オーストラリアの東海岸に続いたグランドスウェルによって撮影された名もなきサーファー達の映像「LOCALS ONLY」

 

今回紹介する映像は、オニール・オーストラリアが「LOCALS ONLY」と題して公開したもの。ここのところオーストラリアの東海岸に、何日も続いたソリッドなグランドスウェルによってシューティングされたものだ。

この映像は有名なプロサーファーが出ているわけでもないのに、2日間で2万回を超える再生回数を記録した。

 

 

通常サーフィン系のブランドが公開する映像は、そのメーカーがサポートするトッププロ達のハイパフォーマンス映像が主だが、今回登場するのは4人の名もなきローカルサーファー達。それぞれ大工だったり、プログラマーだったり職に就いている。

 

自分のホームポイントと考える場所には、波が上がった時に必ず同じメンツが顔を揃えているものだ。ローカル・サーファーにとって、このようなコンディションの波に乗るためには、仕事の合間を縫って時間を見つけることが最大の鍵となる。

 

そして、そのうねりが来たときに確実にその場所にいることができるように、全ての調整を行える環境を作り万全を期す。そこには人生がサーフファーストという考え方で成り立っている。

 

ありとあらゆる情報を収集し、うねりの方向、風向き、潮の時間を考える。明日は絶対にあの場所が必ず良い。そして「この日のために俺たちはサーフィンをしているんだ」と、普段は乗らない長めのボードをワックスアップし、リーシュもチェックし準備万端。彼らのそんな熱いサーファーズ・スピリットが伝わってくる美しい映像だ。