バンザイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ/アメリカ(2022年12月17日(土) )招待制の新しいスペシャリティ・イベントとなった「Vansパイプ・マスターズ」は大会2日目がオン。
本日は男子のラウンド2が女子のラウンド1を挟んで行われ、男子のラウンド2までが終了したことで4名のファイナリストが決定。
カウラナ・アポ、グリフィン・コラピント、バララム・スタック、ジョアン・チアンカがファイナルに進出を決めた。
今日の最終ヒートで22.7をスコアしていたハワイアンのカウラナ・アポは、トップ4は入りファイナル進出を決めるために18.4が必要だった。そしてヒート終了間際にアポは、神懸かり的なパーフェクトなパイプのバレルをメイク。21.8をスコアして、大逆転でランキングトップに躍り出て、ファイナル進出を決めた。
明日がファイナルデイの予定で、女子のラウンド2で女子のファイナリスト4名が決定し、男子のファイナルがこの4名で行われる。
今日はキャッチサーフのソフトトップ・ログに乗り替えて、GoProを咥えてヒートのベストウェイブをキャッチしたJOBことジェイミー・オブライエン。WSLのイベントではこんなことはない。
ラウンド2ではヒート7にクレジットされた日本の伊東李安琉は、ヒート残り時間5分で、素晴らしいパーフェクト・パイプ・ウェイブをキャッチ。
完璧なポジションからテイクオフし、ダブルアームでストールして高速バレルをメイクし18.3をスコア。ヒート前半にスコアした15.7と合わせてトータルスコア34.00をマーク。
マット・メオラ、カーラ・グレース、ニック・ヴォン・ラップという強豪サーファーとのヒートのトップに躍り出て、ランキングでも5位に浮上した。
しかし最終的には11位となり、ファイナル進出は叶わなかったが、それでも世界から集まったパイプラインのスペシャリストの中で日本のサムライ・サーファー、伊東李安琉の存在をアピールした。
女子のラウンド1では、パイプで優勝経験のあるカリッサ・ムーアのレイトドロップからのバックドア・ドレイナーが男女合わせて最高得点となり、ランキングトップ。
来季からCT入りが決まったケイティー・シマーズとサクラ・ジョンソンの二人もバックドアのバレルをメイクして、それぞれ2位3位。
それにパイプの女王モアナ・ジョーンズ・ウォンが4位とファイナル圏内で明日につなげた。
Vans Pipe Masters公式サイト
https://pipemasters.vans.com/