![naminori-koushien-tanaka-kento-4277](https://surfmedia.jp/wp-content/uploads/2022/08/naminori-koushien-tanaka-kento-4277.jpg)
写真、リポート:山本貞彦 7月最後の31日の日曜日。オリンピック会場となった千葉県一宮町の釣ヶ先海岸(志田下)で、次世代の学生サーファーに向けた「第3回 なみのり甲子園」が行われた。 2019年以来の3年ぶりの開催となる。
昨年からサーフィンの大会が再び開催されるようになったものの、未だ続くコロナ禍。このコンペティションの世界では大きな影響を受け、選手自身も試合に参加する機会は減った。
そこで選手のために少しでも試合を経験してもらおうと、男子は高校生のクラスに中学生クラス、小学生クラスを増設。さらに女子は中高生クラスに加え、小学生クラスと全部で5カテゴリーにしての開催となった。
会場の天気は快晴の猛暑日。波はコシハラでセットムネ。昼が引きいっぱいでバックウォッシュも入るが、特に問題はない。ここのところの地形はレフト中心だったが、ライトも割れるコンディション。ただ、つながり気味なので、波を選んでの演技となった。
今大会の参加人数は100名を超すエントリー。カテゴリーが増えたことで、午前中は2バンクでスタート。1ヒート15分、マキシマムウェーブは8本のベスト2でので進行する。午後にはワンバンクに戻し、プライオリティルールの採用でマキシマムウェーブは無しでの戦いとなった。
第3回「なみのり甲子園」ハイライト映像。
撮影、編集:deltaforce surf
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小学生クラス。
このクラスは、来る波来る波に乗りまくりで元気いっぱい。まだ試合経験が少ないこともあり、作戦というよりは良い波に乗って、良い演技をするんだといったところか。
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優勝:石井 有沙(イシイ アリサ)/ 千倉小学校
その中でもNSAでも実力を発揮している宇野 雅志(ウノ マサムネ)、女子では石井 有沙(イシイ アリサ)が頭一つ抜け出て優勝。
特に石井 有沙(イシイ アリサ)はバックサイドの3発のリエントリーでエクセレントの8.50ポイントの大会ハイエストスコア。バックアップも7.33ポイントでトータル15,83ポイントを叩き出し、力の違いを見せた。
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中学生クラス。
男子は強矢 凛太郎(スネヤ リンタロウ)。やはりNSAでの実績のある強矢が追いすがる石山 汰一(イシヤマ タイチ)を引き離し優勝。
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女子は中高生クラスとなり、プロも参加と激しい戦い。やはり、決勝に進んだのはJPSA公認プロの松野 杏莉(マツノ アンリ)、佐藤 李(サトウ スモモ)、江口 彩花(エグチ アヤカ)の3人。ここに飯塚 美空(イイズカ ミク)が、どこまで食い下がれるか。
ファイナルは出だしからリズム良く波をつかんだ松野 杏莉(マツノ アンリ)がポイントを加算。リエントリーでのレールワークも素晴らしく、開始早々で試合を決めた。
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出遅れた佐藤 李(サトウ スモモ)も後半にかけ、持ち前のパワフルサーフィンを魅せるが、単調な攻めで点は伸びず。ニードが江口 彩花(エグチ アヤカ)は7.40ポイント、飯塚 美空(イイズカ ミク)が9.40ポイントとなり試合は終了。
松野 杏莉(マツノ アンリ)14歳が、お姉さんプロを押さえて栄冠を手に入れた。
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高校生クラス。
第1回、2回と連覇した松原渚生に続くチャンピオンは誰か。こちらもJPSA公認プロの田中 健跳(タナカ ケント)、加藤 賢三(カトウ ケンゾウ)が決勝に駒を進める。これに寺田 文太(テラダ ブンタ)、河野 真ノ彩(コウノ マノア)が待ったをかけれるか。
試合は加藤 賢三(カトウ ケンゾウ)がヒートを引っ張るも、田中 健跳(タナカ ケント)が、バックサイドのキレたリエントリーで7.17ポイント。加藤も責め続けるも、一進一退。田中がバックアップを3.87ポイント出して、トータル11.04ポイントでトップに踊り出る。
残りの3人も点差は無く、十分逆転のチャンスはあったものの無情にもセットは入らず、ここでタイムアップ。これで「第3回なみのり甲子園」の優勝旗は田中 健跳(タナカ ケント)の手に渡った。おめでとう!
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スポーツ競技では試合の経験が、その後のアスリート人生を大きく変える。コロナ禍で活動が抑えられた環境の中でも、少しでも経験を積んでもらおうと新たに選手枠を増やした今大会。友人を作り、そして、楽しんで、競い合う。これからもこんな大会が続くことを望みたい。
大会結果 男子
高校生クラス
優勝:田中 健跳(タナカ ケント)/ 大原高校
2位:加藤 賢三(カトウ ケンゾウ) / 一宮商業
3位:寺田 文太(テラダ ブンタ) / 大原高校
4位:河野 真ノ彩(コウノ マノア) / 明聖高校
中学生クラス
優勝:強矢 凛太郎(スネヤ リンタロウ) / 一ノ宮中学校
2位:石山 汰一(イシヤマ タイチ) / 一ノ宮中学校
3位:杢谷 憂人(モクタニ ユウト)/ 舞阪中学校(静岡)
4位:萩上 蓮(オギウエ レン)/ 与野南中学校(埼玉)
小学生クラス
優勝:宇野 雅志(ウノ マサムネ)/ 平岩小学校(宮崎)
2位:関根 大生(セキネ ハルク)/ 一ノ宮小学校
3位:二宮 虎亜(ニミヤ コア)/ 金田小学校(神奈川)
4位:石塚 樹(イシヅカ イツキ)/ 中根小学校
大会結果 女子
中高生クラス
優勝:松野 杏莉(マツノ アンリ)/ 一ノ宮中学校
2位:佐藤 李(サトウ スモモ)/ N高校
3位:江口 彩花(エグチ アヤカ)/ 明聖高校
4位:飯塚 美空(イイズカ ミク)/ 茅ヶ崎高校(神奈川)
小学生クラス
優勝:石井 有沙(イシイ アリサ)/ 千倉小学校
2位:木津 優芽(キヅ ユメ)/ いすみ小学校
3位:伊波 優月(イハ ユヅキ)/ 鵠洋小学校(神奈川)
4位:信 心乃音(ノブ コノン)/ たかね小学校
MCには蛸優樹と田中英義が今年も担当。
午前中は2バンクでそれぞれジャッジ。お昼からはワンバンクで、プライオリティルール採用でパネルも用意。
スポンサーブースのCore Foam Japanでは、Tシャツも販売。
蛸操氏が「これからも次世代のためにこの大会を続けて行きたい。」と閉会式で挨拶。
人気の「Nimo Burger」も出店。腹ペコの選手のお腹を満たす。
https://www.instagram.com/naminori.kousien/