五十嵐カノアが登場しラウンドアップ。霧とハイタイドに悩まされたCS第5戦「EDPエリセイラ・プロ」大会3日目

五十嵐カノア © WSL / Masurel

リベイラ・デ・イーリャス、エリセイラ、ポルトガル(2024年10月1日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2024年チャレンジャー・シリーズ第5戦EDPエリセイラ・プロ大会3日目。

 

Highlights from Day 3 of the EDP Ericeira Pro presented by Estrella Galicia

 

本日は4~6フィートのグラッシーなコンディションとなったが、霧とハイタイドに悩まされる1日となり、霧で視界不良のため女子のラウンドオブ32を一時中断。男子もハイタイドを避けてラウンドオブ64の8ヒートまでを終了した。

 

デイヴィッド・シルバ(BRA)© WSL / Masurel
デイヴィッド・シルバ(BRA)© WSL / Geada

 

本日はブラジリアンの活躍が目立った。デイヴィッド・シルバ(BRA)は、パーフェクトなバックハンドで波を攻め、素晴らしい演技でリベイラ・デ・イーリャスに戻ってきた。

 

「このライトハンドのブレイクは、自分にとって世界一だ」とシルバは語った。「この波、このイベントは自分にとって本当に特別なんだ。みんな上手いサーファーばかりだから、勝利でスタートを切れて、エクセレントスコアも出せて本当に嬉しいよ。」

 

アレホ・ムニーツ(BRA) © WSL / Geada

 

元チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーのアレホ・ムニーツ(BRA)は、ベテランらしい落ち着きでヒート1の緊張を振り払い、トップ10の座を固め、過去2回のチャレンジャー・シリーズの結果を上回る勝利を収めた。

 


「最初のヒートはいつもプレッシャーが大きい。特にトップ10に位置している場合はね」と、ムニーツは言った。「僕はリラックスしているし、自信もある。いい仲間もいるし、とにかく自分の仕事をしたいんだ」

 

エドガード・グロッジア(BRA)© WSL / Masurel

 

エドガード・グロッジア(BRA)は、この日、大勝を収め、CT出場権獲得に一歩近づいた。そして、ブラジリアン・フラッグを高く掲げ続けている。

 

オーストラリアのCT出場を目指すジョージ・ピター(AUS)とマイキー・マクドナーは、ポルトガルでチャレンジャー・シリーズでこれまでで最悪の結果を残し、大きな打撃を受けた。一方、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)とカラム・ロブソン(AUS)は勝利を収め、明日に繋げた。

 

 

ジョージ・ピター(AUS)© WSL / Masurel
ジョージ・ピター(AUS)© WSL / Masurel

 

「ちょっと残念だね。僕らはここポルトガルで最高のイベントをすることができなかった」とピターは言った。「僕らはオーストラリア人クルーとして、ビーチで互いにサポートし合っている。また、他の仲間をサポートすることで、僕ら自身も元気付けられる。それは、僕らを1年を通して助けてくれるものなんだ」

 

ティーア・ゼブロウスキーがオールスターヒートで驚異的な勝利を収める

 

ティーア・ゼブロウスキー(FRA) © WSL / Masurel

 

13歳のティーア・ゼブロウスキー(FRA)が、トップシードのイザベラ・ニコルズ(AUS)を含む3人の元チャンピオンシップツアーサーファーが出場したオールスターヒートで驚異的な勝利を収め、ポルトガルで優勝を目指すという意気込みを示した。

 

濃い霧のせいでヒートが途中で中断された後、ゼブロウスキーは4位で追い上げていた。彼女はなんとか立て直して巻き返し、5分以内に2本のベストウェーブをスコアして勝利を収め、ニコルズが2位で続いた。

 

ティーア・ゼブロウスキー(FRA) © WSL / Masurel

 

「ヒートを勝ち抜いてラウンド16に進出できて、とても嬉しいです」とゼブロウスキーは語った。「彼女たちはみんなサーフィンが上手で、彼女たちと対戦できてとても嬉しいです。私にとって良いチャレンジですし、彼女たちに勝てて最高に嬉しいです!  難しい波ですが、最高に楽しいです。地元のコーチと一緒に練習していて、彼は波を完璧に知っています」

