ブラジル、リオデジャネイロ – 2023年12月2日
2023年ISAワールド・サーフィン・チャンピオンシップ(WJSC)が閉幕し、ブラジルがチーム・ワールド・チャンピオンとなり金メダルを獲得。閉会式が開催される前にはISAを象徴する国別のタッグチームによるアロハカップが行われた。
WJSCの他のどのパートよりも、ISAのスピリットが示されるのがアロハカップのチームリレーイベント。これは、前回のISA WJSCの上位8チームから男子2名、女子2名がそれぞれ3本の波を45分間のヒートで掴み、トップ2スコアが総合スコアとして加算される。
8チームが4チームごとに分かれて2つのセミファイナルでファイナリストが決定。スペイン、日本、オーストラリア、ハワイの4チームがファイナル進出を決めた。
渡邉壱孔(JPN)とハーレー・ウォルターズ(AUS)が最初の3分間で流れを作り、渡邉が8.00、ウォルターズが9.17というこの日のシングルウェイブの最高得点をマーク。
しかし、スペインのハンス・オドリオゾラ(ESP)に対するウォルターズの序盤のインターフェアーにより、オーストラリアはトータルスコアから5ポイントが減点。これが最後まで響きオーストラリアは後退することに。
日本はファイナルを終始コントロールする形となり、2017年以来のWJSCアロハカップの金メダルを獲得した。
波乗りジャパンは、U18女子金メダリストの松岡亜音、U18男子銅メダリストの岩見天獅、2022女子U16銅メダリストの池田美来、渡邉壱孔でチームを構成。
「優勝できて本当に嬉しいです。」と言った松岡。「アロハカップに参加するのはみんな初めてですが、小さな波がまるで日本のようでした。この喜びをみんなに、日本のみんなに分かち合いたいです」。
松岡と岩見は、シエラ・カー(AUS)とともに、今年のWJSCで最多のメダルを獲得、 個人メダル、団体メダル、そしてアロハカップの合計3つのメダルを獲得した。
ISA会長フェルナンド・アギーレが言った:「ブラジル、CBSurf、そしてその会長であるサーフィンのレジェンド、テコ・パダラッツに敬意を表します。(フラビオことテコ・パダラッツは、ネコとともにブラジリアン・ストームがブラジルを頂点に押し上げる前、世界的に成功したブラジリアン・サーファーだった)
私たちは素晴らしい時間を過ごし、新しい友とつながりました。リオデジャネイロの素晴らしい食事と雰囲気、天候、波、温かい海を満喫することができました。またすぐにISA世界選手権でブラジルに戻ってくるのを楽しみにしています。
「私たちは本当に幸せです。大会は素晴らしかったです。良い波に恵まれ、信じられないようなパフォーマンスを披露し、最高の選手が優勝しました。
「この大会に出場したサーファーの何人かは、2月にプエルトリコで開催されるワールド・サーフィンゲームスに出場します。また、2024年パリ大会に出場するため、7月にチョープーで開催される大会に出場する選手もいます。
“チーム・チャンピオンシップ・トロフィーを獲得したチーム世界チャンピオン、チーム・ブラジル、改めておめでとう”
結果
チームランキング
金メダル:ブラジル
銀メダル :アメリカ
銅メダル:日本
カッパー:オーストラリア
女子U/18
金メダル: 松岡亜音(JPN)
銀メダル:コハイ・フィエロ(TAH)
銅メダル:カンデラリア・レサノ(NCA)
カッパー :ゾーイ・チェイト(USA)
男子U/18
金メダル:ライアン・カイナロ(BRA)
銀メダル:フランシスコ・オルドンハス(POR)
銅メダル:カイ・オドリオゾラ(ESP)
カッパー:岩見天獅(JPN)
女子U/16
金メダル:シエラ・カー(AUS)
銀メダル:ラネア・モンズ(USA)
銅メダル:エデン・ワラ(USA)
カッパー:クレマンス・ショルシュ(FRA)
男子U/16
金メダル:ハンス・オドリオゾラ(ESP)
銀メダル:ルーカス・スキナー(ENG)
銅メダル:ギルヘルム・レモス(BRA)
カッパー:ライアン・コエーリョ(BRA)
2023 ISA World Junior Surfing Championship
■NAMINORI JAPAN日本代表
アンダ−18女子
松岡 亜音 金メダル
佐藤 李 19位
庄司 莉花 37位
アンダー18男子
岩見 天獅 4位カッパーメダル
渡邉 壱孔 5位
小濃 来波 33位
アンダー16男子
岡野 漣 5位
小野 里弦 13位
髙井 汰朗 25位
アンダ−16女子
池田 美来 13位
鈴木 莉珠 19位
登坂 祐妃 37位