スナッパーロックスで明日から開幕するCS「ブースト・モバイル・ゴールドコースト・プロ」にトッププロ集結

記者会見に参加した [L-R] テレサ・ボンバロ(PRT)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、クロスビー・コラピント(USA)、リアム・オブライエン(AUS)© WSL / Shield

クーランガッタ、クイーンズランド州/オーストラリア(2022年5月6日金曜日) – 2022ワールド・サーフ・リーグ・チャレンジャー・シリーズ(CS)の開幕戦である「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」が、クイーンズランド州ゴールド・コースト南端にあるスナッパー・ロックスで明日開始される予定である。

 

このイベントには、世界中から150人以上の新進気鋭のコンペティターと、20人以上のチャンピオンシップツアーのコンペティターが集結。世界屈指の素晴らしいライトハンダーを4人で乗る機会を得る。

 

チャレンジャーシリーズは、サーフィンで最も権威のある大会であるチャンピオンシップツアー(CT)への出場権を獲得するためにサーファーが競い合う戦いの場となっている。

 

記者会見に参加した [L-R] テレサ・ボンバロット(PRT)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、クロスビー・コラピント(USA)、リアム・オブライエン(AUS)。クレジット:© WSL / Shield

 

2022年のCSシーズン終了後、チャレンジャー・シリーズ8試合のうち、上位5試合の成績のみが年末のランキングに加算され、チャレンジャーシリーズ・ランキングの男子トップ10と女子トップ6が2023年のチャンピオンシップツアーシーズンへの出場権を獲得できる。

 

 

ケリーやステファニーをはじめとする豪華な顔ぶれがゴールドコーストに集結。

 

 

「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」には、スナッパーロックスの波と親和性の高い11度の世界チャンピオン、ケリー・スレーター(USA)と7度の世界チャンピオン、ステファニー・ギルモア(AUS)を含む多くのチャンピオンシップツアー選手が集結している。

 

ギルモアにとってこのイベントは、長い間遠ざかっていた地元のブレイクでのイベントであり、一方スレーターにとっては、ゴールドコーストでコンテストジャージを着る最後の機会になるかもしれない。

 

 

ケリー © WSL / Diz

 

「コロナの影響で、ゴールドコーストを訪れるのは3年ぶりなので、ここで再びサーフィンできることを本当に楽しみにしています」とスレーターは言った。

 

「ヒート中のスナッパーでのサーフィンは、数人でのサーフィンが可能で、波もパンプするようなので、プレッシャーもなく、とても楽しいものになるでしょう。ゴールドコーストは大好きな場所なので、戻ってこれて本当に嬉しいです。」

 

 

ステファニー・ギルモア © WSL / Shield

 

「今週、ここスナッパーで再び戦える事にとても興奮しています」とギルモアは言った。「この大会は、ビッグリーグへの足がかりとなるチャレンジャーシリーズのイベントなので、多くの優秀な選手が出場し、厳しい戦いになります。

 

スウェルが入り、風も良く、バンクも素晴らしいので、素晴らしいサーフィンの週になると思います。ケリー(スレーター)が言ったように、スナッパーに数人しか入らないというのは、とても素晴らしいことで、このイベントに参加するのは当然のことです」。

 

 

 

CTのミッドシーズン・カットに続き、チャレンジャー・シリーズには2023年のエリートCTへの復帰を目指すコンペティターが登場する。

 

このイベントには、サリー・フィッツギボンズ(AUS)とオーウェン・ライト(AUS)という2人のベテラン選手が出場。

 

この2人は、ライトが2017年にここで名勝負を繰り広げ、この場所での経験豊富な選手である。またフィッツギボンズはCTからの転落という失意から立ち直り、チャレンジャー・シリーズとスナッパー・ロックスの質の高い波を楽しみにしている。

 

サリー・フィッツギボンズ © WSL / Shield

 

「私はこのイベントとチャレンジャーシリーズ全体に対して非常に非常に高いモチベーションを持っています」とフィッツギボンズは言った。

 

「この1週間は大きな試練に見舞われましたが、その試練に立ち向かい、世界タイトル争いに復帰することを決意し、スナッパーロックスの素晴らしい波でサーフィンすることは、そのスタート地点として理想的です。」

 

 

ローカルトライアルでシエラ・カーとアリスター・レジナートが優勝。

 

 

サーフィン界の神童、シエラ・カーとサンシャイン・コーストのアリスター・レジナートは、今日スナッパーロックスで行われたローカルトライアルで優勝し、サーフィンのビッグネーム達とメインイベントで戦うこととなった。

 

2人はクイーンズランド州の32人のコンペティターを相手に、2~3フィートの超ファンサーフで優勝。レジナートは、マーガレット・リバー・プロで優勝したばかりの現世界ランキング3位のジャック・ロビンソン(オーストラリア)と対戦し、カーはオープニング・ヒートで現世界ランキング1位のブリサ・ヘネシー(CRI)に挑む。この2人は、地元のワイルドカードであるコビー・エンライト、オスカー・ベリーと共にメインイベントに出場することになる。

 

アリスター・レジナート

 

「ジャック・ロビンソンのようなサーファーと対戦するのが、とても楽しみです」とレジナートは言った。

自分をプッシュし、このようなサーファーに挑まなければなりません。そして何があろうと、この経験から多くを学びたいです。波は最高で、このような素晴らしい機会なので、是非チャレンジしたいと思います。」

 

 

ジョシュ・カーの娘、シエラ・カー

 

「スナッパーは今、最高の状態です。このイベントでは、ただただ楽しみ、数人のメンバーでベストを尽くしたいと思っています。」とカーが言った。「モリー・ピックラムは親友なので、彼女と一緒のヒートでサーフィンをしたいのですが、誰と対戦しても構わないです。ただ、ここの波でサーフィンを続け、この経験を楽しみたいん です”」

 

 

がんばれ!日本!

 

 

今回のイベントには、先日千葉で行われたアジア・オープンで場となった日本人選手男子4名、女子5名が出場する。

 

出場権を獲得していた村上舜は、その後に行われたジャパンオープンの試合中にかかとを骨折、また松田詩野も肩の怪我で手術を受けて両名とも欠場を表明。この2名のリプレイスとして大原洋人、前田マヒナが出場する。

 

スナッパーで調整する都筑有夢路 PHOTO:NOJILANDFILM

 

これで男子は稲葉 玲王、上山 キアヌ 久里朱、脇田 泰地、大原洋人の4名、女子は野中 美波、都筑 有夢路、松永 莉奈、脇田 紗良、前田マヒナの5名が出場。

 

上山キアヌ PHOTO:NOJILANDFILM
脇田紗良 PHOTO:NOJILANDFILM

 

アジアオープンで惜しくもCS出場権を逃していた大原と前田だが、昨年のCSでも実績を残している、オリンピアンの二人が、他の日本人選手とともに、このチャンスを使い活躍することを願いたい。

 

また今回は、北アメリカから小林桂、アジア枠でバリ島から和井田理央も出場、CT枠のコナー・オレアリーも出場することが決定。アジア枠ではバリのクトゥ・アグス、カイラニ・ジョンソンも出場する。

 

 

男子:Boost Mobile Gold Coast Pro

女子:Boost Mobile Gold Coast Pro

For more information, please visit WorldSurfLeague.com.

 

 

チャレンジャーシリーズ地域枠出場者

以下のリストには、2022年チャレンジャー・シリーズ・シーズンに出場する資格を持つすべての地域予選参加者が含まれています。出場選手の確定リストは、各チャレンジャーシリーズイベントの前に発表されます。