2024年パリ五輪・パラリンピック組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は、タヒチのチョープーで開催されるサーフィン競技のジャッジタワー建設を予定通り進めると語った。
エスタンゲ会長の発言は、先日に発表された国際サーフィン連盟(ISA)の声明を受けたもので、ISAは物議を醸しているタワーの建設を「支持しない」と言い、陸上や海上、ドローンからのライブ映像での採点など、いくつかの代替案を提示した。
しかしエスタンゲ氏は組織委員会本部で行われた年末記者会見で「地元では建設作業を予定通り開始することが満場一致で決定しており、われわれはそれを支持する」と言った。
また、ISAが提示した代替案を否定し、それらは検討されたが不十分であることが判明したと言った。「いくつかの面で実現不可能とジャッジされた。映像の撮影という技術的な面だけでなく、セキュリティー面でも多くの問題がある。」とエスタンゲ会長は言った。
ポリネシアのモエタイ・ブロテルソン行政長官は、来年5月13日までにジャッジ・タワーを完成し、五輪前に行われるワールドサーフリーグのCTイベントSHISEIDO Tahiti Proに間に合わせる予定だ。
抗議は続くのだろうか? 今後も注目していきたい。