五十嵐カノアはランキング17位にアップ。コナー・オレアリーは2試合連続5位で12位へ。ベルズ大会最終日

五十嵐カノア© WSL / Ryder Sloane

ベルズビーチ、ビクトリア、オーストラリア(2023年4月11日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2023チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第4戦「第60回リップカール・プロ・ベルズビーチ Presented by Bonsoy」は本日がファイナルデーとなることが決定。

 

競技は、ウィンキ・ポップで現地時間の7時32分より、残りの男子ラウンドオブ16から開始。ラウンドオブ16とクオーターファイナルまでは、今日中に競技を終了できるよう、オーバーラップフォーマットが採用された。今朝はオンショアの風も弱く、波も2~3フィートと、ここ数日のコンディションから一転してクリーンなコンディションとなった。

 

五十嵐カノア9位で17位にランクアップ。

 

五十嵐カノア© WSL / Ryder

 

ラウンドオブ16のH8で五十嵐カノアは、グリフィン・コラピント(USA)と対戦。カノアとグリフィンはこれまでCTで1勝1敗。

 

グリフィン・コラピント© WSL / Sloane

 

ヒートは、グリフィンが後半に入るや否や、まさかの9.33をスコアして開始。9.33はちょっと高すぎるのでは?という声が出るほど、驚きのヒート展開。続けてバックアップに7.00をスコアしたグリフィンは、カノアをコンビネーションに追い込む。

 

五十嵐カノア© WSL / Sloane

 

このままでは終われないカノアは、残り時間8分、エンドセクションでテールハイのフルローテーションを決めて8.50のエクセレントをスコア。ニード7.84まで追い上げる。

 

五十嵐カノア© WSL / Sloane

 

終了間際にカノアは優先権を持ってラストウェイブをキャッチ。鋭いターンとカーヴィングでインサイドまで繋ぎ、再びエンドセクションではフルローテーション。逆転かと思ったが6.60と僅かに足らず。惜しくもここで敗退。今大会は9位でフィニッシュとなった。

 

それでもランキングを7つ上げて、17位にランクアップ。次のミッドシーズンカット前の最終戦となるマーガレットリバーに繋がる結果を残した。

 

コナー・オレアリーは2試合連続5位で12位にアップ

 

コナー・オレアリー© WSL / Sloane

 

ヒート5では、コナー・オレアリー(AUS)がジャック・ロビンソンを倒して勝ち上がった危険なワイルドカードのザビエル・ハクスタブルと対戦。

試合はスタートから果敢に攻めるコナーが、ヒート終盤にビッグセットを掴みソリッドなバックサイドハックで7.50をスコア。圧倒的な強さでクオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

 

クオーターファイナルでは、世界チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と対戦したコナー。試合はフローレンスが前半に6.50をスコアしてヒートをリード。

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© WSL / Ryder
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)© WSL / Sloane

 

じっくりと波を選んだコナーは、バックハンドの3ビッグターンで5.77をスコア。5.67でバックアップして後半戦へ。しかし終盤にフローレンスが7.67をスコアしてリードを広げて勝利。コナーは惜しくもここで敗退となった。

 

コナー・オレアリー© WSL / Sloane

 

しかし、今大会を前回のポルトガルと同じ5位でフィニッシュしたコナーは、ランキングを10上げて、12位へとランクアップ。カノア同様、ミッドシーズン・カット前の最終戦となるマーガレットリバーに繋がる結果を残した。

 

次の開催地は、ウエスタン・オーストラリア。2023年WSLチャンピオンシップ・ツアーの次の目的地は、2023年4月20日から30日までの大会ウィンドウで開催される、ウエスタン・オーストラリア・マーガレット・リバー・プロとなる。

 

 

ライブで見る

リップカールプロ・ベルズビーチの大会期間は、2023年4月4日から4月14日まで。大会は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、無料のWSLアプリでLIVE放送される予定です。詳細はWorldSurfLeague.comでご確認ください。

 

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