マノクワリ、西パプア、インドネシア(2023年12月3日日曜日)記念すべき第1回大会となるワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)1000マノクワリ・プロで、中塩佳那(JPN)と金沢呂偉(JPN)が優勝。
インドネシア、西パプアのアンバン・ビーチは2~3フィートの素晴らしいグラッシー・コンディションとなり、5日間にわたる素晴らしいコンペティションのフィナーレを飾った。
女子のファイナルでは、中塩佳那(JPN)がライバルである川瀬心那(JPN)と再びQSファイナルで対戦。フォアハンドの中塩とバックハンドの川瀬がハイパフォーマンスを披露した。
序盤から中塩がリードを奪い、川瀬に追い上げを強いる展開となり、両者ともビッグボトム・ターンやリップでのパワフルなクラックなど、パワーとフローをコンビネーション。中塩がベストウェイブを見つけ、ビッグスコアを叩き出し、2ウェイブ・トータルを14.83(20点満点)で2度目のファイナルで勝利し、ジュニアとのW優勝を飾った。
「昨日のプロジュニアで優勝して、今日のQSで優勝するなんて、本当に素晴らしいです。」と中塩が言った。「セミファイナルでは危うく敗退するところでしたが、最後の最後でスコアが出ました。ここはとても素晴らしい波で、素晴らしい場所です。マノクワリに参戦しに来て本当に良かったです。」今日の優勝で、中塩はQSアジアランキング5位をキープした。
男子ファイナルでは、日本の金沢呂偉(JPN)とインドネシアのダニー・ウィディアント(INA)が対戦。
金沢は素早いスタートでエアーに持ち込み6.33をマークしてトップに立つと、ウィディアントはプライオリティーを活かしてセットウェイブを辛抱強く待った。
チャンスを得たウィディアントだったが、珍しくエアリバースに失敗、次のチャンスではターンで7.27をスコア。 約15分間の沈黙が続いたが、勝負は最後の1分間に。
6.30のスコアが必要なウィディアントがテイクオフし、さらにエアリバースをパントし、ターンで6.50をスコアして一時リードを奪うが、金沢はセットの2ウェイブ目でレフトにテイクオフし、バックハンドのターンを連発して7.50をスコアして再びリード。金沢は2ウェイブ・トータルを14.50、ウィディアントの13.77でフィニッシュ。金沢が大逆転でQS初優勝を手に入れた。
「QS初優勝なので、本当に嬉しいです。」と金沢が言った。 「ダニーはとても良いサーファーなので、このファイナルはとても緊張しました。優勝するためには、エアとターンをしなければならないと思っていました。そして、リードしているときにも長い沈黙があって、よりナーバスになりました。 最後の1分でレフトを取れたときは、すべてを出し切らなければいけないと思いました。最高な時間を過ごすことができました。ここマノクワリが大好きです。」
男子優勝:金沢呂偉 2位:ダニー・ウィディアント(INA)
3位:プトラ・ヘルマワン(INA)、ヴァルン・タンジュン(INA)
女子優勝:中塩佳那 2位:川瀬心那
3位:ジャスミン・スチューダー(INA)、シンタ・ハンセル(INA)
2023 Manokwari Pro QS 1000 and Pro Juniorは、2023年11月29日から12月3日までインドネシア、西パプアのアンバンビーチで開催されます。イベントの詳細やライブ観戦は、www.worldsurfleauge.com にアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/211/manokwari-pro/main
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