ウルビズトンド・ビーチ、サンファン/フィリピン(2023年1月23日月曜日)-フィリピンのロジェリオ・Jr・エスキューベル(PHL)と日本の田岡なつみ(JPN)は、ラ・ウニオン・インターナショナル・プロ・ロングボード・クオリファイ・シリーズ(LQS)イベントで勝利を収めた。
ウルビズトンドビーチは、1~2フィートのクリーンな波で素晴らしいロングボード・コンディション。QS3000は男女共オフとなった。
女子ファイナルでは、日本の吉川広夏(JPN)と田岡なつみ(JPN)が、ここ数年の国内シーンを席巻しているおなじみの舞台でバトルを繰り広げた。
この2人はここフィリピンでもその強さを発揮し、各ラウンドで大会最高得点を記録した。ファイナルは、吉川が完全にリードし、田岡がエクセレントに近いスコアを必要な一方的な展開となった。
しかし残り時間2分、プライオリティを持ったた田岡はセットの波に乗り、ポケットでのカーヴィングとピヴォット、そしてノーズライディングでエクセレントスコアを叩き出し、ヒートトータル15.55で大逆転でトップに躍り出て、見事優勝を果たした。
「この勝利はとても嬉しいです」と田岡は言った。「最後にプライオリティを持って長い時間、波を待っていたのですが、絶対に波が来ることは分かっていましたし、来れば絶対にいい波だと思っていました。あの波で自分の最高のサーフィンができたので、本当にうれしいです。
ヒロカ(吉川)とは日本で何年も対戦しており、彼女の実力はわかっているので、いい波に乗ることを意識していました。あのセットが来たとき、最後まで全力でサーフィンをしなければならないと思ったし、やりきりました。これは私にとって夢のようなことで、とても幸せです。」。
男子ファイナルでは、フィリピンのロジェリオ・Jr・エスキューベルと日本の井上鷹が対決した。井上はセミファイナルでイベント最高の17.25(20点満点)を出したばかりで、エスキューベルは地元の観客のために優勝するためにはディープに攻める必要があることを理解していた。
ファイナルでは、何度もリードが入れ替わったが、この波を知り尽くしたエスキューベルは、パーフェクトなペースで長い波を選び、何度も長いノーズライドに成功して8.50(10点満点中)を出し、友人や家族の前で優勝を飾ったのだ。
「地元で優勝できたことは、私にとってとても特別なことです。」 とエスキューベルは言った。
「友人や家族がここで私を見守り、応援してくれていることに、とても感謝しています。ラウニオンにWSLイベントが来ると聞いた時は、とても興奮し、それ以来、一生懸命トレーニングしてきました。井上鷹はずっとベストサーファーの一人だったので、ファイナルで彼と戦えたことは光栄でした。ワールド・ロングボード・ツアーにクオリファイするのが夢で、これは素晴らしいスタートです。」
2023年のワールド・ロングボード・ツアーへの出場権を獲得するために。
4人のファイナリストはいずれも、アジア地域を通じて2023年のワールド・ロングボード・ツアーへの出場権を獲得するための絶好のポジションにあり、ポイントを獲得できるチャンスは1回しか残っておらず、男女のトップだけが出場権をを獲得することができる状況となっている。
問い合わせしたところ、WSL側はもう1つか、できれば2つのロングボードのクオリファイ・イベントをアジアで検討中だ。だが確定しているものはないのが現状のよう。早急に1つ発表できるようにしたいと考えてるが、発表を待つしかない。
この後、大会はクオリファイリング・シリーズ(QS)3,000イベントにフォーカスを移し、近日中に更なるスウェルの到来が予想されるため、再開される予定である。
イベントディレクターは、明日の朝7:30(現地時間)にQS 3,000イベントの次のラウンドを実行するために競技開始の判断をするために再びコールする。
明日QS3000の試合が再開されれば、男子は、ラウンドオブ32のH1に野呂海利、H2に山中海輝、新井洋人とオニ・アンワー、H3で大音凛太、H4に田中大貴、H5に矢作 紋乃丞、加藤嵐、H6に岡村晃友、須田喬士郎、太田拓杜、金沢呂偉、H7に西優司、岩見天獅、H8に西慶司郎、安室丈。
女子QSでは、ラウンドオブ16のH1に野中美波、大村奈央、H2に松田詩野、脇田紗良、佐藤李、H3に馬庭彩、松岡亜音、H4に都築虹帆、松永莉奈。
男女ショートボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/112/la-union-international-pro/results
男女ロングボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/113/la-union-international-pro/results