする。
後半に入りカノアもバックアップを3.57として逆転。しかし、ルーカスもバックアップを5.27に塗り替えて再びトップに立つ。
残り時間は3分を切り、カノアのニードスコアは3.77だが優先権はルーカスでカノアに波の乗らせないように張り付き完全にマークする。
しかし、終了1分を切ってセットが入り、二人が波にパドル。ルーカスはその波を逃し、カノアに優先権が移り、次の波を見事に掴んだカノアが大逆転。土壇場で勝利を掴んだ。
最後まで波に乗らずに、最後の最後で逆転したことに関して聞かれたカノアが答えた。
「ルーカスみたいな良いライバルとの対戦だと、 紙の上では簡単そうに見え、 単に3点でいいように見えます。 でもライバルがどれだけ上手いかについて考えないといけません。 そして、3点をスコアした後に7点を取られてしまうかもしれません。
だから、3点を取る方法はたくさんあるけど、正しい波に乗っていることを確認したかった。だから、本当に最後の最後まで引っ張ったんです。たぶん3、4秒くらいしか残ってなかったと思う。」と答えた。
「僕にとっては今は休暇中なんです。基本的にはただ楽しんで、エンジョイしています。でも、ジャージを着ると、みんな勝ちたいと思うんですよね。
だから、どんな状況であろうと、インタビューをしたいと思って、ヒートごとに良い結果を残して帰りたいって思ってます。
僕にとってはね。わからないけど、みんなと戦いたいし、できるだけ多くのヒートをサーフィンしたい。少しリズムに乗れると気分が良いから。でも普段はあまり得意じゃないやり方です。僕はハードなことをたくさんしてきました。よりハードに。それが自分のやり方です。」
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