8月に入り、暑さも本番。「第4回なみのり甲子園」が千葉県一宮町の釣ヶ先海岸(志田下)で開催。選手のエントリー人数は104名。今年は先週まで行われた「CHIBA ICHINOMIYA OPEN」と同じ形式で、ヒート時間20分、マキシマムウェイブ無し、4マンプライオリティーとして試合を進行。シニアと同じフォーマットでやるために2日開催とした。
カテゴリーは男子が高校生クラス、中学生クラス、小学生クラスの3クラス。女子は中学生・高校生クラス、小学生クラスの2クラスで、合計5カテゴリー。参加選手の出身も千葉県だけでなく、他県からの多くの学生も駆けつけた。
この大会は2018年に高校生サーファー日本一を決める大会として「なみのり甲子園 第1回全国高等学校サーフィン選手権」としてスタート。最初の参加資格は高校に在学中の全国の高校生。スペシャルクラス、一般クラスとレディースクラスがの3クラスで開催した。
その後、2020年からコロナ禍で大会が無くなり、 選手は日々の練習の成果を発揮する機会を無くすことになる。そこで、未来のある学生サーファーたちに向けて、自分の力を試す場所を作るために高校生だけでなく、小中学生にも枠を広げ、現在の形になった。
初日は男子高校生クラスを除く、各クラスのR-1を消化。女子の中高生クラスはR-2までを行いDAY-1のスケジュールを終了。ライブはスコアのみを配信。MCの結果を聞き逃しても、すぐに携帯端末でチェックできるシステムとなっている。
今日のDAY-1のコンディション。会場は朝から日差しが降り注ぐ。朝はサイドオフで波のサイズはハラムネ、セットでカタ。奥のキレメからのライト狙いで大会はスタート。
男子・中学生クラス。このクラスでは強矢凛太郎が初っ端からパワフルな演技で 6.83、6.27ポイント、トータル13.10ポイントとしてハイエストを叩き出してラウンドアップ。
プロとして一人参加の岡野漣。先週の「 チャレンジカップ」U-16優勝勢いそのまま、落ち着いた試合運びで1位通過。それに続いて、和氣堆人、宇野雅志、松野太郎、鈴木慈英らも明日へ駒を進めた。
男子・小学生クラス。こちらも先週の「 チャレンジカップ」の決勝メンバーだった石塚樹、田邉大成、飯田翔斗、石井芯磨に加え、浦山裡央、飯田夕惺、原田海真、宇野雅晴らが勝ち上がる結果。
このクラスのハイエストは飯田翔斗。セットの波で2発当て込んでフローター気味に着地。これにエクセレントの8.67ポイントが出て、トータル14.67ポイント。これが今大会全体のハイエスト。
続いて女子の中学生・高校生クラス。朝イチの上げから昼に引きいっぱいに変化。引くとワイドで速い波。すぐに当てにいかないと崩れてしまう。キレた波を上手くつかんだ選手が勝ち上がる結果となった。
このクラスはR-2まで行い、清水ひなの、ひなた姉妹に、プロの松野杏莉、先週の大会で準優勝の石井有沙、登坂祐妃、髙橋莉衣奈、草深心虹、馬場心の8人がセミファイナルに進出。
その馬場心はR-1で7.50、4.17で、トータル 11.67ポイントとして、このクラスで一人10点超えで存在をアピール。
女子・小学生クラス。こちらは引きいっぱいで、ダンパーの速い波に選手全員が一苦労。テイクオフもままならない、1発のみの演技の繰り返しとなった。それでも果敢に攻めた古橋都瑚、川瀬心那の妹の川瀬煌渚、武藤琉夏、鈴木萌々葉の4人が明日のファイナルへ。
明日は大会最終日。朝の6時にファーストコール。6時30分に試合がスタート予定。
スケジュールは下記。
https://liveheats.com/events/154487/schedule
各クラスのヒート組、ライブスコアは下記。
https://liveheats.com/events/154487
「CHIBA ICHINOMIYA OPEN」で使用したジャッジブースをそのまま使用。高さがあるので、インサイドまで演技全体を見逃さずに採点できる。
ビーチマーシャルは中塩佳那プロと北川茉莉子さんが担当。負けた選手はここで豪華景品(バッグ、デッキパッチ、キーケースなど)が当たるくじ引きに挑戦できる特典付き。
この大会の会場MCは、今年も蛸優樹と田中英義の名コンビ。2人とも声が通るから聞きやすい。
午前中は突堤の先の奥(キレメ)を取り合う場面も多々見られた。
会場ではワンワールドから日焼け止めの「VERTRA」が出店。試し塗りができる試供品も展示。
今年も「Nimo-Burger」が美味しいハンバーガーを提供。ぜひご賞味あれ。
ライブスコア:
https://liveheats.com/events/154487
なみのり甲子園 公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/naminori.kousien/