メルボルン、ビクトリア /オーストラリア(2022年12月10日土曜日)オーストラリア初のウェイブパークとなる施設「URBNSURF」で、初のWSL QSイベント「リップカール・プロ・アーバンザーフQS 1,000 presented by Pirate Life」が開催。
今年のリージョナルQSシーズンの重要なQSランキング・ポイントを獲得できるイベントであり、史上初のウェイブプールでのQSイベントには、オーストラリア/オセアニアから50名を超える男女コンペティターが集結しました。
この日観戦していた、東京オリンピック銅メダリストのオーウェン・ライトは、「リップカール・プロ・アーバン・サーフ QS1000 イベントは、ラグーンの両側から最高の波がブレイクし、アクション満載のサーフィンが1日中楽しめる、夏の始まりにパーフェクトなものでした。」と言った。
ファイナルで優勝したのは、地元ビクトリア州のサーファーで、URBNSURFの常連であり、フィリップ・アイランド・プロのファイナリストでもあるザビエル・ハクスタブルだった。
ハクスタブルは、レフトポイントでのパワフルで正確なバックハンドサーフィンで、ファイナルでは2つのエクセレントスコア(9.07と8.33)、ヒートトータル17.40を獲得した。
ハクスタブルは、「自分のホーム・ステートで優勝できただけでなく、オーストラリアのウェイブ・プールで行われた初のWSLクオリファイ・シリーズ・イベントの優勝できて最高です。水の中の雰囲気は最高で、他のイベントと比較して本当に独特のものだった。
水中では、とてもリラックスして楽しめた。また、今年の初めにフィリップ・アイランドで優勝した仲間(タリー・ワイリー)にリベンジできて良かったです。」と言った。
2位となったクロヌラのジャービス・アールは、レールサーフィンとニュースクールのコンビネーションで全ヒートを通して素晴らしいパフォーマンスを披露。セミファイナルでは5本の波を全てエクセレントレンジで9.1と8.9をドロップし、際立ったパフォーマンスを見せた。
ハクスタブルとアールの両選手は、このイベントでエクセレントスコアを記録した唯一の選手であった。アールはファイナルで2位となり、ビクトリア州のサーファー、タリー・ワイリーとニューサウスウェールズのサーファー、マイケル・クレイトン・ブラウンがそれぞれ3位と4位でフィニッシュした。
また今回は黒川 楓海都と相澤日向も参戦、黒川はセミファイナルまで勝ち上がり5位入賞を果たした。
女子のファイナルでは、2人のナチュラルフッター、ニクシー・ライアン(レノックス・ヘッド、NSW)とエリー・ハリソン(トーキー、VIC)が、ヒートの最後の波まで、一進一退の攻防を繰り広げた。
レノックス・ヘッドのサーファー、ニキシー・ライアンは、エクセレントの8.77を含むヒートトータル16.7を記録し、勝利を飾った。
優勝したライアンは、「今年最後のイベントをビクトリアのURBNSURFで開催出来て最高でした。どのサーファーもすごく上手くて、優勝の自信は無かったけど、結果には満足しています。エリー・ハリソン(準優勝)には、ウォームアップで自分のボードを折ってしまったので、彼女のボードを貸してもらったことに感謝している」と言った。
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/qs/101/rip-curl-pro-urbnsurf/main