4月6日から13日まで JPSAの2023年開幕戦が種子島で行われる。JPSAの種子島の大会は、2019年以来の4年ぶりの開催となる。
カテゴリーはロングボード、ショートボード、シニアプロに加え、ショートボードのプロトライアル。まずは「さわかみ種子島プロ(ロングボード)」からスタート。初日となった6日は悪天候のためにオフとなり、本日、7日からキックオフとなった。
会場となった竹崎海岸は、昨日に引き続き雨が時折強く降る。オンショア強く、頭ぐらいのバラけた波が入る。ウェイティングを繰り返して、12時30分から試合がスタート。今日のスケジュールは男子のR-1と女子のR-1まで行って終了。
大潮まわりで干潮は午後1時。風がオフに回ったことで、波は落ち着きサイズもダウン。ハラムネで、セットで肩ぐらいか。これで乗りやすくなったかと思いきや、風がまわって強く吹く。
ロングは長いから板が降りていかないことで、技がかけにくい場面も。風波だったことで、思ったよりも波にパワーが無く、エンドセクションで詰まってしまう選手も見られた。
今日は張る波を見つけられた者が勝ち上がる結果となった。
今年度初の大会ということで、ジャッジのクライテリアの確認。
1。ノーズライディングとレールサーフィン
2。セクション
3。コントロール
昨年と変わらないものの、今年の「攻める」という部分が重視されるようだ。基本、レールサーフィンで、技としてノーズを入れ込む場合も厳しいセクションで行うことが高得点。バタバタしたサーフィンではなく、ちゃんとコントロールされたマニューバーであることが求められる。
今日のコンディションでは、決して乗りやすい波では無かったものの、それでも張る波を選んで、止まらないサーフィン。そして、リスクを背負って攻めた選手には評価が高かった。
今日のトータルハイエストは男女の中で、田岡なつみの17.67ポイントが最高点。さらにシングルハイエストスコアも9.17ポイントで、こちらも田岡が獲得。ノーズのかける場所もその後のマニューバーも流れる演技で文句なし。さらにハングテンで引っ張り続けるから、これにはジャッジもたまらずエクセレントをつけた。
男子のトータルハイエストは、塚本将也と榊原彩大の12.17ポイント。シングルハイエストは浜瀬海の6.50ポイントという結果。
男子はやはり浜瀬海、秋本祥坪が安定した強さを見せる。女子は田岡なつみ、吉川広夏のツートップが今年も変わらず。
明日はロングボードは最終日で決勝まで。続いてショートボードのプロトライアルがスタートする予定。
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田岡なつみ
先日、ニュージーランドの大会で優勝して、帰国したばかりの田岡。この難しいコンディションでも、いや、こういうコンディションだから燃えるのか。攻め攻めでいるものの、笑顔は絶やさず。お見事です。
浜瀬海
第1ヒートで様子見から、きちっとまとめてラウンドアップ。でも、途中からチューブの波を見つけたから、気持ちはそちらに。体をコンパクトにたたんで完璧に被ったものの、最後は潰された。「スラスターだったら抜けられたかもー」と笑顔。
今年度から選手チェックインは、選手登録カードを必ず提示することに。これを忘れるとチェックされ、3回でペナルティとなるようだ。
ロングボードのMCは安積さん、解説はマミ(河村正美)さん。今年もお世話になります。Social Hour Coffee
ハワイのマウイ島から豆を種子島に空輸。今大会では選手に無料で提供。「今年2023年はしっかりと参戦して、一番取れるように頑張ろうかと思っています。6月に世界戦の予選(WSLバリ)があるようなのでサムライ魂を見せつけられるように頑張ってきます。」2021年のグラチャン塚本 将也が意気込んだ。
今日のコンディションでスタビに乗る選手も見られた。西口 京佑は、「去年はシングルフィンに固執し過ぎて、自分の個性を見失ってしまった。スタビだろうがシングルだろうが自分のサーフィンを出していく」と開幕戦のファーストラウンドを見事1位で勝ち上がった。
フィリピン、ヌーサと日本の冬の間も精力的に活動を続けて、結果を残してきた吉川広夏、以前にもまして技のバリエーションが増え、サーフィンに対する情熱がさらにアップしている感じがする。今回はシェイパーの父親も帯同、妹の未来もラウンドアップ。
堀井哲、創兄弟も揃って勝ち上がり。
ロングボード開幕戦・ショートボードトライアル 4/8(土) スケジュール
4月8日(土)ロングボード DAY3
7:00
選手集合
MENS QF H1~H4
WOMENS SF H1~H2
MENS SF H1~H2
WOMENS FL
MENS FL
ショートボード DAY1(プロトライアル)
11:00
選手集合(男子)
ロングボード表彰式終了後START予定
MENS TR1 H1~H20
MENS TR2 H1~H10
※競技進行状況により、スケジュールが大幅に変更となる場合があります。
随時、大会会場インフォメーションボードを確認してください。
【ABEMA LIVE配信URL】
■4/6 (木) 大会1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/CVWMsrBMKfuATR
■4/7 (金) 大会2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/A2FCSQpeDQjGH5
■4/8 (土) 大会3日目
https://abema.tv/channels/world-sports-4/slots/CVWMuM3qQ1kTKm
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/