2024年WSLアジアQSはフィリピンで2戦。ラ・ウニオン・インターナショナル・プロに加え、バレアー・プロが追加

今シーズンのWSLアジア・リージョンのQSイベントも残すところ4戦。今月22日から開幕するフィリピンのラ・ウニオンのQS3000に加え、同じフィリピンで男女QS3000『バレアー・インターナショナル・プロ』が開催されることになった。

 

男女QSラ・ウニオン・インターナショナル・プロは、2024年1月22日~28日に西フィリピン海で開幕し、反対の東海岸に移動して2024年2月1日~7日にバレアー・プロが開催される。

 

 

ラ・ウニオンとバレアーはどちらもロングボードのLQSが同時開催される。昨年からWSLのQSイベントとして開催されているラ・ウニオン・インターナショナル・プロ。ラウニオンのサンファンにあるモナリザ・ポイントでは、2年連続でQS 3,000の大会が開催される。

 

昨年は女子QSでは日本の松田詩野が優勝。男子では岩見天獅が準優勝、LQSで田岡なつみが優勝するなど日本勢が大活躍した。

 

西慶司郎 WSL / Tim Hain

 

ラ・ウニオンの男子には、現在アジアQSランク1位の西慶司郎、2位の大音凛太、3位の安室丈、5位の加藤翔平、8位の小濃来波、9位の田中大貴、10位の岩見天獅、東京オリンピック日本代表で現在11位の大原洋人、小栗碧壬、岡村晃友、矢作紋乃丞、太田拓杜、金沢呂偉、井上鷹がエントリー。

 

野中美波(JPN)Credit: WSL / Tom Bennet

 

女子は、アジアQSランキングトップの脇田紗良、2位の松岡亜音、3位の都築虹帆、4位の野中美波、東京オリンピック銅メダルで8位の都筑有夢路、佐藤李、中塩佳那、ロングボードの井上楓と桜、スカイ・ブラウンもエントリー。

 

LQSでは、日本が世界に誇るチャンピオン浜瀬海をはじめ、WLTに出場する井上鷹、秋本祥坪、塚本将也、増山翔太、瀬尾亮一、佐藤広、牧野大敬、土屋貴洋、菊池里騎、石川拳大がクレジット。LQS女子は、昨年のイベント優勝者でWLT選手の田岡なつみ、6XJPSAグランドチャンピオンの吉川広夏、井上楓、桜らが参戦予定。

 

 

WSLフィリピン・レッグ第2戦となるQS3000バレアー・インターナショナル・プロには、ラ・ウニオンからそのまま選手が移動する形。

ラウニオンと同様に、バレアー・プロではQS 3,000イベントとLQS 1,000イベントが開催され、世界中のショートボーダーとロングボーダーがサバンビーチの複数のピークに挑戦する。

 

 

男子は伊東李安琉がバレアーから参加。西慶司郎、安室丈、大音凛太、大原洋人、加藤翔平、小濃来波、田中大貴、岩見天獅、小栗碧壬、岡村晃友、矢作紋乃丞、太田拓杜、金沢呂偉、井上鷹がエントリー。女子は、脇田紗良、都築虹帆、野中美波、都筑有夢路、佐藤李、中塩佳那、井上楓と桜が出場。

 

LQSでは、浜瀬海、井上鷹、秋本祥坪、増山翔太、瀬尾亮一、佐藤広、牧野大敬、土屋貴洋、菊池里騎、石川拳大がクレジット。LQS女子は、田岡なつみ、吉川広夏、井上楓、桜が参戦予定。

 

 

アジアから男子6名、女子4名が2024年チャレンジャーシリーズ出場権。

 

 

2024 CSクオリファイは、アジアからは男子6名、女子4名が2024年チャレンジャーシリーズに出場。

その内訳は男子がリージョナルQSランキング上位5名+リージョナル・ワイルドカード1名、女子はリージョナルQSランキング上位3名+リージョナル・ワイルドカード1名 。

2023/24シーズンのQSでは、2023年4月から2024年3月までに開催されたイベントのトップ5がカウントされる。試合は残り4戦だ。

 

毎年シャルガオ島で開催されるクラウド9・インターナショナル・サーフィン・カップは、バレル・ライディングのマスタークラスで、2014年以来、WSLの一貫した開催地となっている。それに加え、ラウニオンとバレアーが10年後のイベントカレンダーに加わったことで、フィリピンのサーフィン・ツーリズムの門は大きく開き始めている。

 

 

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。