ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2024年6月10日月曜日)-2024ニアス・プロ・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000イベントは、今日もラグンドリ・ベイでパーフェクト・コンディションで開催。
女子のラウンドオブ48と男子のラウンドオブ64の最初の10ヒートまでが行われ、やや小さめの3~5フィートの波で、よりエピックなパフォーマンスが披露された。
ニアス・プロQS 5000には、アジア、オーストラリア、オセアニアの新進気鋭の選手達が大集結したが、今日、その中でも注目を集めたのは、元チャンピオンシップ・ツアー(CT)のセミリタイアしたベテラン選手だった。
前戦のクルイ・プロから好調を維持するジョシュ・カー(AUS)は、この日最高の2ウェイブ・トータルをスコアして16.16(20点満点)をマークした。カーは、彼のシグネチャーである 「Club -Sandwich 」マニューバーで8.83(10点満点)のシングルウェイブスコアを獲得した。
男子ラウンドオブ64のオープニング10ヒートでは、日本期待の安室丈(JPN)がショートバレルと超高速のフロントサイドターンでヒートトータル14.57をスコアして勝利。
地元で活躍するジャスティン・ブウロロ(INA)は、パワフルなターンを披露し、深いチューブを見つけ、ヒート・トータル15.17を記録し、同じインドネシアのオニー・アンワー(INA)と共にラウンドオブ32進出を決めた。
女子ではアン・ドス・サントス(BRA)が、印象的なバックハンドのバレル・ライドで7.33をスコアしてヒート勝利し、オージー・デュオのホリー・ウィリアムズ(AUS)とチャーリー・ヘイトリー(AUS)もラウンドオブ32へ向けて勢いを増しているようだ。
大会3日目は、女子のQS5000ラウンドオブ48からスタート。H1松山黎音、H2芳田花瑚、H3大村奈央、H4鈴木莉珠、H5馬庭彩、H8清水ひなたは、慣れないコンディションに惜しくもここで敗退となった。昨年のプロジュニアで優勝した川瀬心那はH2を2位でラウンドアップした。
男子ラウンドオブ64から今年チャレンジャーシリーズを回る安室丈がH1に登場。バーティカルなオザリップをクリティカルなセクションで決め、7.50と7.07をスコアした安室がトップでラウンドアップ。
H2では、小濃来波、鈴木仁、金沢太規、須田喬士郎の4名が登場。
攻め続けた鈴木仁がトップでラウンドアップ。パワフルなバックハンドを見せた須田喬士郎が2位で勝ち上がった。
「ニアスのライトブレイクは自分の大好きな波なんですが、練習の時は人がいっぱいで乗れないんですが、そんな中で落ち着いて良い波を掴めたって感じでした。
クルイも良い結果出せなくて、ニアスで最初の出番だったので、かなり緊張していたので、次は自分の100%を出せるようにしていきたいです。」と鈴木が語った。
H3金沢呂偉は惜しくも敗退、H4では2XJPSAグランドチャンピオンの西慶司郎、矢作紋乃丞、萩田泰智、渡邉壱孔が対戦。目の覚めるようなバックハンドを披露した西と、昨年のプロジュニアで優勝した矢作がワンツーでラウンドアップを決めた。
「緊張していたんですけどヒートは楽しめましたね。波取りとか不安な要素はあったんですけど、自分なりにペースを作れたかなと思います。波が良いんで、良い波乗った時のミスができないコンディションは緊張します。」
H5西優司、H6太田拓杜、三輪紘也、H9野呂海利、H10岩見天獅は惜しくもここで敗退となった。
明日はコンディションがさらに上向く予想で、試合が再開されれば、H11本郷拓弥、H14加藤翔平、H15田中大貴、H16伊東李安琉が出場。
男子のQS5000のラウンドオブ32がその後にスタートとなれば、H1安室丈、鈴木仁、矢作紋乃丞、H2須田喬士郎、西慶司郎がクレジット。後半のヒートはまだ未確定。
女子のQS5000のラウンドオブ32がスタートとなれば、H1にチャレンジャーシリーズの脇田紗良、川瀬心那、H2中塩佳那、佐藤李、H3野中美波、H4にはパリオリンピック日本代表でクルイで3位の松田詩野、H6にはクルイでW優勝した池田美来と都築虹帆、H8都筑有夢路がシエラ・カーと同じヒート。