波乗りジャパンは暫定4位。ISAワールド・ジュニア・サーフィン・チャンピオンシップ大会5日目。

松岡亜音 Credit: ISA / Sean Evans

ブラジル、リオデジャネイロ – 2023年11月29日

2023年ISAワールド・ジュニア・チャンピオンシップ(WJSC)5日目。スウェルが下がり、敗者復活ラウンドがなくなり、全ヒートがストレート・イリミネーションとなったこの大会。そのプレッシャーが大きくなる中でも、優勝候補の選手たちは一歩も譲らず、その強さを見事に証明し勝ち進んだ。

 

この日、負けなしの完全な形でスタートしたのは5チーム; オーストラリア、USA、日本、ブラジル、そしてディフェンディングチャンピオンのハワイ。しかし1時間も経たないうちに各チームとも最初のサーファーが脱落し、1日の終わりにはオーストラリアがフランス、ブラジル、日本、USAを抑えてトップに立った。

 

大会も終盤に差し掛かり、選手たちの疲れも見え始める頃。コンディションが厳しい中で日本チームも踏ん張りどころだ。がんばれ!日本!

 

チームオーストラリア Credit: ISA / Pablo Jimenez


チーム・オーストラリアは、力強いスタートを切り、シエラ・カーとアイラ・ハパッツは、ガールズU16で再び安定した演技を披露。ボーイズU16ではフレッチャー・ケレハーが、ボーイズU18ではレニックス・スミスが活躍した。

 

また今日最初のエクセレントスコアが出たのは第14ヒートで、ウィーラー・ハスバーグ(カナダ)は、厳しいコンディションの中でも力強いフィニッシュで8.50を獲得した。

 

松岡亜音 Credit: ISA / Pablo Franco

著しくサイズダウンするコンテスト会場。第1会場では女子アンダー18のR3、男子アンダー16のR3、第2会場では、男子アンダー18のR3、女子アンダー16のR3が行われた。

 

予定されていた女子アンダー18のR4、男子アンダー16のR4、男子子アンダー18のR4、女子アンダー16のR4、女子アンダー16のR3ヒート11と12はコンディション不良のため明日以降に行うこととなった。

 

庄司莉花 photo:nsa

 

ガールズU18ラウンド3の H1で庄司莉花は、スタートから3.00をスコア。フォアハンドでビッグリエントリーを決めて3.17をスコアして2位をキープするも、最後に逆転されて惜しくも4位で敗退。37位でフィニッシュ。

 

松岡亜音 Credit: ISA / Jersson_Barboza
松岡亜音 Credit: ISA / Pablo Franco
松岡亜音 Credit: ISA / Sean Evans

 

絶好調で勝ち進むH10 の松岡亜音は、スタートに乗ったホローウェイブのエンドセクションを決められず。逆にブラジルの選手にスコアを揃えられたものの、3.50と1.00をロースコアで、かろうじて2位でラウンドアップし、明日につないだ。

 

佐藤李
佐藤李 Credit: ISA / Jersson_Barboza
佐藤李 Credit: ISA / Sean Evans

 

H11の佐藤李は、コーチからの少しインサイドで待てという指示を守り、レフトの波でバックハンドのビッグリエントリーを決め4.50をスコア。さらにライトの波で2つのカービングを決めて4.53を加えて1位で勝ち上がった。「リパチャージがなくなって、チャンスがなくなったので緊張していました。」とコメント。

 

髙井汰朗
髙井汰朗 Credit: ISA / Pablo Jimenez

 

ボーイズU16ラウンド3 では、H7の髙井汰朗は、「最初からいいの決めれたらなと考えていた」と言う通り、スタートからソリッドな2ターンコンボで4.17をスコア。続けてバックハンドでビッグリエントリーを決めて5.17をスコア。圧倒的な強さで勝ち上がった。

 

小野里弦 Credit: ISA / Sean Evans

 

H9小野里弦は、ブローテールリバースなどを見せ5.10をスコア。2.33でバックアップして2位でラウンドアップ。

 

岡野漣 photo:nsa

H10岡野漣は、スタートからスタイリッシュなフォアハンドで4.67をスコア。続けてバックハンドで3.33をスコアしてヒートをリード。後半にハワイのタイガー・アブボに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。

 

渡邉壱孔 Credit: ISA / Jersson_Barboza

ボーイズU18ラウンド3では、渡邉壱孔がH8に登場して、スタートから6.50をスコア。バックアップ4.17を揃えて1位でラウンドアップ。

 

小濃来波 Credit: ISA / Sean Evans
小濃来波 Credit: ISA / Jersson_Barboza
岩見天獅  Credit: ISA / Pablo Franco

小濃来波がH9に登場。僅差のクロスヒートとなり、惜しくも3位で敗退し今大会33位でフィニッシュ。岩見天獅はH10に登場。ハワイのジャクソン・ドリアンらとのクロスヒートとなり、僅差で2位となり見事ラウンド4へ勝ち上がった。

 

登坂祐妃 photo:nsa
鈴木莉珠 Credit: ISA / Jersson Barboza

 

ガールズU16ラウンド3では、H1の登坂祐妃は3.70と1.53をスコアするも惜しくも4位で敗退。37位でフィニッシュ。鈴木莉珠 はH10に登場。2位でラウンド4へ勝ち進んだ。

H11池田美来のヒートはコンディション不良で明日以降へ繰り越しとなった。

 

2023 WJSC大会6日目は、明日現地時間の午前7時30分にネクストコール、日本時間19時30分。U18、U16男女共R4、R5が行われる。がんばれ!日本!

 

第1会場では女子アンダー16のR3ヒート11と12、男子アンダー18のR4、女子アンダー16のR4、男子アンダー18のR5、女子アンダー16のR5。

第2会場では、女子アンダー18のR4、男子アンダー16のR4、女子アンダー18のR5、男子アンダー16のR5が行われる予定。

 

2023 ISA World Junior Surfing Championship

 

■NAMINORI JAPAN日本代表

アンダー16男子

髙井 汰朗  MAIN ROUND 4 H3
岡野 漣   MAIN ROUND 4 H5
小野 里弦  MAIN ROUND 4 H6

アンダ−16女子

登坂 祐妃  37位
鈴木 莉珠  MAIN ROUND 4 H5
池田 美来  MAIN ROUND 3 H11

 

アンダー18男子

渡邉 壱孔  MAIN ROUND 4 H4
小濃 来波  33位
岩見 天獅  MAIN ROUND 4 H5

アンダ−18女子

庄司 莉花  37位
松岡 亜音  MAIN ROUND 4 H5
佐藤 李   MAIN ROUND 4 H5

 

 

大会期間中は下記にて随時経過や結果が更新されます。