あの『ワキタピーク』や『World Surf Journey』を手がけたドキュメンタリー映画監督の清野正孝氏が企画した、 ショートドキュメンタリーコンテスト「Nouvelle Vague(ヌーヴェル・ヴァーグ)」の表彰式が東京・渋谷のRVCAストアで行われた。
今回の企画は、ドキュメンタリー映画監督の清野氏が、新たな才能の発掘と、クリエイター達の活躍フィールドを広げるために行ったものではあったが、この清野氏の着眼点が素晴らしいものだった。
募集したのは「あなたが想うサーフな日々」をテーマにした5分ほどのショートドキュメンタリー映像。サーフィン映像にありがちな派手なサーフアクションや凄い波が収録されているものではない。サーファーが日々感じているサーフな瞬間を切り撮り、表現したものだ。
審査員には、プロボディーボーダーの大原沙莉、プロサーファーの石川拳大、モデル・ライフスタイルサーファーの清宮佑美、俳優の駿河太郎、そしてプロサーファーでYouTuberの村田嵐の5名という錚々たるメンバーが参加。
今回の主催者である清野氏は、新しいセンスや才能が見出される可能性を発掘したいと考えて、あえて審査をせず若い世代へと託した。
応募された37作品の中から選ばれ、今回の表彰式で上映された作品は、どれも非常にクリエイティブでドラマチック、質の高い作品ばかりで本当に驚かされた。
現代の映画誕生のきっかけとなった1950年代末のフランス映画界に起きたムーブメント『ヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)』から今回のコンテストのタイトルは来ている。この企画がサーフムービー界にとっての革命となり、その先に才能豊かなクリエイターが生まれてくる可能性を感じさせるイベントとなった。
今回の素晴らしいイベントは、来年もやりたいと清野氏がコメント。今回受賞した4作品は、随時オフィシャル・インスタグラムのアカウントで公表していく予定なので是非チェックしてほしい。
受賞者
Nouvelle Vague賞(25歳以下)
伊藤 匠人(いとうたくと)
伊藤さんに最も高得点を付けていた審査員の村田嵐( @arashimurata )は、
「優勝おめでとうございます!まずこの作品を見させて頂いた感想を言うととにかく痺れました。見終わった後にはまだ見たいと思ったし映像を作ったりするクリエイティブな事が好きな僕にとってかなり刺激的なものでした!とても感謝しております。人と違ったことや新しい事をすると叩かれるのが、この世界ですが、どんどん挑戦して新しい事していつか一緒に映像制作しましょう!」とコメントを寄せた。
アイデア賞
SOHCH(そうち)
ベストフィルム賞
橋本千尋(はしもとちひろ)
観客賞
伊藤 優眞(いとうゆうま)
入賞
牧山 史仁(まきやまふみひと)
公式ウェブサイト
http://www.nouvellevague-surfed.com/
Instagram
https://www.instagram.com/nouvelle.vague_surfedition/