カリフォルニア州ロサンゼルス、USA(2022年5月9日月曜日)-今シーズン欠場が続いていたキャロライン・マークス(USA)に対し、ミッドシーズン・カット後のチャンピオンシップ・ツアー(CT)イベントへの出場と2023年CTシーズン前半へのエントリーを可能にする女子2022WSLシーズン・ワイルドカードが与えられたことが発表になった。
先日報道があったように男子の2022年WSLシーズン・ワイルドカードは、ガブリエル・メディーナ(BRA)で、新たにサリー・フィッツギボンズ(AUS)とヤゴ・ドラ(BRA)には、2023年CTシーズン前半の全大会にエントリーできる2023年WSLシーズン・ワイルドカードが割り当てられることが決まった。
カット後の残りのCTコンペティションに参加できるWSLシーズン・ワイルドカードとしてのマークスのポイントは、男子と女子のCTトップ5サーファーが2022年のワールド・タイトルをかけて戦う「リップカールWSLファイナル」に出場するWSLファイナル5ランキングの対象となる。
男子の2022年WSLシーズン・ワイルドカードであるメディーナの出場資格と同じルールが適用される。
また、2023年WSLシーズン・ワイルドカードであるフィッツギボンズとドラは、2022年CTシーズンの後半戦のイベントの最初のリプレイスメント(交代選手)となる。
2022年のあらゆるCTイベントのリプレイスメントとしてフィッツギボンズとドラが獲得したポイントは、ランキングのポイントとしてカウントされる。
マークスは、2018年にCT入りを果たし、エリートCTにクオリファイした最年少サーファー。以来、毎年トップ10入りを果たし、2019年にはワールド・タイトル争いを繰り広げて世界ランク2位になっている。
マークスは、Billabong Pro Pipelineのあと、健康上の理由で試合から離れている。フィッツギボンズは14年間CTに参戦し、世界ランク2位が3回、3位4回、トップ5が9回という素晴らしいキャリアを誇る。
ドラは、2022年のCTシーズン開幕を前に足を負傷し、今シーズンのCTイベントに出場することができなくなった。ドラは、2021年シーズン終了時の世界ランキングで9位にランクインしていた。
WSLシーズン・ワイルドカードは、アスリートからの申請を受け、WSLツアー・アンド・コンペティション・チームによって選出される。ワイルドカードの選考では、世界タイトル、CTおよびチャレンジャーシリーズのランキング、イベント結果などの競技成績に加え、該当する場合はメディカル評価も考慮される。
「キャロライン・マークスとガブリエル・メディーナは、ミッドシーズン・カット後の、2022年のCTイベントのための公式WSLシーズン・ワイルドカードです」と、WSL SVP of Tours and Head of Competitionのジェシ・マイリー=ダイヤーは言った。
「サリー・フィッツギボンズとヤゴ・ドラが、来年の2023年WSLシーズン・ワイルドカードとなり、シーズン前半のすべての2023年CT大会への出場権を得ることになります。
また、サリーとヤゴは、2022年にCTに出場する選手が競技を辞退した場合の公式リプレイスメント・サーファーとなります。この素晴らしいアスリートたちがCTに復帰することを楽しみにしています。」とコメント。
今回のミッドシーズン・カットに関しては、各方面で賛否両論があり、今回のワイルドカードはWSL側の救済措置ということ。
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。