ジョーディ・スミスがチャンピオンシップ・ツアーに最後に参戦してから7ヶ月が経った。南フリカのジョーディは、膝の怪我を治すために手術を受けることを選択し、オリンピック出場も断念、ツアーの残りの期間は海から遠ざかっていた。
数ヶ月前、彼はロングボードの国内大会に出場したが、それはコンペティションへのハートを掻き立て、回復の度合いを確かめるためだった。そして、彼は12月15日〜19日の大会期間で南アフリカのバリートで行われたQS5000イベント「Ballito Pro Presented by O’Neill」でゼッケンを着て海に戻った。
バリートは、ジョーディが育ったダーバンから車ですぐのところにあり、彼はいつもこのイベントに出場するようにしていて、これまでに2度の優勝を果たしている。
ジョーディ・スミス – WSL / Pierre Tostee
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それは彼が何ヶ月も海から離れていたとは思えないパフォーマンスだった。復帰第1ヒートのスミスは、自信に満ち溢れ、リラックスしているように見えた。深い位置で波を待ったスミスは、素晴らしい波をキャッチして、クリーンで素早い3つの力強いターンを披露し、ソリッドな7.33をスコア。厳しいコンディションを楽しく見せてくた。
「コンディションは厳しいですね。満潮で、風が強くて、雨も何度か降っている。誰もが同じような状況で、良い波を見つけて仕事をするしかないですね。
若い選手たちにとっては、とてもいい経験になると思います。自分も若い頃はそうしていました。できるだけ多くの試合に参加して、経験を積むことが大切です。」
優勝したエイディン・マセンキャンプ
そして、ファイナル進出したジョーディ・スミスは、南アフリカのエイディン・マセンキャンプと対戦。ヒート終盤にクリーンなエアリバースを決めて9.00をスコアし逆転したジョーディだったが、最後に再びヒートをひっくり返されて準優勝でフィニッシュ。
復帰戦としては優勝で締めたかったジョーディだが、サーフィンは完全復活を世界のファンにアピールした。今シーズンはサーフランチのメキシコの2戦を欠場してもランキング7位をキープしたジョーディ。来年1月にハワイのパイプラインでCT復帰が待ち遠しい。
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/mqs/3789/ballito-pro-presented-by-oneill