五十嵐カノアがラウンドオブ64を1位通過。ハウシュマンが早くもCT入り確定。USオープン3日目

ハンティントン・ビーチ、カリフォルニア、USA(2023年7月31日月曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2023年チャレンジャー・シリーズの第4戦「Wallex USオープン・オブ・サーフィン Presented by Pacifico」は大会3日目。

 

 

3~4スウェルのコンディションの中、トップシード選手が登場するラウンドオブ64がスタート。本日は女子のチャレンジャーシリーズと、2023年ロングボード・ツアーの第1戦「ハンティントン・ビーチ・ロングボード・クラシック」はオフとなった。

 

ラウンドオブ64のヒート1には、元CTコンペティターで現在チャレンジャーシリーズNo.6のサミュエル・プポ(BRA)が登場。彼は、ジョーガン・クーズネット(FRA)、新鋭ガティエン・デラヘイ(FRA)、オアフ島ノースショアのシオン・クロフォード(HAW)と対戦。見事トップでラウンドアップ。

 

コール・ハウシュマン(USA): © WSL / Morris

 

また現在チャレンジャー・シリーズNo.1のコール・ハウシュマン(USA)は、ラウンドオブ64ヒート3で、同じ南カリフォルニアの注目株ノーラン・ラポザ(USA)、元CTコンペティターのルッカ・メシナス(PER)、ニュージーランドのテ・ケフケフ・バトラーと対戦。

 

カリフォルニア州サンクレメンテのコール・ハウシュマン(USA)は、2023年チャレンジャーシリーズを通して圧倒的な強さを見せており、本日、2024年チャンピオンシップ・ツアー(CT)への出場権を正式に獲得。ハウシュマンは、シドニーとバリートでのチャレンジャー・シリーズで連勝し、このイベントに臨んでいた。

 

コール・ハウシュマン(USA)© WSL / Nolan

 

「クオリファイしたなんて現実味がないです。ただ落ち着いて、その瞬間に集中するようにしています」とハウシュマン。

「ハードワークが報われた感じです。昨年は最もハードな1年でしたが、すべてのことには理由があります。ここで友人や家族と一緒にやれることに興奮しています。この場所でクオリファイを決められて最高です」。

 

今回出場予定となっていた世界チャンピオンのフィリッペ・トリード(BRA)はUSオープン出場を辞退。彼に代わって、北米の強豪、ジョン・メル(USA)がラウンドオブ64のHEAT 8に登場するも敗退となった。

 

また、現在チャレンジャー・シリーズNo.2のジェイコブ・ウィルコックス(AUS)もトップ通過、南カリフォルニアのCTクオリファイ期待のケイド・マトソン(USA)は惜しくも敗退、ジェット・シリング(USA)とクロスビー・コラピント(USA)、ディフェンディング・イベントチャンプのイズキール・ラウ(HAW)も勝ち上がった。

 

 

USオープン・オブ・サーフィンを2度制したカノア五十嵐(JPN)はヒート16で、ブラジルのデヴィッド・シルバ、オーストラリアのジョーダン・ローラー、フランスのマルコ・ミニョと対戦。

 

 

五十嵐はスタートから6.33をスコア。後半にバックハンドでバックアップ5.57をスコアして1位でラウンドアップを決めた。

 

カノアは、ラウンドオブ32でヒート8でナット・ヤング(USA)、レオ・カサール(BRA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)と対戦する。がんばれ! 五十嵐カノア!

 

 

明日の大会は、ハンティントンビーチ・ロングボード・クラシック女子と男子のエリミネーション・ラウンドが行われる模様。競技開始は現地時間の午前8時5分。

 

