QS5000「クルイ・プロ」いよいよ明日から開幕。稲葉玲王や上山キアヌ久里朱など日本のトップたちが参戦

和井田理央 photo:WSL/TIM HAIN

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2022年6月10日金曜日)-アジアとオーストラリア/オセアニアの地域から180人以上のベスト・サーファーが、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022 クルイ・プロの男女QS5000とプロジュニア・イベントを前に、南スマトラのクルイに集結している。

 

コンテスト会場

 

コンテスト期間は6月11日から17日まで。会場となるウジュン・ボカールのロング・レフトハンダーは、今回かなり期待できる予報が出ており、この試合で獲得した全てのポイントは2023年チャレンジャーシリーズ(CS)のクオリフィケーションにつながるため、激戦のイベントとなることが予想される。

 

 

シドニー・サーフ・プロCSイベントでの優勝、そして先日のクイックシルバー・プロGランド・チャンピオンシップ・ツアー・イベントでのワイルドカードでの素晴らしいパフォーマンスを終えたばかりのインドネシアの和井田理央(IDN)は、明らかに優勝候補の一人としてクルイ・プロに乗り込んでくる。

 

 

非の打ちどころのないバックハンドと、このエリアでの豊富な経験、そして国を挙げてのサポートがあれば、和井田を負かすことは難しいだろう。表彰台の頂点に立つには、まずこの地域のトップライダーたちが繰り広げる熾烈な争いに勝たなければならない。

 

和井田理央  © WSL / Shield

 

 

「いまのところ、体調はとてもいいですね。」と、和井田は言った。 「この大会で戦い、学び続けたいので、特にここインドネシアで、しかも良い予報が出ているので、とても興奮しています。シドニーとGランドは試合の期間がとても近かったので、今回はバリに戻って数日リラックスしてから次の大会に臨むことができたので良かった。今は準備万端で、試合が楽しみです。」

 

 

稲葉玲王

 

今回にイベントには、日本からラウンド1、ラウンド2に多数の選手がエントリー。ラウンド3にはCS選手の稲葉玲王、上山キアヌ久里朱をはじめ、クルイで優勝経験のある西慶司郎、安室丈,鈴木仁、田中大貴、西修司などがクレジット。

 

脇田紗良 © WSL / Dunbar

 

女子もラウンド3にはCS選手の脇田紗良、野中美波、松永莉奈、今回のエルサルバドルで活躍した池田美来、松岡亜音がクレジットされている。

 

 

現在、日本ではWSLの大会が少ないため、今回のインドネシアの秘境でのビッグイベントに多くの日本人サーファーが来ている。2023年のチャレンジャーシリーズ出場のためのポイントを稼ぐために、海外に遠征するしかない状況なのだ。

 

ブラジルがグレードの高いイベントを自国開催し多くのサーファーをCTに送り込んだように、インドネシアも国が協力してグレードの高いイベントを2戦開催する。日本はこのままインドネシアに先を越されてしまうのか。

 

 

2022年のクルイ・プロは、6月11日から17日までウジュン・ボカールで開催される予定。www.worldsurfleague.com または無料のWSLアプリでライブ視聴できます。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/qs/32/krui-pro/