BILLABONGのブランドとしてのアートへの強いこだわり。BILLABONアーティスト3名のインタビュー。

横浜赤レンガ倉庫で行われた、今年17回目を迎えるGREENROOM FESTIVALに、アメリカ西海岸カリフォルニアから一風変わった経歴を持つ3名のアーティストが来日。実はこの3名、BILLABONGのリフォルニアの本社で働く社員であった。

 

 

通常のサーフブランドは、Tシャツのグラフィックをはじめ、外部のデザイナーに発注することがほとんどだが、BILLABONGでは、アウトソーシングではなく才能ある人間を雇って様々なデザインを行っているという。そんな来日した彼らにアーティストとしての話を聞いた。

 

そこにはブランドとしてのアートへの強いこだわりが感じられ、他のサーフブランドにはない、アーティスト、ミュージシャン、 デザイナー、フォトグラファーをサポートするBILLABONG LAB COLLECTIONの真髄があった。そして、こんな才能あるアーティストたちが集まったBILLABONGの知られざる一面を垣間見ることができた。

 

BILABONGのデザインはユニークなライダーたち、そして彼らのようなアーティストが体現する自由な活動から生まれている。

 

 

 

Chris Honey 

クリス・ハニー

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BILLABONGのデザイナー全員がアーティスト活動をしています。

 

 

Q:クリスさんはBILLABONGのグローバル・アートディレクターということなんですが、今回あなたを含め3名の人がアーティストとしてグリーンルームに参加しています。ビラボンには、あなたたちのようなデザイナーやアーティストが多く社員として働いているんですか?

 

クリス:BILLABONGは、アパレルの会社なのでデザイナーを多く抱えているんですが、ほぼ全員がBILLABONGのデザイナーの傍、個人的にアーティスト活動をしています。

 

活動の内容としては絵を描いている人もいれば、自分のような写真家もいたり、ミュージシャンとして活動している人もいるんです。

 

BILLABONGとしては、そのような活動を奨励しているんです。カリフォルニのラグナビーチにはBILLABONGのストアがあって、そこにはギャラリーを併設していて、そこで社員たちは個展を行ったりしています。

 

そのような活動で得たインスピレーションなどをBILLABONGのデザインに反映させているんです。

 

 

Q:今回の来日は何回目?  日本はどうですか?

 

 

2019年に僕は初めて日本に来たんですが、弟が交換留学で日本に1年間滞在していたことがあったりしたので、日本を身近に感じてきました。日本のファッションシーンにも常に注目していて、日本にはずっと前から興味を持っていたんです。

 

 

 

 

Q:今回展示したコレクションのテーマは?

 

今回のテーマは「コントラスト」。その中に2面性というテーマがあるんです。見た目が綺麗でも、本当は汚いものだったりとか。それとは逆で凄くダークで醜いものでも、中身は美しいものだったりとか。そんなことをテーマに今回は展示しました。

 

Q:出身は?

 

僕はオーストラリアのメルボルン生まれ育った。2013年にクイックシルバーで働いていたときはフランスに移住していてたんです。

そのあとビラボンで仕事をすることになって、オーストラリアに戻って、1年半前からカリフォルニアのハンティントンビーチのビラボン本社に所属しています。

 

Q:あなたのデザインの起源は?

 

旅行とか世界中を旅することが自分のデザイン・ソースになっています。被写体には、旅で出会った人であったりとか、友達や同僚であったりとかが多いんですよ。

 

Q:最も大事にしているところは? モットーは?

 

人生で起こりうるすべてのことを楽しむこと。1秒1秒起きることを楽しむこと。嫌なことが起きても、それって後で見直したら笑える話だったりとかあると思うんです。

 

 

オーストラリアではサーフィンが生活の一部みたいになっている

 

 

Q:アクションスポーツ サーフィンやスケートとの関わり?

