松田詩野が魅せた超絶テクニック。フォアハンドで完全にフィンを抜くエア気味レイバック・スナップ

東京オリンピックが2021年に延期され、サーフィン競技の代表選手も最終決定は行われていない。

エルサルバドルで10月以降に開催見通しのオリンピック最終予選となる「ISA ワールドサーフィンゲームス」に日本代表として出場が確定している松田詩野。彼女は日本女子で唯一、東京五輪代表に条件付き内定を得ている。

 

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各国2枠までのオリンピック代表のなかで、松田のオリンピック日本代表はエルサルバドルの結果次第となっている。

 

その他の試合に関してはコロナの影響で、国内戦は年内の全戦が中止、海外の試合も再開の目処が立っていない中、思うように練習ができなかった松田詩野は、サーフィンに集中するために、緊急事態宣言が解除された5月下旬から、実家のある湘南茅ヶ崎とは別に練習の拠点を設けた。

photo:deltaforcesurf.com

 

それはオリンピックのサーフィン会場となっている千葉県一宮町付近。出来るだけ多くの時間を千葉で過ごして、充実したサーフィンライフを送っている。

 

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そんな第2のホームとなった千葉で撮影された今回の最新映像では、パワフルでシャープなバックハンドから、フォアハンドで完全にフィンを抜くエア気味のレイバック・スナップをコンプリートする姿も披露。このテクニックは、海外のトップ選手が決める大技。これをブラッシュアップさせれば、松田にとって大きな武器になるだろう。

 

新しい技など常に課題を持って海に入り、進化を続けている松田詩野。1日も早く試合が再開されて、その磨かれたテクニックを多くのファンの前で披露してもらいたい。