ハレイワ、オアフ島/ハワイ(2021年11月18日木曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2021年チャレンジャー・シリーズ(CS)は、ハワイ現地時間で2021年11月26日から12月7日までの大会期間で開催する男女の「Michelob ULTRA Pure Gold ハレイワ・チャレンジャー」で最終戦を迎える。
チャレンジャーシリーズ(CS)は、CTと呼ばれるプロサーフィンの世界最高峰であるチャンピオンシップツアーの予選でWSLが今年より導入した方式。CSの最終ランキングで男子上位12名、女子上位6名が来年のCTへクオリファイ出来る。
男子では、ポルトガルで圧倒的なパフォーマンスを見せたハワイアンのイズキール・ラウが、すでにクオリファイを決めている。最終戦を前にランキングのトップ12には、ナット・ヤングとコナー・オレアリーに加えて、アメリカのジェイク・マーシャル、ハワイのイマイカラニ・デボルト、ブラジルのジョアン・キアンカ、オーストラリアのジャクソン・ベイカーなど、2人の元CTサーファーと、9人のルーキーが名を連ねている。
また今回のイベントでは、2010年以来、ハレイワのラインナップで女子がジャージを着るのは初めてで、5回のWSLチャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)、世界ランキング2位のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、フランスで優勝したルアナ・シルバ(HAW)、2022年CTルーキーとして確定しているガブリエラ・ブライアン(HAW)などの豪華な顔ぶれが揃っている。
WSLのツアー&コンペティション部門のシニア・マネージャーであるトラヴィス・ロギーは、「今年のチャレンジャー・シリーズの最終戦を夢のような場所で開催できることをとても嬉しく思っています。
これまでで最もエキサイティングなクオリファイ・レースで展開されるシナリオがたくさんあり、地元政府、スポンサー、そして地元ハワイアンに感謝しています。」とコメントした。
女子では、CT歴2年でオリンピック選手でもあるブリサ・ヘネシーと、ハワイで大活躍中のルーキー、ガブリエラ・ブライアンの二人がクオリファイを確定している。
現在、女子ランキングのトップ6には、4人の若手有望株が名を連ねている。アメリカのケイトリン・シマーズとソーヤー・リンドブラッド、オーストラリアのインディア・ロビンソン、そしてタヒチのヴァフィネ・フィエロが絶好のポジションにいる。
ハワイ・カウアイ島出身のガブリエラ・ブライアン(HAW)は、チャレンジャー・シリーズのUSオープンとロキシー・プロ・フランスで準優勝するなど、印象的な活躍を見せ、2022年のCT入りが既に決定している。
19歳のブライアンは、2017年にパイプラインに出場し、2019年のフレッシュウォーター・プロにはワイルドカードで出場。来シーズンから始まる夢への準備の前に、今年を力強く終えようとしている。
「すでに資格を得た状態でハレイワに入るのは素晴らしい気分ですね。」とブライアンがコメント。「今年のチャレンジャーシリーズでは、それが一番の目標でしたから、それが達成できて、しかも1つのイベントを残すことができて、とてもいい気分です。予選のプレッシャーがなくなった今、私の目標はハレイワで優勝し、今年のチャレンジャーシリーズを制することです」と語っている。
また、オアフ島出身のイズキール・ラウは、ハレイワのイベントでファイナリストの経験もあり、この神聖な場所での初優勝を目指している。「The Ultimate Surfer」を勝ち取った27歳のラウは、ポルトガルのチャレンジャーシリーズで優勝してランキング2位になった。
ジークは、11回のWSLチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)、2回のWSLチャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、そして2022年のCTシーズンでの活躍を目指す多くのチャレンジャー・シリーズのトップサーファーたちとホームで戦う。
「自分がすでに出場権を得ていることを時々忘れてしまうのですが、今回のイベントでは、それに頼る必要がないのがいいですね。ここ数年、ハレイワでは精彩を欠いたパフォーマンスが続いていて、あの波が大好きな自分にはそれが理解できません。昨シーズンはここで多くの時間を費やしてきたので、それが報われると思っています。」とラウがコメント。
五十嵐カノア、村上舜、大原洋人ら日本人選手が参戦。
またハレイワのCS最終戦には、多くの日本人選手が参戦。男子5名、6名が出場する。
今年最後のCT入りのチャンスをかけて戦う。現在のCSランキングは、五十嵐カノアがトップ、20位 村上舜 、33位 大原洋人、74位 稲葉玲王、89位 西修司 。女子では15位の松田詩野がトップで、20位 脇田紗良、29位 野中美波、31位 黒川日菜子、37位 前田マヒナ、47位 都筑有夢路となっている。
CSランキングトップの五十嵐カノアは、CTからもクオリファイを決めている。そんなカノアを含むCTからクオリファイする選手がCSランキングに3名いるため、今回は男子12位から15位までの選手がクオリファイ出来ることになっている。
現在獲得ポイントが8,900ポイントで20位の村上舜は、ハレイワで良い結果を残し、15位以内を目指したい。また女子のクオリファイは上位6位までで、現在15位の松田詩野が日本人トップで彼女もまたハレイワでの上位入賞が必要だ。頑張れ!日本!
「Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger」は、WorldSurfLeague.com、WSLアプリ、WSLのYouTubeチャンネルでライブ中継されます。また、日本人選手を中心としたリポートをサーフメディアでも掲載していく予定なのでお楽しみに。
男子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
女子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。