鹿児島県種子島出身のプロサーファーで元JPSAグランドチャンピオンの須田那月が現役選手を引退することを自身のSNSで発表した。
須田那月は、2011年にJPSAプロ公認を得て、JPSAツアーを回りながら、海外の試合に出場。2017年に練習中に肩を怪我して1年間コンテスト出場を断念し治療に専念、復帰後2019年にJPSAグランドチャンピオンを獲得した。
そんな彼女が引退試合として、今年3月に宮崎県日向市で行われる「whitebuffalo Hyuga pro」を選んだ。この試合は、彼女にとって、とても思い出深い大会だ。
whitebuffaloは彼女のスポンサーでもあるが、初期ライダーとして選手たちのリーダーとなり、チームを牽引したのが須田だった。そして、whitebuffaloの代表小辻氏に日本で女子のQS大会開催を懇願したのが須田那月だったのだ。
そして、2016年10月に日本のサーフィン史上初となる女子だけのQS3000が千葉で行われた。
須田那月の想いがなければ、大会開催することは出来なかったかもしれない。そんな思い出の大会で彼女の最後の勇姿を見たい。須田は最後の試合で最高のパフォーマンスを披露してくれるはずだ。頑張れ!須田那月!
「私、須田那月は今年の3月2日から開催されるWhitebuffalo Hyuga Proをもちまして現役選手を引退することを決意しました。
まず始めに、現役生活16年間をサポートしてくださったスポンサーの皆さん、その他にも本当に沢山の方々に支えて頂きました。本当に感謝しきれないくらいです。本当にありがとうございました。
プロサーファーになることを決意した11才の私が、生まれ育った種子島から今日まで日本中、世界中へ活動を続けられたこと、怪我から復帰できたこと、そして私の目標や夢をそばで暖かく、家族のように応援して頂いたスポンサーの皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
そして、私の家族のみんなは、時には家族として、時にはチームとして私のことをどんな時も一緒に苦しんで、一緒に喜んで、サポートしてくれました。
両親のおかげで「サーフィン」というスポーツに出会え、「サーフィン」を通してたくさんの出逢いや学び、成長があり私の人生はとても豊かなものになりました。
そして、1人の人間として、1人の女性として、私の人生の次のフェードへ進みます。
サーフィンを通してたくさんの人にサーフィンやスポーツの楽しみを共有したり、私の生まれ育った種子島の子供たちが夢や目標を叶えるサポートや、競技サーフィンのファンをもっと増やしていきたいと思っています。
私の競技人生で最後の試合となる「whitebuffalo Hyuga pro」では最高のパフォーマンスができるように準備していきますので、是非会場に来て頂けたら嬉しいです
須田那月
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