 

最初にサーフィンをしたのは6、7歳のとき。いまでも初めて親からもらったサーフボードのことを覚えていて、黄色サーフボードで緑色のフィンが付いていた。

 

子供の頃からサーフィンのポスターとかを部屋に貼っていて、サーフィンが大好きだった。オーストラリアではサーフィンが生活の一部みたいになっていて、やるのが当たり前みたいな環境で育ったんです。

 

 

Camilo Jaramillo

カミロ・ハラミロ

 

コロンビア・メデジン出身のグラフィックデザイナーで、カリフォルニア州ロングビーチに拠点を置くカミロは、幼い頃からスケートやインディーズバンドに多大な影響を受けてきた。

 

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Q:今回の来日は何回目? 日本はどうですか?

 

今回は2回目の来日で、前回は2019年のグリーンルームフェスティバルの時にギャラリーとしてイベントに参加したんです。

その時、アーロン(ラスボーン)が展示していたんですが、それを見たのが刺激になって、自分も出展したいと思っていた所に今回の話が来たので嬉しかったです。日本は大好きで見るもの全てから刺激を得ています。

 

 

 

Q:今回展示したコレクションのテーマは?

 

僕はスケートのカルチャーに影響を受けています。スケートショップに行ったら、壁にペイントされたブランドの違うデッキがたくさん並んでいて、全く違うものがアートのように一つの作品かのように統一されていて感動した。今回はそれを表現したかった。

 

Q:出身は?

 

コロンビアのメデジンという町の出身なんです。2013年にコロンビアからカリフォルニアに移住しました。最初は「レベルエイト」というストリートブランドでデザイナーとして仕事をしていて、そのあと「エレメント(ELEMENT)」で仕事をするようになり、その後ビラボンの方に移動になりました。

 

 

僕にはストリートとビーチカルチャーの両方のバックグラウンドがある

 

Q:スケーターにインスパイヤーされた人が、サーフィンのビラボンでデザインをしているのが意外な感じもしますが。

 

僕が育ったメデジンという町は、内陸で海まで8時間かかる場所でした。でも自分の父が海沿いでホテルを経営していたこともあって、海ではビラボンのボードショーツを履いて遊んでいたんです。だから僕にはストリートとビーチカルチャーの両方のバックグラウンドがあるんです。

 

自分が最初仕事をしていたエレメントでは、すごく良い刺激を受けました。サーフを愛するビラボンですが、現在は色々な要素を取り入れたライフスタイル・ブランドという部分も多くなってきています。

 

僕のような発想の人間が入ることで面白い化学反応が起きて、お互いにインスピレーションし合うことが、ビラボンのデザインの原動力なっているんだと思います。

 

昔のスケートカルチャーの影響をすごく受けている

 

Q:あなたのデザインの起源は? インスタグラムに投稿されているのを見ると、ドクロなども多用しているし、ダークなスケーター風?

 

昔のスケートカルチャーの影響をすごく受けているのは事実ですね。デザインソースは日常に起こりうること全て。

一つのアートワークを作るのに凄く時間をかけても上手く行かないこともあるけど、逆にたまたま外を歩いているときにひらめいてパッと出来てしまうこともある。

どこに何が転がっているか分からないんです。全てが自分のインスピレーションになっているんです。

 

 

今回のコレクションでもインスタに出てる毒々しいものは一見ないように見えるかもしれません。どちらかというとキャッチーで可愛いキャラクターなど、親しみ易いものになっているように見えるんですけど、コピーなどでダークなことを言っていたり毒のある部分が出ているんです。

 

スケートやサーフィンが自分の生活の一部

 

Q:アクションスポーツ サーフィンやスケートの関わり

 

僕の人生はスケートやサーフィンに凄く影響を受けていて、自分の生活の一部になっています。スケートボードを初めて手にしたのは、自分が中学のときで、ブラックレーベルのスケートボードだったのを覚えているよ。

 

 

AARON RATHBONE

アーロン・ラスボーン

 

オレゴン州ポートランド出身のアーロンは、大学でグラフィックデザインを学んで、オレンジカウンティに移住。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートし、すぐにアパレルデザイナーに転身。

 

様々なアクション系ブランドで働き、現在はビラボンのメンズ・Knites & Fleeceのシニア・デザイナーとして活躍するアーロン・ラスボーンは2019年にもグリールームで来日してる。

 

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Q:今回の来日は何回目?日本はどうですか?

