創刊10年目を迎える「ザ・サーファーズ・ジャーナル 日本版」編集長に井澤聡朗氏が就任。10周年記念号5/15発売

ザ・サーファーズ・ジャーナル 日本版が創刊10年目を迎えた。この節目を新たなTSJJへ向けた変革の機会ととらえ、2011年から編集長を務めていた、森下茂男氏に代わって、ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版の創刊メンバーである映像プロデューサーの井澤聡朗氏が編集長に就任した。

 

サーフィンの名作映像の数々をプロデュースしてきた井澤聡朗氏は、サーフィン専門誌ではコラムも執筆、またロックバンド「IZAWA BAND」のVocal & Guitarを務めるなど、多彩な顔を持つ。今後は、さらに精度をあげた翻訳による、読み応えある充実の誌面づくりを目指し、新体制で制作にのぞんでいくと言う。

 

 

「ザ・サーファーズ・ジャーナル 日本版(以下TSJJ)編集長の井澤です。TSJJもいよいよ10年目に突入です。ふり返れば、東日本大震災の年の5月に創刊ですから、大変な船出でした。

さらにとても順風満帆とは言えない9年間を必死にパドルして、10年目を迎える最新号発売は、このパンデミックの真っ只中! とにかく波瀾万丈の運命を背負ったTSJJですが、誌面はますます充実し、10年目もGoing Deeperを貫いていこうと思います。

そして、みなさまのご支援が、僕らの元気の源です。力を合わせてこの難局を乗りこえましょう!益々の応援を、よろしくお願いします。」とコメントしてくれた。

 


そんな記念号となる今号の日本版オリジナルコンテンツは、日本を代表するワールドクラスのログ・ライダー、瀬筒雄太による書きおろし原稿。昨今、にぎわいを見せている現代のロングボードシーンを、ロングボードが歩んだ歴史、そして自身が辿った道をふりかえりながら表現した。

 

LOGGING BLUES
「ロングボーダーの憂鬱」
文:瀬筒雄太

あなたは、ボンガ・パーキンスを知っているだろうか。地球上で、もっとも美しいラインを描くロングボーダーのひとりだ。ハワイアンらしく大きな体を持ちながらも、きわめてスムースな滑りを見せ、パイプラインのセカンドリーフでノーズライドしたかと思えば、インサイドボウルで巨大なバレルに包まれていく。神々しささえ感じるそのライディングは、何度見ても飽きることがなかった。そんな彼のロングボーディングを思い浮かべては、現代のロングボードシーンについて、悶々とした気持ちを抱いてしまう。

 

 


THE END OF THE CIRCLE
「円相の終焉」
文:ネイサン・メイヤーズ
写真:ダスティン・ハンフリー

腸チフス、デング熱、傷心、衝動。2009年に制作されたロブ・マチャドの伝記映画の失敗例となるのか。少なくとも、あのときに「地獄」を味わった関係者たちはそう感じているかもしれない。「離婚がテーマのサーフムービーなんてやりすぎだったんだ」とは、プロデューサーの弁。あれから10年ほど経過した今、脚本家が真相を明かした。

 

 

Landscape Painters
「ランドスケープ・ペインターズ」
西オーストラリアのアウトバックを行く。

ぼくには、毎年かならず訪れる場所がある。西オーストラリア州の北部に位置する砂漠地帯だ。ぼくが暮らすマーガレットリバーからは車で15時間。南西の海岸にストームがやってくると、つい北へ向かいたくなるのだ。たいていはどこかに良い波があるから、天気図はそこまで気にせずに、とりあえず向かってみる。もし波が大外れだったとしても、キャンプや釣り、ビールを飲みながら焚火を囲み語り合う、楽しい時間が保証されている。
文:タジ・バロー 写真:ジョン・レスポンデック

 

 


OUTLANDER
「よそ者の視点」
文:ジェイミー・ブリシック

1980年代のサンタバーバラにとって必要不可欠だったフォトグラファー、テキサス出身のジミー・メティコによる数々の激写。


OCCIDENTAL DRIFT
「僻地への漂流。ヴァージン・ウェイブを求めて」
文:ピート・ゲール
写真:アル・マッキンノン

そのマリーナスポーツクラブは、ひなびた港町の水路が見渡せる、同名のレストランの奥にある。視線を避けながらビールの小瓶をかたむけ、船乗りの世界の片隅で夢破れた男の会話を耳にするというのは、旅のはじまりとして幸先がいいとはとても言えないだろう。

 

 


UNDER THE GREAT WAVE
「アンダー・ザ・グレート・ウェイブ。神奈川沖浪裏が与えた影響」
文:ボルトン・コルバーン

この200年前の木版画は、まちがいなく世界一有名な波のイメージだろう。現在における漫画のスタイルからサーフフォトグラフィーの距離感やフォーカスまで、今もこの作品が世に与えつづけている影響は計り知れない。

 


Portfolio: TREVOR MORAN
「ポートフォリオ:トレバー・モラン」
文:ザンダー・モートン

控えめな男、トレバー・モランが切り取る強烈な一瞬

 

 

 

ほかにも、英国のボランティア・レスキュー隊員、ビジネスモデルの推進者、そしてシーマンでありサーファー、トム・ケイの横顔を紹介した「ヘルムスマン。操舵手の務め」や、本誌編集ジョージ・カックルによる名物コーナー、元ワールドチャンピオンのポッツこと、マーティン・ポッターとの対談「People」など、今号の『ザ・サーファーズ・ジャーナル日本版10.1号』も話題満載です。

 

更なる最新情報はオフィシャルページをご覧ください。
http://surfersjournal.jp/archives/2529

 

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