プライア・デ・イタウナ – サクアレマ、ブラジル(2022年11月6日日曜日) -ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズの第6戦「コロナ・サクアレマ・プロ pres.by Banco do Brasil」は大会5日目。
土曜日と同様、軽いオフショアの3~5フィートの波でスタート。午後になるとオンショアが強まりコンディションが悪化し、波の選択が重要になった。そして男女のクォーターファイナルが決定。クオリフィケーション・シナリオで盛り上がりを見せた。
WSLツアー&コンペティション・チームは、現地時間11月7日(月)午前7時にファイナル・デイのスタートに向け、コールする。
メディーナとプポの一騎打ち
チャンピオンシップ・ツアー(CT)のヘビー級の戦いとなったラウンドオブ16のヒート4では、マレシア・ローカルのガブリエル・メディーナ(BRA)とミゲール・プポ(BRA)がマッチアップし、どちらがクォーターファイナルに進むかを決定した。
両者は2011年に共にCTにクオリファイしたサーファーで、これまでツアーで11回対戦しており、メディーナが10対1の差でリードしている。
本日のヒートでは、プポが7.33と5.90のトータルスコア13.23(20点満点)をマークし、素早くリードした。その後、メディーナは攻撃モードに入り、長いレフトハンダーでスピードアップし、巨大なフロントサイド・フルローテーションをブースト。
ジャッジはそのエアに9.33(10点満点)与え、6.07のバックアップスコアを追加したメディーナは、最終スコアで15.40対13.23でプポを破った。
「このヒートは本当に楽しくて、一番大きなセクションでエアができました 」とメディーナは言った。「僕はたくさんトレーニングをしてきて、それがあのようなエアに挑戦する自信に繋がっている。自信と準備が必要で、100%の気分で、あのようなスロープをもっと見つけられるといいんだけどね」 と語った。
またローカル・サーファーのジョアン・チアンカ(BRA)も、ホーム・ブレイクで2つのパワフルなバックハンドターンを成功させて7.23をマーク。最終スコア14.90で勝利を収めた。
現在チャレンジャーシリーズでランキングトップのレオナルド・フィオラバンティ(ITL)もラウンドオブ16のヒート7でペルーのルッカ・メシナス(PER)に勝利し、その勢いを持続している。
ピックラムとシマーズが2023年CTにクオリファイ
モリー・ピックラム(AUS)とケイトリン・シマーズ(USA)は、2023年チャンピオンシップ・ツアーへの出場権を正式に獲得した。ピックラムは、ラウンドオブ64でインターフェアによる早期敗退を喫しており、このニュースはピックラムにとって嬉しいものになった。
ピックラムは、2022年にCT出場権を獲得したが、ミッドシーズン・カットで失敗し、2度目のCT出場となる。シマーズも2022年にCT出場権を獲得したが、そのチャンスを自ら見送って、今回見事2年連続でクオリファイを決めたことになった。
都筑有夢路がクオーターファイナル進出
ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、ファイナルに進出していれば、ランキングをリードすることができた唯一の選手だったが、本日ラウンドオブ15、ヒート6で日本の都筑有夢路(JPN)に敗れた。
都筑は、クォーターファイナル第3ヒートでサクアレマを第2のホームとするサマー・マセード(BRA)と対戦することになった。
そのヒートはスローな展開のなかで、都筑が先制攻撃。ビッグスナップを何度も繰り出し、6.83 をスコア。その後もアンダープライオリティで都筑はスコアを重ねヒートをリード。サクラは優先権を持って波を待つがスコアを伸ばせない。
ヒート後半に追い上げるサクラは、ニード7.37で終了間際のラストウェイブをつかみ、ビッグリエントリーをメイク。しかしスコアは6.20と届かず。都筑が見事クオーターファイナル進出を決めた。
「サクラは素晴らしいサーファーなので、チャンスを与えないように沢山波にるというのが私の作戦でしたが、ヒートを勝ち上がれて本当に嬉しいです。今回ブラジルは初めてですが、お母さんは自分にとって最高のコーチで、ずっと私をサポートしてくれていて感謝です。」と都筑が言った。
野中美波はヒート3 でヴァヒネ・フィエロ(FRA)と対戦。ヒートは中盤にバックハンドでビッグマニューバーを披露したヴァヒネが6.63と 6.50をスコア。
波とリズムが合わずスコアリング・ウェイブを掴めない野中は苦戦。レイバックスナップを見せ、最後までチャージを見せたが惜しくも敗退。9位でフィニッシュとなった。
男子クオーターファイナル
HEAT 1:カラニ・ボール(AUS) vs. ジョアン・チアンカ(BRA)
HEAT 2:マキシム・フスナット(FRA) vs. ガブリエル・メディーナ(BRA)
HEAT 3:イアン・ジェンティル(HAW) vs. ラムジ・ブーキアム(MAR)
HEAT 4:レオナルド・フィオラバンティ(ITA) vs. ジョアン・ドゥル(FRA)
女子クオーターファイナル
HEAT1:ブロンテ・マコーレー(AUS) vs. テレサ・ボンバロ(PRT)
HEAT 2:ヴァヒネ・フィエロ(FRA)vs.テッサ・タイセン(FRA)
HEAT 3:サマー・マセド(BRA) vs. 都筑有夢路(JPN)
HEAT 4:アリッサ・スペンサー(USA) vs. キーリー・アンドリュー(AUS)
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
今回もCT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
2022年11月1日~8日 CS第6戦
コロナ・サクアレマ・プロ Presented By Banco do
ブラジル、リオデジャネイロのサクアレマ