サーフシティ・エルサルバドル – 2024年4月20日
2024年サーフ・シティ・エルサルバドルISAワールド・ロングボード・チャンピオンシップが本日から開幕。エル・スンザルの長いオープンフェイスは、世界最高峰のロングボーダーたちにパーフェクトなキャンバスを提供し、輝きを放った。
過去のISAロングボード・メダリストたちは表彰台奪還を目指して力強いパフォーマンスを披露し、ISA初のメダル獲得を目指す選手たちも侮れない存在であることをアピールした。
ハワイのカニエラ・スチュワートは、レールワークとノーズライドのエレガントなコンビネーションで、この日最高のヒートトータル16.5をスコアした。
ISAデビュー戦で金メダル候補のスチュワートは、昨年同じ会場で開催されたWSLサーフ・シティ・エルサルバドル・ロングボード・クラシックで優勝しており、エル・スンザルと築き上げてきた絆を見せつけた。
また日本の浜瀬海も、スタイリッシュなノーズライディングでスチュワートのパフォーマンスと肩を並べるトータル16.5でこの日のハイエストスコアを叩き出し、素晴らしいスタートを切った。
女子のヒートトータルでは、2013年に銀メダル、2018年にチーム金メダルを獲得したUSAのレイチェル・ティリーが15ポイントをスコアした。
また男子では、フランスのエドゥアール・デルペロ(15.67)、ハワイのカイ・サラス(14.93)、そしてブラジルのカルロス・バヒア(14.5)というISAのメダリストたちが、高いヒートトータルとエクセレントレンジのライディングを披露し、再びメダル候補となった。
女子のトップパフォーマーは、日本の田岡なつみ(14.5)とフランスのゾーイ・グロスピロン(12.5)という2人の過去のISA銅メダリストだった。
2度のディフェンディング・ゴールド・メダリストであるフランスのアリス・ルモインは、今日を締めくくる14ポイントのヒート・トータルをスコアした。彼女のウェイブ・スコア7.83は、この日の女子ベスト・デーでティリーと並び、3年連続金メダルへのキャンペーンを力強くスタートさせた。
他の過去のISAメダリスト、ハワイのホノルア・ブルームフィールドとペルーのマリア・フェルナンダ・レイエスは、明日の女子メインイベント・ラウンド1の第10ヒートから第16ヒートで大会デビューとなる。
男子ラウンド1のH6に浜瀬海が登場。浜瀬はファーストウェイブで素晴らしいソウルアーチをコンビネーション。8.67というエクセレント・スコアをマークし最高のスタートを切る。ヒート終盤にはノーズライドの素晴らしいコンビネーションで7.83をスコア。ヒートスコア16.50をスコア。2位の選手をコンビネーションに追い込み圧勝した。
H18に井上鷹が登場。スタートで出遅れた井上だったが、ヒート後半にタカ・スタイルを爆発させて7.00をスコアしてトップに躍り出る。終盤にはドロップニー・カットバックをコンビネーションさせ6.33をマーク。トータル13.33を叩きだして、トップでラウンドアップを決めた。
女子R1のH2には田岡なつみが登場。田岡はビッグセットを掴み、ノーズライドとカービングを組み合わせた見事なボードコントロールで、7.33をスコア。ヒート後半には再びグッセットを掴み7.17をスコアしてトップでラウンドアップを決めた。
明日の大会2日目に試合が再開されれば、女子のラウンド1のH15に吉川広夏が登場。続けて男子ラウンド2が行われ、H4に浜瀬海が、フィリピンのロジェリオ・エスキベルらと対戦。H9に井上鷹が登場。女子のラウンド2も行われ、H2に田岡なつみ、H7に吉川広夏(R1を2位通過ならH8)が登場する。がんばれ!日本!
名 称 : 2024 ISA World Longboard Championship
主 催 : 国際サーフィン連盟(ISA)
期 間 : 2024年4月19日(金)〜25日(木)
開催地 :Surf City El Salvador
出場選手:MEN / 井上鷹、浜瀬海
WOMEN / 田岡なつみ、吉川広夏
大会ライブはこちらから。
・ISA 大会HP
https://isasurf.org/event/2024-surf-city-el-salvador-isa-world-longboard-championship/
・NSA HP https://www.nsa-surf.org/