本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、エリック・ローガンCEOが退任したことを発表した。ブラジルでチャンピオンシップ・ツアーが開催中であり、Jベイが目前に迫っていることを考えると、なぜこのタイミングなのかと誰もが思う。何が起こったのか? 今のところ、WSLがなぜ突然のリーダー交代を行ったのかについての情報はないが、今後数日のうちに分かってくることにはなりそうだ。
WSLからのリリース全文は以下を参照のこと:
ロサンゼルス、カリフォルニア、USA(2023年6月29日木曜日)-本日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、CEOのエリック・ローガンが退社したことを発表した。
WSLは新たなCEOを特定するプロセスを開始し、WSLのチーフ・ピープル&パーパス・オフィサーであるエミリー・ホッファーと、チーフ・オペレーティング・オフィサー兼チーフ・リーガル・オフィサーであるボブ・ケインが共同で会社を率い、競技サーフィンのグローバル・ホームとして世界最高の波で世界最高のサーファーを見せるWSLの使命を引き続き推進する。
ホッファーとケインのリーダーシップ、そして専任のエグゼクティブ・チームにより、WSLは継続的な成功と成長に向けて良好な態勢を維持している。
リーグは、我々の仲間、アスリート、パートナーとともに、海洋保護に関わる我々の活動目的に沿って、サーフィンの世界的な競技プラットフォームを構築するという揺るぎないコミットメントを維持している。ともに競技サーフィンの進化と発展に努め、この素晴らしいスポーツの進化と進歩をプッシュしていく。
エミリー・ホッファーは2017年からWSLのチーフ・ピープル・オフィサー(CPO)を務めており、2020年にはチーフ・パーパス・オフィサーの役割も加わった.
この役割において、ホッファーは、ワールド・サーフ・リーグ、ケリー・スレーター・ウェーブ・カンパニー、そして世界中のWSLサーフ・ランチのために、すべてのピープル・プログラムとパーパス・プログラムの戦略、設計、実施を指揮している。さらに、彼女はWSL PURE(リーグの非営利財団)のエグゼクティブ・ディレクターも務めており、海洋保護についてファンを鼓舞し、教育することに専念している。
ボブ・ケインは2019年からWSLの最高執行責任者(COO)兼最高法務責任者(Legal Officer)、ケリー・スレーター・ウェーブ・カンパニーの法律顧問を務めている。この役割において、ケインは北米、中南米、ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)、アジア太平洋(APAC)にわたるWSLの運営と、スタッフおよびアスリートの健康、安全、セキュリティを監督している。また、パートナーシップ契約を含む両組織の法務部門も率いている。
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オプラ・ウィンフリー・ネットワークの元幹部であるローガンは、リーグのメディア制作を強化するため、2019年にコンテンツ部門のトップとしてWSLに加わった。WSLの前リーダーであるソフィー・ゴールドシュミットの退任に伴い、2020年1月にCEOに就任した。
CEO就任後、ローガンはWSLのコンペティション・サーキットの全面的な見直しをし、3段階のクオリフィケーション・システム、CTのミッドイヤー・カット、WSLファイナルズの創設などを手がけた。彼はまた、『アルティメット・サーファー』(ABC)や『メイク・オア・ブレイク』(Apple TV+)のような主要なテレビネットワークでのサーフィンをベースにした番組の契約を仲介することにも貢献した。
今日のニュースは、まったくショッキングなものではないが、突然の出来事のように思える。 エリックの決断だったのか、それともWSLが彼をプッシュしたのか? 彼の解雇に最後に追い討ちをかける事柄は、おそらくサーフ・ランチ・プロのジャッジ基準をめぐる3人のブラジリアン・ワールドチャンプの反乱とローガンの対応だろうと誰もが察しのつくところだ。
それにしても、何故このタイミングなのか?シーズンの真っ只中というのは、スポーツリーグのCEOが去るには奇妙なタイミングだ。イベントの真っ最中というのはほとんど前例がなく、VIVOリオプロの6日間の開催中に何か特別なことがあったに違いないと思わせる。WSLがローガンのポジションを引き継ぐ後任を用意していないという事実も、それを物語っている。
WSLは新たなCEOを決めるプロセスに入った。次は誰なのか。元プロサーファーだろうか? サーフ業界の古株か? 他のプロスポーツの元幹部か? それとも、メディア価値を向上させるために、再びテレビ関係者を探しているのだろうか? それともケリー・スレーターが競技を引退し、WSLのCEOに就任する道をエリックが作っているのだろうか?という媒体もあるようだ。
詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。