写真、リポート:山本貞彦 JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour プロトライアル第2戦「日向プロトライアル」。7月9-11日 宮崎県日向市のお倉ヶ浜サーフポイントにて、ショートボードのカテゴリーからスタート。
本日のスケジュールは男子、女子ともR-1まで、全部で36ヒートを行った。※ 今大会も無観客試合として、選手と関係者のみ。
このショートボードのエントリー人数は男子が122名、女子が21名となり、合計で143名。これは3月に行われた「鴨川トライアル」の130名を超える人数。
今年はこれが最後のトライアルとなるために、多くのアマチュアが参加した。このトライアルで勝ち上がった男子8名、女子4名が、JPSAの後半戦(第3戦の茨城、第4戦の鴨川、第5戦の宮崎)にAMシードとして出場することができる。
ヒートは15分、ベスト2ウェーブ。このヒート中に1ウェイブで7点以上を出すか、それともベスト2のスコアで11点以上を出した場合は、その場で公認プロ資格がもらえる。最後まで勝ち上がるだけでなく、そのヒートごとでプロになるチャンスがあるのが、このトライアルのシステムだ。
本日の会場のコンディション。朝は雨だったものの、晴れに変わり、蒸し暑い1日となった。波はヒザモモだったが、昼前にはコシハラまでアップ。ただ、よく言うワイドブレイクで、タル速いコンデイション。
この状況もあったのか。選手はアベレージ出せれば良い方で、演技構成には相当苦しんだ。シングルスコアの最高点は渡邉壱孔、石澤樹の6点止まり。それでも森大斗は5.75、5.25とアベレージを揃えて、合計11ポイントで公認プロ資格を初日にただ一人獲得。おめでとう!
公認プロ資格獲得者
男子:森大斗
『アナウンスが聞こえなかったので、海から上がって友達の反応見るまでは正直結果はわからなかったです。トライアルは4回目でした。なかなか自分のサーフィンを出すことが出来なくて、今回やっと良いライディングが出来たかなと思います。ホームポイイトは静岡磐田市の豊浜です。』
今日勝ち上がったのは、前回の鴨川トライアルでAMシードを獲得した石井乃亜、渡邉壱孔、大場玲遥に女子は澤田七奈緒。
それに加えて、アマチュアでも実力者の岩瀬裕哉、齋藤祐太朗、安室 弦、小松 凛輝、藤本世音らは1位でラウンドアップ。
アメリカからは五十嵐カノアの弟、キアヌも初参戦。トータル10.80ポイントと資格獲得にわずかに足りなかったが、それでも余裕の1位通過。
また、藤沼佳太郎、鈴木耀竣、大橋茅人、松永健新、寺田文太は波選びに苦労するも、2位で明日へ繋いだ。
残念だったのは加藤三兄弟の長男の加藤浩大と小川拓也。力を出し切れずにこのラウンドで姿を消した。
明日はショートボードは最終日。男子のトライアルR-2からスタートして、男子はR-4、女子はR-3まで行い、AMシードを確定する。その後は、すぐにロングボードのトライアルがスタートする予定。
抗原検査。スタッフだけでなく、選手も慣れたもの。集合からの抗原検査、健康チエック表の提出、検温、消毒と全く無駄なく進行。
7月10日(日)DAY2
6:00
ショートボード選手集合(男子女子)
検温(7:00まで)
準備出来次第、競技スタート予定
MENS R2 H1~H16
WOMENS R2 H1~H3
MENS R3 H1~H8
WOMENS R3 H1~H2
MENS R4 H1~H4
12:00
ロングボード選手集合(男子女子)
検査(14:00まで)
ショートボード終了後、競技スタート予定
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/
サーフメディアは現地から最新情報をお伝えします。
https://twitter.com/SURFMEDIAJAPAN/
https://www.facebook.com/SURFMEDIA.JP
https://www.instagram.com/surfmedia/
JPSA2022 さわかみ Japan Pro Surfing Tour プロトライアル
日時:令和4年7月9日(土)~7月11日(月) ※予備日7月12日(火)
※ショートボード 7月9日~10日(予備日11日)
※ロングボード 7月10日~11日(予備日12日)