ワールド・サーフ・リーグ(WSL)は、2022年のチャンピオンシップ・ツアー(CT)の第2戦となる「Hurleyプロ・サンセットビーチpresented by Shiseido」のタイトル・パートナーに「Hurley」がなったことを発表。
このパートナーシップは、「Hurley」が約4年ぶりにCTに復帰することを意味しており、ハワイのオアフ島との強い結びつきを強めていくこととなる。
アメリカの投資会社であるブルースター アライアンスのCOOであるラルフ・ギンディは、「WSLのイベントをサポートすることは名誉なことです。数年ぶりに訪れたこの機会は、Hurleyというブランドにとってさらにエキサイティングなものです。
そして、長年にわたってブランドの重要な瞬間を演出してきたオアフ島で行うことは、5度のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーアをはじめとする多くのアスリートや、若者たちの本拠地でもあり、さらに特別なものとなります。そして何よりも、このような大きな形でスポーツとアスリートへの支援を表明できることを誇りに思います」と述べている。
非営利団体「ムーア・アロハ・ファンデーション」を支援
またHurleyは、Hurleyのアスリートである、オリンピック金メダリスト、5回のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーアのホームであるオアフ島で開催される「Hurleyプロ サンセットビーチ presented by Shiseido」をきっかけに、カリッサ・ムーアの非営利団体「ムーア・アロハ・ファンデーション」を支援することを表明。
Hurley社は、イベント期間中、ムーアや地元のサーファーとの交流を図り、イベントで販売した商品の収益をムーア・アロハ・ファンデーションに寄付する予定だ。
「オアフ島のノースショアで女性たちがチャンピオンシップツアーのイベントに参加するのは10年以上ぶりのことです。」とカリッサ・ムーアが言った。
「このイベントは、Hurley オハナからのサポートを受け、地元のギャラリーの前でパドル・アウトし、そして最も象徴的な波であるサンセット・ビーチで数人の女性と一緒にサーフィンする特別なものになるでしょう」。
また、Hurley はオアフ島在住のアーティスト、ニック・カッチャー氏とパートナーシップを組み、サンセットビーチの歴史とスピリットをアートとして表現し、会場やオンライン、イベントグッズに使用。
2005年からオアフ島に住んでいるニックは、自分が故郷と呼ぶ場所に恩返しをするために、アートやコミュニティ活動を行っている。レトロな雰囲気のトラベルアートを得意とするニックは、Hurley が世界の舞台で再び活躍するための場所として、サンセットビーチを美しく彩る。
WSLランキングで現在2位のフィリーペ・トリード(BRA)は、「自分のメインスポンサーであるHurleyが、この素晴らしいイベントのスポンサーになってくれることを本当に嬉しく思います。私たちアスリート、そしてスポーツへの素晴らしいサポートだと思います。サンセットは本当に歴史的な波で、超チャレンジングで、時には怖くもありますが、そこで競うのが待ちきれません!」
東京オリンピックではアメリカチームのコーチとして活躍した、Hurley スポーツマーケティングのブレット・シンプソンは、「元ツアーアスリートとして、このようなイベントがアスリートやサーフィンコミュニティにとって、どれだけ価値があるかを理解しています。」
「象徴的でチャレンジングな波であるサンセット・ビーチで、このイベントのスポンサーになれることをこれ以上ないほど誇りに思います。ツアーの中でもトップレベルのビッグウェーブ会場で、みんなのスタミナ、そして勝利への想いが試されます!」と語っている。
WSL最高収益責任者のシェリー・コーエンは、「Hurleyがチャンピオンシップ・ツアーに再び参加してくれることを大変うれしく思います。ハワイ、特にオアフ島がHurleyにとって特別な場所であることを理解しており、彼らの本拠地である伝説のサンセットビーチでこのパートナーシップを実現できることを誇りに思っています。
今回のパートナーシップでは、カリッサ・ムーアの基金を支援するとともに、地元のアーティストの作品を会場やイベント関連商品に使用することができ、大変嬉しく思っています。この大会は、地元コミュニティにとって大きな祭典となるでしょう。”Hurley “がこのジャーニーに参加してくれることは、この上なく嬉しいことです」
Hurleyは、パンデミックの直前に、Nikeから巨大投資企業のブルースター・アライアンスに売却された。その売却後、Hurleyのスター級のチームは解体され、残ったチームのライダーは大幅な給与カットを受けたと言われている。
ジョン・ジョンは辞表を出して自分のブランドを立ち上げ、カリッサ・ムーア、フィリーペ・トリード、コロヘ・アンディーノは、かつてCTの4分の1を占めていたチームに残された唯一のメインサーファーとなった。
そのコロヘ・アンディーノは、2021年の12月31日に10年契約が終了し今季から新たにオニールと契約。一方でCTサーファーのコナー・オレアリーが新たにHurleyチームに加わり、新生Hurleyが新たにスタートしている。
今回のCT復活なども、カリッサが5回目の世界チャンピオンになり、サーフィン界初のオリンピック金メダリストになった影響が大きい。カリッサの金メダルはHurley社のブランドとイメージに良い影響を与えたことは間違いなく、若手中心に新たにチームを構築している今後のHurleyの動向に注目していきたい。
2022年のチャンピオンシップツアーの第2戦となる「Hurley Pro Sunset Beach presented by Shiseido」の開催期間は、2022年2月11日から2月23日まで。
大会の模様は、WorldSurfLeague.com、WSLのYouTubeチャンネル、および無料のWSLアプリでライブ放送されます。
https://www.worldsurfleague.com/