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

ウォレックスUSオープン・オブ・サーフィン Presented by Pacifico Men’s Round of 64 結果:
HEAT 1:サミュエル・プポ(BRA)12.27 DEF. シオン・クロフォード(HAW)11.13、ジョーガン・クズネット(FRA)9.57、ガティエン・デラヘイ(FRA)8.97
HEAT 2:モーガン・シビリック(AUS)12.67 DEF. リーフ・ヘイズルウッド(AUS)9.60、ディラン・モフィット(AUS)9.17、ジョッシュ・フォークナー(RSA)7.40
HEAT 3: コール・ハウシュマン(USA)12.66 DEF. ノーラン・ラポザ(USA)11.60、テ・ケフケフ・バトラー(NZL)11.26、ルッカ・メシナス(PER)10.57
HEAT 4:ジャクソン・ベイカー(AUS)12.77 DEF. ジョエル・ヴォーン(AUS)11.20、ブロディ・セール(HAW)10.64、カラニ・ボール(AUS)10.57
HEAT 5:イアン・ゴウベイア(BRA)11.44 DEF. マイケル・ロドリゲス(BRA)10.43、ケイド・マトソン(USA)8.93、ジャスティン・ベクレ(FRA)8.77
HEAT 6:ジェット・シリング(USA)12.93 DEF. コナー・コフィン(USA)10.50、マキシム・フスナット(FRA)10.13、ジャベ・スウィエルコッキ(USA)9.74
HEAT 7:ルーク・トンプソン(RSA)12.60 DEF. イズキール・ラウ(HAW)11.44、アディン・マセンキャンプ(RSA)11.37、コロヘ・アンディーノ(USA)9.50
HEAT 8:クロスビー・コラピント(USA)15.67 DEF. マテウス・ハーディ(BRA)11.23、ジョン・メル(USA)11.03、マイケル・ダンフィ(USA)10.40
HEAT 9:カウリ・ヴァースト(FRA)14.60 DEF. ラファエル・テイシェイラ(BRA)10.73、ティモシー・ビッソ(FRA)10.17、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)8.23
HEAT 10:イーライ・ハネマン(HAW)13.56 DEF. ジョアン・ドゥル(FRA)12.60、フレデリコ・モライス(POR)11.26、ジャービス・アール(AUS)10.83
HEAT 11:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)12.77 DEF. アリスター・レジナート(AUS)11.37、エドガード・グロッジア(BRA)10.63、マーロン・ハリソン(AUS)8.56
HEAT 12:ジェイク・マーシャル(USA)13.60 DEF. シェルドン・シムカス(AUS)12.07、キアヌ・アシン(HAW)11.53、エイサン・オズボーン(USA)7.36
HEAT 13:ジョージ・ピター(AUS)16.43 DEF. ナット・ヤング(USA)13.74、マイキー・マクドナー(AUS)12.36、ルーカス・シルヴェイラ(BRA)12.30
HEAT 14:イマイカラニ・デヴォルト(HAW)13.53 DEF. レオ・カサール(BRA)10.10、アレホ・ムニーツ(BRA)9.67、ジャクソン・バンチ(HAW)8.20
HEAT 15:ジャドソン・アンドレ(BRA)14.03 DEF. カルロス・ムニョス(CRC)12.30、ミゲル・トゥデラ(PER)12.07、ティアゴ・カリケ(FRA)11.03
HEAT 16:五十嵐カノア(JPN)11.90 DEF. デビッド・シルヴァ(BRA)11.67、ジョーダン・ローラー(AUS)10.64、マルコ・ミニョ(FRA)10.44

ウォレックスUSオープン・オブ・サーフィン Presented by Pacifico 男子ラウンドオブ32のマッチアップ:
HEAT 1:サミュエル・プポ(BRA)対モーガン・シビリック(AUS)対ノーラン・ラポーザ(USA)対ジョエル・ヴォーン(AUS)
HEAT 2:シオン・クロフォード(HAW) vs リーフ・ヘイズルウッド(AUS) vs コール・ハウシュマン(USA) vs ジャクソン・ベイカー(AUS)
HEAT 3:イアン・ゴウベイア(BRA)対ジェット・シリング(USA)対イズキール・ラウ(HAW)対マテウス・ハーディ(BRA)
HEAT 4:マイケル・ロドリゲス(BRA)対コナー・コフィン(USA)対ルーク・トンプソン(RSA)対クロスビー・コラピント(USA)
HEAT 5:カウリ・ヴァースト(FRA)対イーライ・ハネマン(HAW)対アリスター・レジナート(AUS)対シェルドン・シムカス(AUS)
HEAT 6:ラファエル・テイシェイラ(BRA) vs ジョアン・ドゥル(FRA) vs ジェイコブ・ウィルコックス(AUS) vs ジェイク・マーシャル(USA)
HEAT 7:ジョージ・ピター(AUS)対 イマイカラニ・デヴォルト(HAW)対 カルロス・ムニョス(CRC)対 デビッド・シルバ(BRA)
HEAT 8:ナット・ヤング(USA) vs レオ・カサール(BRA) vs ジャドソン・アンドレ(BRA) vs 五十嵐カノア(JPN)

 

イベント・オフィシャルサイト:https://www.usopenofsurfing.com/

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/49/huntington-beach-longboard-classic/main