オーシャンサイド,、カリフォルニア、アメリカ- 2021年9月19日(日)現地時間2021年9月17日からカリフォルニアのオーシャンサイド・ピアで開催されていた、世界最大の女性のみのサーフィンコンテストQS3000 「NISSAN スーパーガール・サーフプロ」が終了。
チームUSAとして東京オリンピックに出場した、チャンピオンシップ・ツアー(CT)ランキング6位のキャロライン・マークスが優勝して幕を閉じた。
マークスは、2~3フィートの南うねりの中、オーシャンサイド・ピアで開催された、ファイナルデイの4ラウンドを戦い抜き、ケイトリン・シマーズを下してスーパーガール・プロ初優勝を果たし、スーパーガール・ケープを獲得。北アメリカ・リージョナルQSチャンピオンに2度輝いた彼女にとって、4度目のQS優勝となった。
ファイナルでは、現在19歳のマークスと16歳のシマーズが対戦。地元のヒーローであるシマーズは、まず7.10(10点満点中)と7.17でワールドクラスの対戦相手を追い詰め、一方でマークスは6.50で応戦。シマーズはさらに7.10を追加してリードを広げたが、終盤、マークスがエアリバースで8.33の高得点を出し、大逆転で勝利を掴んだ。
「最高の気分ですね。この試合では過去に2位や3位を何度も経験しているので、優勝できて本当に嬉しいです。決勝はとても楽しかったです。最後のエアリバースは本当に特別なものでした。これは私がずっと取り組んできたことであり、私の目標は、女子サーフィンの発展を後押しすることなんです」とキャロライン・マークスがコメントした。
バックハンドのシングル・マニューバーで8.17を獲得するなど、2年連続でスーパーガールプロ(2020年はスペシャルイベント)のファイナルに進出し、歴史的な連覇も目前だったシマーズは2位でフィニッシュ。
「(またファイナルに進出できて)とてもいい気分です。優勝したかったですね」とシマーズは笑いながら言った。「キャロライン(マークス)以外の誰にも負けたくなかったです。彼女のエアは最高です。私はバックサイドのエアの方が得意なので、もっとレフトに行きたかったのですが。フォアハンドのエアを鍛える必要がありますね。友人や家族が来てくれて、ヒートの前に気合を入れてくれたのは本当に楽しかったです」
カリフォルニア州エンシニータス出身のアリッサ・スペンサーは、圧倒的なフォアハンド・アタックを武器に、世界ランキング2位のタティアナ・ウェストン・ウッブをヒート・トータル15.00で圧倒。スペンサーは、その勢いのまま、QFでも元CT選手のチェルシー・トゥアックを下したが、SFで惜しくも敗退。ファイナル出場まであと一歩のところで惜しくも敗退となった。
今大会には日本から松田詩野、黒川日菜子の2名がエントリー。またJPSAでもプロ公認を得たカリフォルニア出身の丸山千朝も参戦。脇田紗良は事前に出場キャンセルをしたものの最後まで名前が残っていたとのことだ。
松田と黒川はラウンド1を勝ち上がったが、松田と丸山はラウンド2で惜しくも敗退。黒川はキャロライン・マークスについで2位でラウンド3へ勝ち上がったが惜しくもそこで敗退となった。
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松田詩野、脇田紗良、黒川日菜子は日本時間で今夜から始まるチャレンジャーシリーズのUSオープンに出場する。頑張れ!日本!
次回の北アメリカ・リージョナルQSイベントは、11月12日~14日にフロリダ州ジャクソンビル・ビーチで開催される「ジャクソンビル・スーパーガール・サーフ・プロQS1,000」です。
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/wqs/3776/nissan-super-girl-surf-pro