チャレンジャー・シリーズ(CS)第1戦「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ 」大会3日目

クーランガッタ、QLD / オーストラリア(2022年5月9日月曜日)-2022ワールド・サーフ・リーグ・チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦である「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」は、雨と霧雨の1日となり、さらにエピックな波が続いた。

 

スナッパーロックスは、男子ラウンドオブ48と女子ラウンドオブ32に出場するサーファーに3~4フィートの素晴らしい波を提供し続けた。

 

 

 

 

イズキール・ラウ、コナー・コフィン、レオナルド・フィオラバンティがスナッパーロックスで好調。

 

 

ミッドシーズン・カットラインを下回り、チャンピオンシップ・ツアーの出場権を失った落胆を乗り越え、イズキール・ラウ(ハワイ)とレオナルド・フィオラバンティ(イタリア)は、本気モードでチャレンジャーシリーズの第1戦に臨んだ。

 

レオナルド・フィオラバンティ(ITA) © WSL / Shield

 

今日は両選手にとって大きな一日となり、それぞれ印象的なヒートを勝ち抜き、ラウンドオブ24に進み、試合の終盤戦に近づいた。フィオラバンティは、電光石火のナチュラルフッターで11度の世界チャンピオンであるケリー・スレーター(USA)をロングウォールで振り切り、勝利した。

 

ケリー・スレーター © WSL / Shield
ケリー・スレーター © WSL / Shield

 

「あのヒートは本当に自分にとって計画通りだった。」とフィオラバンティは語った。「ケリー・スレーターと対戦することは、常に名誉なことであり、ケリー・スレーターに感謝の言葉を述べたい。彼は私にインスピレーションを与え、長い間このスポーツに多大な貢献をしてくれました。また、私を応援するために駆けつけてくれたイタリアのコミュニティーにも感謝しています。」

 

 

ラウは、このイベントのスタンダートであるジョーガン・クズネット(フランス)、ブラジルのルーカス・シルベイラ(ブラジル)とマテウス・ナバーロ(ブラジル)と対戦し、タイトな試合となった。


3人のサーファーがエクセレントスコアをマークする中、ラウはヒート終了間際に次のラウンドへの出場を確実にするためにスコアを必要としていた。

 

ラウは、スナッパーロックの深いチューブにドロップして姿を消すと、トレードマークのフロントサイド・レイバック・スラッシュを決めて、パーフェクトに近い9.57をマーク。ラウは2ウェーブトータル18.07(20点満点中)を記録し、今大会で最も高いスコアでヒートを制した。

 

イズキール・ラウ© WSL / Shield

 

「クレイジーなヒートだった」とラウは言った。「序盤は我慢の展開で、最初の波までかなり待たされ、ライバル達は良いスコアを出していたが、その後自分は素晴らしいスコアを出し、最終的に後半のライディングで逆転しヒートを制したが、全体を通してストレスの溜まるヒートだった。 過去にここで良いスコアを出したことがあるし、波も素晴らしいので、気分は良いし、ここで必ず勝ち続ける確信を持っています。」

 

コナー・コフィン© WSL / Shield

 

コナー・コフィン(USA)は、スナッパーロックスの波と驚くほど相性が良く、サンタバーバラ出身の彼は、ラウンドオブ48のヒートを圧勝した。コフィンはこのイベントで勢いをつけ、残りの2022年CSシーズンに向けて自信をつけたいところである。

 

 

次世代が躍進。

 

スペインのアドゥア・アマトリアン© WSL / Shield

 

チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを目指すチャレンジャー・シリーズは、次世代のエリート・レベル・コンペティティブ・サーファーを見る最初の機会であり、今日もスナッパーロックスのパンピング・ウェーブで、次世代がファイナルデーに近づくために素晴らしいパフォーマンスを見せ、クォリファイ・キャンペーンの素晴らしいスタートとなった。

 

ディラン・モファット© WSL / Shield

 

アドゥア・アマトリアン(EUK)、ディラン・モファット(AUS)、ティモシー・ビッソ(FRA)、オスカー・ベリー(AUS)、マキシム・フスナット(FRA)、そしてノーラン・ラポザ(USA)らが大会3日目の目立った存在となった。

 

モファットは、エクセレントな2ウェーブのヒートトータルでヒート勝利を果たし、一方カリフォルニア出身のラポーザは、余裕のヒートで好調のジュリアン・ウィルソンに勝利し、サーフファンを魅了した。

 

 

ケイトリン・シマーズ© WSL / Dunbar

 

もう一人のカリフォルニアの出身のケイトリン・シマーズ(USA)は、ラウンドオブ32をマリア・マニュエル(HAW)に次ぐ2位で勝ち上がった。

 

そのヒートは、シマーズとトライアルから勝ち上がったシエラ・カー(オーストラリア)の2人の天才サーファーにマニュエルが挑む壮絶な戦いとなった。カーは好調に見えたが、シマーズがここ一番で最高の波を見つけ、マニュエルに続く2位で勝ち上がった。

 

「このような波で戦うのは本当に楽しいです。」とシマーズが言った。「今までサーフィンした中で最高のコンペティションウェーブです。今シーズンの目標は、何よりもサーフィンをする場所を楽しむことです。クオリファイも目標ですが、楽しむことが一番大切で、ゴールドコーストが大好きです」と語った。

 

 

サリー・フィッツギボンズ© WSL / Dunbar
コナー・オレアリー© WSL / Shield

 

ジャドソン・アンドレ(BRA)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、イザベラ・ニコルズ(AUS)、コナー・オレアリー(AUS)、ジャクソン・ベイカー(AUS)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)といったビッグネームが、次のラウンドへ進むことになった。

 

この成功は、残りのCTシーズンに向けての自信となる者もいれば、エリートレベルでの復活を目指すチャレンジャーシリーズで早い段階で結果を残す素晴らしいチャンスとなった者もいる。

 

 

本日の日本人選手達の活躍はこちらをご覧ください。

 

 

2022年のブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curlチャレンジャー・シリーズ・イベントは、5月7日から14日までスナッパー・ロックスで開催される予定です。

 

 

男子:Boost Mobile Gold Coast Pro

女子:Boost Mobile Gold Coast Pro

For more information, please visit WorldSurfLeague.com.