速報!吉川広夏が2017年以来のLQS優勝。ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ・ロングボードLQS大会最終日

ウルビズント・ビーチ、サンフアン、ラ・ウニオン、フィリピン(2025年1月22日水曜日)2025年のLQSイベント第1戦となる「ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ・ロングボード」が終了し、日本の吉川広夏が優勝した。

モナリザ・ポイント WSL / Guzman

 

 

風もなくクリーンなコンディションで行われたファイナルでは、田岡なつみとのジャパニーズファイナルを戦った吉川広夏。

 

スタートから7.17と6.17というハイスコアを連続してマークして、田岡にプレッシャーをかける。その美しいノーズライディングもさることながら、エンドセクションのビッグリエントリーが印象的だった今回の吉川。

 

吉川広夏 WSL / Guzman

 

ヒート後半には長いハングファイブからカービングターンのコンビネーションでバックアップを7.10に塗り替えてリードをキープ。最後まで追い上げる田岡の攻撃を振り切り、見事勝利を掴んだ。

 

ラ・ウニオンでは今回3度目のWSLイベントに挑んだ吉川広夏。これまで2度準優勝と優勝を逃してきただけに、ようやく掴んだ勝利に嬉しさが込み上げて涙を見せた。

 

セミファイナルでは、昨年のイベント・ウィナーである井上楓(JPN)を破った吉川は、ファイナルでは長年のライバルであり、この大会では優勝経験もあるWSLロングボード世界ランキング5位の田岡なつみ(JPN)を破り、2017年に御宿で行われたWSLイベント以来のLQS優勝を手にした。これで吉川はWSLアジア2024/2025 ウイメンズロングボードツアー・ランキング でトップとなった。

 

 

「ファイナルは、クリーンコンディションだったので楽しもうと思っていました。いい波が自分のところに来てくれて本当にラッキーでした。本当に信じられません。リーシュを使わずに自分らしいサーフィンができるようにと思っていました。

田岡選手も強くて良いサーフィンをするので、自分も精一杯のサーフィンできるよう頑張りました。優勝できて本当に良かったです。応援してくれた皆さん本当にありがとうございました。」

 

 

 

ラウニオンで優勝候補の筆頭であるイベント第1シードの田岡なつみ(JPN)は、女子SFで2ウェイブ・トータル16.16という最高得点をスコアして、その実力を示した。 田岡は、いつも通りスタイリッシュで、自信に満ちた演技で、波のクリティカルなセクションを攻め、パーフェクトなスタートを目指したが惜しくも2位でフィニッシュとなった。

 

 

田岡なつみ(JPN)
田岡なつみ(JPN)
ロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)

 

男子では、地元のレジェンドであり、現在WSLロングボード世界ランキング4位のロジェリオ・ジェイ・アール・エスキヴェル(PHL)が際立ったパフォーマンスを見せ、他を圧倒。エスキヴェルのスキルと経験が発揮され、ホームイベントで連覇を決めた。

 

 

井上楓
秋本祥坪 WSL
井上桜
塚本将也

La Union International Pro LQS

Heat Draw:
https://www.worldsurfleague.com/events/2025/lt/353/la-union-international-pro-lqs/results