ジェネラル・ルナ、シャルガオ、フィリピン(2023年10月31日火曜日)ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)3000イベントの「シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップ」はファイナル・デーの舞台が整った。
大会6日目にしてクラウド9は、パーフェクトな2~3フィートのスーパークリーンな波で男子と女子のセミファイナル進出者が決定した。
クオーターファイナルで圧勝し、セミファイナル進出を決めたフィリピーノデュオ、ニルビー・ブランカダとジョン・マーク・トコン。明日のセミファイナルでは、ブランカダは、このイベントの注目株であり、天才的な才能を持つスカイ・ブラウン、そしてトコンは日本の加藤翔平と対戦する。
男子のセミファイナルのオープニング・ヒートでは、今大会で絶好調ののケトゥ・アグス(INA)が安室丈(JPN)とクラウド9で直接対決。
現在WSLアジア・リージョナル・ランキング・リーダーである松岡亜音(JPN)は、2024 WSLチャレンジャー・シリーズのスポットに近づくため、同じ日本人コンペティターで2023フォーム・サーファーの中塩佳那(JPN)と対戦する。
本日は、男子ラウンドオブ16からスタート。
H1では金沢呂偉がケトゥ・アグス、ロバート・マガルナ、ジャユアード・アルシソと対戦。ヒート前半リードした金沢だったが、後半逆転されて2位へ。さらに終盤3位に転落して悔しい敗退となった。
H2は日本人ヒートで、安室丈、黒川 楓海都、岩見天獅、太田拓杜が対戦。スローな展開ながら安室がリード。3名による激しい2位争いの展開となり、終了間際に太田が大逆転。4位から2位にアップしてQFヘ進んだ。
H3では、伊東李安琉、加藤翔平がノア・アークフェルド、エドゥアルド・アルシソと対戦。「ハードなスケジュールでここに来たんですけど、すごく波も良くて、自分の大好きな波」という加藤が高さのあるエアリバースをメイクして6.25 をスコアし、バックアップを4.30として1位でラウンドアップ。伊東は好調なのだが技を決めきれずに4位で敗退となった。
H4では、宮城和真がジョン・マーク・トコン、キアン ・マーティン、ピソ・アルカラと対戦。残り10分までノーライドだったトコンが、一気に巻き返しトップ。宮城は惜しくも4位で敗退となった。
続けて行われた女子クオーターファイナルのH1では脇田紗良がスカイ・ブラウンと対戦。 スローな展開の中で後半に5.75をスコアした脇田。パワフルなバックハンド・サーフィンで応戦するスカイも5.00をスコア。
残り10分を切ってようやく2本目の波を掴んだ脇田は4.80をスコアして逆転。しかし終了間際にスカイが再び逆転。脇田は惜しくもここで敗退となり、5位でフィニッシュとなった。
H2では池田美来が強敵ローカルのニルビー・ブランカダと対戦。ニルビーがスタートから高得点を立て続けにスコア。引き離される池田だったが、その後チャージを繰り返し、追い上げる。しかし、波を知り尽くしたニルビーは強く、池田はここで敗退となった。
H3では佐藤 李と松岡亜音が対戦。佐藤がスタートから5.00をスコアしてヒートをリードする。一方、松岡はオープニングウェイブで4.25をスコアしたまま後半戦に。
残り10分を切って松岡は掘れ上がる素晴らしい波を掴み、ソリッドなターンを繰り出し6.00をスコアして逆転。さらに終了間際に7.50をスコア。リードを広げて松岡がラウンドアップを決めた。
H4では中塩 佳那がトゥルー・スターリングと対戦。中塩はスタートから的確なウェイブセレクションを見せ、クリティカルなビッグターンをメイクして、4.85 と 4.25をスコアしてヒートをリード。そのままリードを保ったまま中塩がセミファイナルへ勝ち進んだ。
その後に男子クオーターも行われ、太田拓杜がケトゥ・アグス(INA)に敗れ、安室丈と加藤翔平がセミファイナルへと駒を進めている。
Siargao International Surfing Cup
オフィシャルサイト:
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/185/siargao-international-surfing-cup/main