東京オリンピック日本代表に条件付きで内定している松田詩野が10日、横浜市内で行われた飛鳥未来高横浜キャンパスの卒業式に出席。通信制クラスに通っていた松田は、サーフィンの功績が評価され「飛鳥未来特別賞」を受賞した。
「高校生活は、あっという間でしたが、サーフィンの思い出をたくさん作れた3年間でした」と話した。「思い出の試合は宮崎のISA世界選手権ですね。あの試合でオリンピックが近くなったり、多くの課題も見つかって、他の試合と比べて自分が変わろうと思えた試合でした。」とコメント。
高校生活で大変だった思い出に関しては、「レポートの提出が大変でした。海外遠征が多く、日本に戻ってきた時に宿題などを集中的にこなすことが多くて、レポートに追われいました。」
今回のハワイではスピードを意識したトレーニングができたという松田は、「東京オリンピックの開催地である千葉はよく練習に行っているので、自分の練習している課題をクリアして、千葉の海でベストなサーフィンを出すことが今の目標です。」と語った。
トレーニングの為に約1ヶ月あまり滞在したハワイでは、「朝サーフィンに行って、撮影してもらった自分のライディングをチェックして、昼食後に再び海に行ってました。空いた時間にオンラインでトレーナーとやりとしたりするのを毎日続けていました」とコメント。
また同じビラボンチームのレジェンドサーファーであるハワイアンのシェーン・ドリアンにアバイスをもらうチャンスもあリ、それは彼女にとって素晴らしい経験になったに違いない。
4月からは大学等には進学せず、プロサーファーとしての活動に専念する予定で「サーフィン一筋で、練習と大会に打ち込んでいくつもりです。」とコメント。
松田の次の目標は5月29日~6月6日、エルサルバドルで開催予定のISA世界選手権。そこで東京オリンピックの日本代表の確定を目指す。
エルサルバドルまでは、日本の暖かくて良い波の場所で練習していきたいと考えているという。高校を卒業し、気持ちも新たに次のステップに踏み出す松田詩野の今後に期待したい。卒業おめでとう!そして、頑張れ!松田詩野!