 

今回は2度目の来日で、2019年のグリーンルームでアーティストとして参加しました。日本は凄く大好きで、食べ物も美味しいし、街も綺麗だし、デザイナーとしてもマーケットリサーチという部分でも凄く刺激を受けています。

 

 

Q:今回展示したコレクションのテーマは?

 

カリフォルニア・ビーチのサブカルチャー。自分の日常を反映した作品になっていて、僕のシボレーのトラックがあったり、自分がデザインするフリースであったり、ビール、フレンチフライなど、サーフィンに付随する色々な文化をミックスしたものがテーマになっています。

 

 

 

Q:出身は?

 

生まれも育ちもオレゴン州ポートランドで、オレゴン大学を卒業して2006年からカリフォルニア・オレンジカウンティを拠点に活動しています。

 

身の回りにあるもの全てがインスピレーション・ソース

 

Q:あなたのデザインの起源は?

 

日常生活そのものがインスピレーションになっています。ここにある車やサングラス、Tシャツやフリースなど自分の生活に関わるものをモチーフにしている。身の回りにあるもの全てがインスピレーション・ソースになっています。

 

基本的に作品を作るときに想像上のものとかはモチーフに選ばない。実際にあるもの、自分が持っているものしか書かないんです。

 

Q:最も大事にしているところは? モットーは?

 

成長すること、成長し続けることです。日々の経験であったり仕事を通して、いろいろ気付くことがあって。こうすれば良かった、今度こうしてみようみたいなことを大切にしながら自分を今以上に成長させていくことが一番大事だと思います。

 

サーフィンは、自然の力で全てが成立しているところが凄く好き

 

 

Q:アクションスポーツ サーフィンやスケートの関わり?

 

自分がサーフィンを初めてやったのはティーンエイジャーのときで、ポートランドにいたときに友達と一緒に行ったのが初めてでした。

 

そのときは凄く天気も悪くて、みんなが想像するような、いわゆるカリフォルニアでのサーフィンみたいなものではなかったんですよ。

 

本格的サーフィンを始めたのはカリフォルニアに移住してから。今ではすっかりハマっちゃっていて、毎日とはいかないんだけど一週間に数回サーフィンするような生活を送っています。

 

サーフィンは、自然の力で全てが成立しているところが凄く好きで。同じボードスポーツでもスノーボードだったらリフトを使ったり、人が作った何かの力を借りてやる。スケートもストリートを滑ることもできるけど、スケートパークやランページやボウルなど人が作った場所でやるスポーツ。

 

サーフィンはサーフボード自体は人が作ったものだけれど、それに乗って自分で沖に出て自然の波の力を利用してやるもの。自然との関わり合いも持てるということもあって、そこが一番気に入っている部分です。

 

California General StoreでPOP UP、別注アイテム発売。彼らのアートも展示。

 

 

昨年、鵠沼海岸のR134沿いに移転オープンしたCalifornia General Store/カリフォルニア ジェネラルストア(以下、CGS)。

 

文字通り、カリフォルニアのサーフカルチャーを紹介してきた湘南を代表するハイエンド・サーフショップで、今回、BILLABONGの世界観が詰まったアートの展示販売や別注アイテムを発売するPOP UPが開催されることになった。

 

今回のPOP UPでは今回の記事で紹介したクリス、アーロン、カミロの3名のBILLABONGアーティストたちの作品も展示され、BILLABONGの世界観が詰まった空間が演出される。

 

また、今回は80年代から90年代にかけて使用されていた通称「Crayon Wave (クレヨン・ウェーブ)」ロゴを使用したラッシュTシャツ、ボードショーツの別注コレクションが発売となる。期間中に是非チェックしてほしい。

 

 

【開催期間】
2022年6月21日(火)~2022年7月4日(月)

2022年6月25日(土)
ローンチパーティー開催予定(詳細はインスタグラムから)

場所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸1-2-17

https://california-generalstore.com

 

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