現地時間の6月23日、パイプラインのスペシャリストであるタマヨ・ペリーがサメに襲われ死亡したというニュースが流れ、ハワイとサーフィン界全体に衝撃と悲しみが広がっている。
ペリーはオアフ島東部のゴートアイランドでサーフィンをしている時にシャークアタックに遭い命を落とした。49歳だった。
2003年にカウアイ島で13歳のベサニー・ハミルトンがタイガーシャークに腕を奪われたのは、あまりにも有名な話だが、プロサーファーがシャークアタックで亡くなったのは、おそらく今回が初めての事だろう。
ペリーは2000年前後のノースショア・シーンにおけるフリーサーフィンの中心的存在で、パイプラインの恐ろしいバレルの下でも、いつも笑顔を絶やさず、さりげなく落ち着いていた面持ちで多くの人に愛されていた。
ハードチャージャーのグーフィーフッターの彼は、サーフィン雑誌やサーフィン映画に頻繁に登場し、2002年のハリウッドヒット作『ブルークラッシュ』や映画「パイレーツ・オブ・カリビアン』にも出演。その後、彼はライフガードとなり、サーフスクールを始めていた。
ハワイ・ニュース・ナウの報道によると「ホノルル救急当局によると、午後1時前にカフク地区で死体が発見された。救急隊員によると、男性の遺体は複数のサメに噛まれた可能性があると語った。
また腕と足を失った状態で地元のサーファーたちによって発見されたという報道もある。想像しただけでもあまりに悲惨な惨状である。ライフガードはジェットスキーでペリーの遺体を岸に運んだが、そこで死亡が確認されたと語った。
AP通信によると、記者会見でホノルル海洋安全局長のカート・ラガー代理はペリーを “皆に愛されたライフガード “と呼んだ。「彼はノースショアでよく知られている世界的に有名なプロサーファーだ。タマヨの人柄は人々に伝わっており、人々が彼を愛したのと同様に、彼は他のみんなをもっと愛していた」
彼のご冥福をお祈りいたします。