スナッパー・ロックス、クイーンズランド、オーストラリア(2024年4月30日火曜日)-2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦、Bonsoy Gold Coast Pro presented by GWMは大会4日目。
本日も朝から完璧なコンディションのスナッパー・ロックスで、。男子は2~3フィートの夢のような波でラウンドオブ32が終了し、ラウンドオブ16が決定した。
特にゴールドコーストとスナッパーロックスの大会は、過去10年間ブラジリアン・コンペティターにとってハッピー・ハンティング・グラウンドであった。本日のラウンドオブ32は、それを見事に反映する結果となり、16名中6名がブラジル出身のサーファーとなった。
最初に勝ち上がったのは、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)とジョアオ・チアンカ(BRA)の2人で、彼らはファイナルデイに向けて勝ち続けた。
元CTコンペティターのアレホ・ムニーツ(BRA)は、怪我や家族のために数年間コンペティションから遠ざかっていた。ムニーツはコンペティションへの情熱を再燃させ、今日ラウンドオブ32でタフな戦いを制した。ムニーツはアグレッシブでフローなサーフィンを披露し、2ウェイブコンビネーション14.20という素晴らしいスコアを出し、2位のジェイコブ・ウィルコックス(AUS)と共に勝ち進んだ。
「ここでCTレベルを戦ってきた、 去年はちょっとショックなことがあったから、今年はここで良い成績を残したかったんだ。昨日は本当にタフなヒートだったが、今日もまたタフなヒートだったので、それが自信になった。
スタートはスローだったけど、その後リズムをつかんで勝利できた。レースからしばらく離れていたことで、ここにいることがどれだけいいことなのかがわかった。手術もしたし、子供も生まれた。特に子供と妻のサポートがあって、競技に復帰できてうれしいよ」
ラウンドオブ32のH5は、昨年のイベント優勝者のサミュエル・プポ(BRA)をはじめ、マテウス・ハーディ(BRA)、グーフィーフッターのイアン・ゴウベイア(BRA)、そしてルーカス・シルベイラ(BRA)によるオール・ブラジリアン対決となった。
35分間の対戦は期待を裏切らず、プポがトレードマークのフロントサイド・カーヴで主導権を握り、ヒート・トータル15.93(20点満点)をスコアしてヒート勝利を飾った。そして、ゴウベイアがダブル・グラブでバックサイド・エア・リバース・フルローテーションを決めて8.73をスコアし、ヒート2位で勝ち上がった。
またスナッパーロックスのスタンドアウト、マイケル・ロドリゲス(BRA)は、今日もゴールドコーストのポイントブレイクで絶好調。ラウンドオブ32のヒートで圧倒的な勝利を収めた。ロドリゲスのスピードとフローは、ディミトリ・プーロス(USA)とイアン・ジェンティル(HAW)を圧倒し、ジョージ・ピター(AUS)はロドリゲスに続く2位で勝ち上がった。
日本の大原洋人(JPN)は、ここ10年以上CTクオリファイを目指して戦っており、スナッパーロックスで2024年のキャンペーンをパーフェクトにスタートさせたいと願っている。
この超クイックなナチュラルフッターは、パーフェクトなテクニックをフルに発揮し、カービングとパンチの効いたオフザリップで2ウェイブ・トータル14.57をマークし、オージーのヤングスター、ダコダ・ウォルターズ(AUS)と共にラウンドオブ16進出を決めた。
「スナッパーがいい波をくれました。」と語った大原。
「あのヒートは、多くの波があり、他の選手も良いサーファーばかりなので、常に全力で戦うことになると思っていました。良いスコアが出れば、あとは我慢してもう1本スコアを伸ばすだけだと思っていました。今のところウェイブのリズムはいい感じ。良いスコアが出れば、あとは我慢してもう1本スコアを伸ばすだけだと思っていました。
今のところ波のリズムはいいような気がします。セットが来るタイミングにプライオリティを持っているようなので、このリズムを続けていけたらと思っています。
もう10年以上やっていますが、CTにはクオリファイできていません。今年は違う考え方で、1年を通してではなく、各イベントを楽しみ、各ヒートそれぞれの波に集中しようと思っています。そうすれば、プレッシャーも少しは軽減されるでしょう」。
午前中のオープニング・ヒートでは、ジョシュ・バークがスナッパーロックスのヒートを制し、ティアゴ・カリーク(フランス)と共にラウンドオブ16進出を決めた。フランスのチャーリ・キュボーン(FRA)は、チャレンジャー・シリーズのもう1人の新鋭であり、またソリッドな2ウェイブ・トータルを記録し、ファイナル・デーに向けてチャージを続けている。