 

またブラジルのルアナ・シルバテッサ・タイセン(FRA)は、ポルトガルのマファルダ・ロペスタイナ・ヒンケル(BRA)を破り、ラウンドオブ16に進出した。

 

五十嵐カノアがラウンドアップ。

 

五十嵐カノア © WSL / Masurel

 

男子ラウンドオブ64のH8に五十嵐カノアと西慶司郎が登場。カラム・ロブソン(AUS)、ダニエル・エムスリー(RSA)と対戦した。

 

ヒートはパワーハウスのロブソンがスタートからチャージを見せて、7.00を5.17でバックアップ。ヒートをリード。日本のチャンピオン西もバックハンドで5.67をスコアしてヒートを開始した。

 

西慶司郎© WSL / Masurel

 

カノアも手始めにレイバック、カットバック、リエントリーとフローのあるコンビネーションで5.73をスコア。残り5分で西もバックアップを4.23として2位に浮上。

 

本日のバースデーを勝利で祝いたいカノアも続けて波を掴み、ブローテールリバースをメイク。5.60をスコアして逆転2位でラウンドアップ。西はラストでクリティカルなターンをメイクするも僅かに逆転ならず。今回は惜しくも33位でフィニッシュとなった。

 

 

西のラストライドに大声援を送る日本チーム

ネクストコールは、10月2日(水)午前7時30分(GMT+1)の予定。日本時間の 2024年10月2日15時30分です。試合が再開されればH9に伊東李安琉、H10に大原洋人が登場する。がんばれ!日本!

 

 

EDPエリセイラ・プロ女子ラウンドオブ32の結果:
HEAT 7: テッサ・タイセン(FRA)12.24 DEF. ルアナ・シルバ(BRA)11.27、タイナ・ヒンケル(BRA)8.63、マファルダ・ロペス(POR)8.10
HEAT 8:ティーア・ゼブロウスキー(FRA)13.16 イザベラ・ニコルズ(AUS)11.17、ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)10.03、メイシー・カラハン(AUS)6.30

EDP エリセイラ・プロ男子ラウンド64の結果:
HEAT 1:カルロス・ムニョス(CRC)13.57 DEF. ジャスティン・ベクレ(FRA)11.13、ジョージ・ピター(AUS)9.34、ルーク・スリペン(RSA)3.96
HEAT 2:ノーラン・ラポーザ(USA)11.30 DEF. オスカー・ベリー(AUS)10.84、カイオ・イバリー(BRA)10.10、タリー・ワイリー(AUS)7.43
HEAT 3:エドガード・グロッジア(BRA)12.37 DEF. ルーク・トンプソン(RSA)10.57、シオン・クロフォード(HAW)9.37、ディミトリ・プーロス(USA)7.87
HEAT 4: アレホ・ムニーツ(BRA)11.80 DEF. ジョーガン・クズネット(FRA)11.50、リーフ・ヘイズルウッド(AUS)9.87、ジョシュ・バーク(BRB)7.34
HEAT 5: ナット・ヤング(USA)12.27 DEF. ジャクソン・バンチ(HAW)11.30、イアン・ジェンティル(HAW)11.06、オーウェン・モス(USA)4.84
HEAT 6: デビッド・シルバ(BRA)11.84 DEF. ルーカス・シルベイラ(BRA)11.37、ジョアキン・シャベス(POR)11.16、マイキー・マクドナー(AUS)9.70
HEAT 7:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)12.83   アフォンソ・アントゥネス(POR)10.20、ジャービス・アール(AUS)9.83、ヘイター・ミューラー(BRA)9.40
HEAT 8:カラム・ロブソン(AUS)12.80  五十嵐カノア(JPN)11.33、西慶司郎(JPN)10.84、ダニエル・エムスリー(RSA)9.20

 

ライブ中継を見る

EDPエリセイラ・プロは、9月29日から10月6日まで、ポルトガルのエリセイラ、プライア・デ・リベイラ・デ・イーリャスで開催される。この大会はWorldSurfLeague.com無料のWSLアプリでライブ配信される。

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

 

オフィシャルサイト:

EDP Ericeira Pro

Presented By Estrella Galicia