中塩佳那とマデ・アリヤナが2024年ニアス・プロジュニアで優勝。 佐藤李とマデ・マヘンドラが2位

マデ・アリヤナと中塩佳那  Credit: WSL / Tim Hain

ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2024年6月14日金曜日)-日本の中塩佳那(JPN)とバリのマデ・アリヤナ(INA)は、ラグンドリ・ベイで行われた2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ニアス・プロ・ジュニアで優勝した。2人は、アジア地域の強豪選手を抑えて、今シーズン最高のプロ・ジュニア・イベントで優勝した。

 

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男子ファイナルでは、最近クルイ・プロ・ジュニア・チャンピオンに輝いたブロンソン・メイディ(INA)、マデ・マヘンドラ(INA)とマデ・アリヤナ(INA)のバリ・デュオ、そしてバリ在住のラファエル・カストロ(USA)という、同じように熟練したジュニア・サーファー同士の戦いとなった。

 

ファイナルのラスト20秒、アリアナのバレルライドを決めるまで、誰がベストターンを3回決められるかの勝負だった。

 

マデ・アリヤナ(INA) Credit: WSL / Tim Hain

 

ラファエル・カストロ(USA)は序盤にトップに躍り出たが、すぐにファイナル唯一のグーフィーフッター、マデ・アリヤナ(INA)が逆転。彼はアグレッシブなスタイルでリップを攻め、セカンドターンでテールをスライドさせてトップに浮上。

 

しかし、パワフルなフォアハンドとスムースにマニューバーを繋ぐスタイルでジャッジに好印象を与えたマデ・マヘンドラ(INA)は、ファイナルのトップスコアである6.50(10点満点中)で首位に躍り出ると、それを4.80でバックアップ。

 

一方、最近のクルイ・プロ・ジュニア・チャンピオンのブロンソン・メイディ(INA)は、いつものラディカルなマニューバーを決めきれず、彼のベストスコアは5.67とファイナルを通して4位に終わった。

 

残り20秒マヘンドラの1位が決定的かと思われた時、マデ・アリヤナはミディアムサイズのセット波でテイクオフし、ダウンザラインし、ファイナルで唯一のバレル・セクションにプルイン。見事に抜け出し、5.67をスコアして優勝を決めた。

 

今日の優勝で、アリヤナはWSLアジア・リージョンのプロ・ジュニア・ランキングのトップに立った。

 

マデ・アリヤナ(INA) Credit: WSL / Tim Hain

 

「最後にあのバレルを見つけられて本当にラッキーです」と、アリヤナは語った。「みんなロースコアのようだったから、波が来ない時間帯もあって、本当にナーバスになっていたんだ。でも、あの波を見つけて優勝できて本当に嬉しい。このプロジュニアで優勝できて本当に嬉しい。二アスでの優勝は初めてで、夢のようだよ。」

 

マデ・マヘンドラ Credit: WSL / Abdel Elecho

 

準優勝のマデ・マヘンドラは、「ちょっと悔しいけど、それでも2位になれて嬉しい」と言った。「 今年のプロジュニアのファイナル進出は初めてだから、とても嬉しいです。 でも僕の計画は、今年中に1位を取ることなんだ。「ハハハ」

 

中塩佳那 Credit: WSL / Tim Hain

 

女子ファイナルはオールジャパニーズの戦いとなった。クルイ・プロ・ジュニア・チャンピオンの池田美来(JPN)、昨年のニアス・プロ・ジュニア優勝者の川瀬心那(JPN)、同じくニアス・プロ・ジュニア準優勝者の佐藤李(JPN)、そしてマノクワリ・プロ・ジュニア優勝者の中塩佳那(JPN)がファイナルに進出した。

 

中塩佳那 Credit: WSL / Abdel Elecho


残り時間1分半という土壇場でのチャージで、中塩佳那はテイクオフし、深いボトム・ターンからリップを目指し、ビッグ・ターンを披露、セカンド・ターンでもスプレーを扇状に飛ばし、6.77をスコアして佐藤李(JPN)からトップを奪い取り、ヒート・トータル13.27でプロ・ジュニア優勝を決めた。

 

中塩佳那 Credit: WSL / Tim Hain

 


「優勝できて本当にうれしいです」と語った中塩。「スウェルが弱かったので、いい波だけを狙ってチャンスを待ちました。最初の波では良いスコアが出たので、波と同調できた感じです。次のチャンスを待つだけでした。そして決勝の最後の最後にようやくチャンスが巡ってきて、優勝するためのスコアを出すことができました。

 

中塩は、2023年にクルイ・プロ・ジュニア、2023年にインドネシアで開催されたマノクワリ・プロ・ジュニアで優勝し、先日のクルイ・プロ・ジュニアでは3位となり、現在WSLアジア地域プロ・ジュニア・ランキングの1位に位置している。

 

 

佐藤李 Credit: WSL / Tim Hain

 

準優勝の佐藤李は、シングルウェイブスコア7.00(10点満点)の最高得点をマークしながらも、優勝を逃した。「少し緊張していたので、いい波をつかめなかった」と言った。 「カナは本当にいいサーファーで、とても強いから優勝に値する。とても楽しいコンテストで、ファイナルに進出できて本当に嬉しい。ニアスはとてもいい波です。このコンテストをとても楽しむことができました。」

 

今回は3位となった池田美来 Credit: WSL / Abdel Elecho

 

The 2024 Nias Pro Junior Event

女子優勝:中塩佳那
2位:佐藤李
3位:池田美来
4位:川瀬心那

男子優勝:マデ・アリヤナ
2位:マデ・マヘンドラ
3位:ラファエル・カストロ
4位:ブロンソン・メイディ

 

2024ニアス・プロQS 5000とプロ・ジュニア・イベントは、6月8日から14日までラグンドリ・ベイで開催された。詳細は、WorldSurLeague.comにアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしよう。

 

オフィシャルサイト:

ニアス・プロ・ジュニアは6月8日 – 15日の日程で開催。

Nias Pro Nias, Lagundri Bay, Indonesia