オスカー・ベリーとディラン・モファットのオーストラリア・コンビは、カイアス・キング(AUS)とカイ・オドリオゾラ(EPS)との超接戦を制した。4人のサーファー全員に見せ場があったが、終盤にモファットとベリーがセットウェイブを見つけ、それをものにし、わずかコンマ1ポイント差でキングを3位に追いやった。
ネクストコールは明日、5月1日(水)午前7時45分(オーストラリア東部標準時)。
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 男子ラウンドオブ32結果:
HEAT 1:ジョシュ・バーク(BRB)12.80 DEF. ティアゴ・カリーク(FRA)11.63、リーバイ・スローソン(USA)8.66、ジャクソン・バンチ(HAW)4.70
HEAT 2:ジョアオ・チアンカ(BRA)12.97 DEF. デビッド・シルヴァ(BRA)12.03、ジャービス・アール(AUS)10.43、ミヒマナ・ブレイ(PYF)8.47
HEAT 3: チャーリー・キュボーン(FRA)14.07 DEF. マイキー・マクドナー(AUS)13.87、マルコ・ミニョ(FRA)12.40、ナット・ヤング(USA)12.04
HEAT 4:大原洋人(JPN)14.57 DEF. ダコダ・ウォルターズ(AUS)14.04、カラム・ロブソン(AUS)13.43、マキシム・フスナット(FRA)12.13
HEAT 5:サミュエル・プポ(BRA)15.93 DEF. イアン・ゴウベイア(BRA)14.80、マテウス・ハーディ(BRA)10.50、ルーカス・シルベイラ(BRA)9.63
HEAT 6:アレホ・ムニーツ(BRA)14.20 DEF. ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)14.16、ジャドソン・アンドレ(BRA)10.97、アラン・クレランド(MEX)8.77
HEAT 7:オスカー・ベリー(AUS)13.50 DEF. ディラン・モファット(AUS)13.20、カイアス・キング(AUS)13.10、カイ・オドリオゾラ(ESP)10.07
HEAT 8:マイケル・ロドリゲス(BRA)13.93 DEF. ジョージ・ピター(AUS)13.80、イアン・ジェンティル(HAW)13.17、ディミトリ・プーロス(USA)13.03
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 男子ラウンドオブ16のマッチアップ:
HEAT 1:ジョシュ・バーク(BRB)対デビッド・シルバ(BRA)
HEAT 2:ジョオ・チアンカ(BRA)対ティアゴ・カリーク(FRA)
HEAT3: チャーリー・キュボーン(FRA) 対 ダコダ・ウォルターズ(AUS)
HEAT 4:大原洋人(JPN) vs マイキー・マクドナー(AUS)
HEAT 5:サミュエル・プポ(BRA)対 ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
HEAT 6:アレホ・ムニーツ(BRA)対 イアン・ゴウベイア(BRA)
HEAT 7:オスカー・ベリー(AUS)対ジョージ・ピター(AUS)
HEAT 8:マイケル・ロドリゲス(BRA)対ディラン・モファット(AUS)
ボンソイ・ゴールドコースト・プロ Presented by GWM 女子ラウンド・オブ16組み合わせ
HEAT 1:レイキー・ピーターソン(USA)対ナディア・エロスターベ(EUK)
HEAT 2:エリン・ブルックス(CAN)対ヨランダ・ホプキンス(POR)
HEAT 3:インディア・ロビンソン(AUS)対メイシー・キャラハン(AUS)
HEAT 4:イザベラ・ニコルズ(AUS)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
HEAT 5:ルアナ・シルバ(BRA)対ヴァヒネ・フィエロ(FRA)
HEAT 6:ブロンテ・マコーレー(AUS)対コビー・エンライト(AUS)
HEAT 7:アリッサ・スペンサー(USA)対ソフィア・メディーナ(BRA)
HEAT 8:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対 テッサ・タイセン(FRA)
詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。
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Gold Coast, Queensland, Australia