【速報!】松岡亜音がインドネシアで行われたニアス・プロQS5000で3位入賞。明日はプロジュニアの最終日

QS5000で3位となった松岡亜音

ラグンドリ・ベイ、ニアス/インドネシア(2022年6月26日日曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000イベントとジュニア・クオリファイ・シリーズ(JQS)のニアス・プロは大会5日目にして本日がQSのファイナルデイとなった。

 

昨日からサイズダウンする中でも、大会5日目の本日は女子QSラウンドオブ16からスタート。

 

H2の都築虹帆は、クルイからMCとしても活躍しているジアーダ・レガティ、カイラニ・ジョンソンらと対戦。ヒートはレフトハンダー二人がバックハンドでスコアを重ねてヒートをリード。

 

都築は後半に入り優先権を使って波を掴み4.53をスコア。完全に後手に回った形で最後に4.70をスコアするも3位で敗退となった。

H3では好調を続ける松岡亜音がキレのあるバックハンドを炸裂させて、6.93と6.17のハイスコアを2本揃えて、ヒートをコントロール。

 

 

好調なサーフィンで勝ち上がった松岡

 

佐藤李も2本の4ポイントで2位につけるが、エラ・マカフレイが5.80をスコアして逆転2位に。最後までチャージした佐藤だったが、スコアを伸ばせず惜しくも4位で敗退。松岡は1位でクオーターファイナルに進出。

 

 

 

H4には野中美波がクレジット。ヒートはオーストラリアのミア・ハパッツがチューブライドを決めて9.00をスコア。バックアップを6.33として圧勝。野中は2位をキープしラストで4.57 をスコアしてクオーターファイナルに勝ち上がった。

 

 

その後、男子QSラウンドオブ16がスタート。

 

H2に安室丈と西優司が同じヒートでマーロン・ハリソンとラビットの息子、ジャガー・バーソロミューと対戦。ヒートは全く波が入ってこないスローな展開。後半までセットが入らず。ハリソンだけが4.50をスコアする超ロースコアヒートとなった。

 

そんな中で安室が5.17をスコアに2位に。西優司も6.73をスコアしてトップに躍り出る。その時点で残り時間は10分を切り、3位のジャガーはニード0.03。4位のハリソンはニード1.71。僅差の4名がセットを待ち続け時間だけが過ぎていく。

 

残り時間3分を切り最後のセットがようやく入る。最初のセットにハリソンが乗りロングバレルをメイクし8.10、安室もバレルをメイクし6.27をスコア。最後の最後にジャガーが波に乗り5.37をスコア。

 

まさかの大どんでん返しで安室は3位、西は4位で敗退という非常に悔しい結果となった。

 

今回本当に好調な二人だっただけに残念なアンラッキーなヒートだった。もっと彼らのサーフィンが観れたはずだった。

 

戦わずして敗れた感が強いが、安室丈は9位で1575ポイント、西優司は13位で1440ポイント獲得し今大会をフィニッシュした。

 

 

 

 

 

女子QSのクオーターファイナルH3では松岡亜音と野中美波の日本人対決となった。「大好きな波」と今日のコンディションを喜んでいた松岡は、このラウンドでも際どいポジションで板を切り返し7.00をスコア。

 

松岡亜音

 

続けて5.50をスコアして、松岡の勢いは止まるところを知らない。さらに松岡は6.43をスコア。野中に付け入る隙を与えずにスコアを上げていき、ヒートスコア13.43としてセミファイナルへと勝ち上がった。

 

 

 

 

松岡がQS5000女子セミファイナル進出

 

 

QS5000女子セミファイナルH2で松岡亜音は、アメリカのエラ・マカフレイと対戦。ヒートがマカフレイが先行。5.67をスコアして僅かにリード。松岡は優先権を持って、じっくりと波を待って波を掴むもワイプアウト。

 

しかし松岡は優先権を持たない中でミドルから波を掴み、波の際目がけて2発のビッグリエントリーを決めて7.00をスコア。サーフィンレベルの違いを見せつけ、逆転トップに躍り出る。松岡はバックアップを6.70まで上げて更にリードを広げる。

 

残り時間10分を切りマカフレイがテイクオフからチューブに入りメイク。それがまさかの9.77とい高得点なり逆転。残り5分で松岡はニード8.45と追い込まれてしまう。最後まで攻め続けた松岡だったがタイムアップ。

 

 

 

素晴らしいバックハンドサーフィンを武器に、感動的な活躍を見せてくれた松岡の健闘を称えたい。今回の経験が彼女を何倍にも大きく成長させてくれることだろう。ファイナル進出は叶わなかったが、QS5000で3位入賞。3,042ポイントを獲得した。

 

明日はプロジュニアのファイナルデイ。

 

クルイに続き、プロジュニアでも活躍が続いている日本女子。今回はエリー・ハリソン(オーストラリア)、リリアナ・ボウリー(オーストラリア)、そしてインドネシアのカイラニ・ジョンソンと共に8人のセミファイナル進出者のうち5人が日本人で、女子ジュニア部門を席巻している。

 

明日はH1に川瀬心那、馬庭彩、H2には都築虹帆、中塩佳那、松岡亜音がクレジット。オールジャパニーズのファイナルが見たい!がんばれ!日本!

 

 

 

2022年ニアス・プロは、6月22日から28日までラグンドリ・ベイで開催されます。ぜひ、www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴してください。

 

詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。