南アフリカのポート・アルフレッドで開催されていた、WSL男女QS1000イベント「ロイヤル・セントアンドリュース・ホテル・ポート・アルフレッド・クラシック」が終了。男子優勝は南アフリカのディラン・ライトフット、女子はスペインのアリアン・オーチョアが優勝。日本選手たちも前回のポートエリザベスに続き大健闘した。
QS女子のセミファイナルでは、松田詩野がスタートから7.00という高得点を叩き出す。西元は小ぶりながらスコアリング・ウェイブを見つけ出して4.25をスコア。日本選手の二人がヒートをリードする。その後も松田は好調なバックハンドを続け、バックアップを5.00に塗り替えて、圧倒的なスコアでトップのポジションをキープ。
3位を強いられ優先権を持って波を待った西元は、残り7分を切ってフォアハンドでパワフルなサーフィンを披露。7.50の高得点をマークして2位に浮上。松田と西元の二人がワンツーでフィナル進出を決めた。
野中美波と橋本恋のQSセミファイナル2では、橋本がミドルからインサイドでダブルアップするライトを掴み、高速ターンで4.00をスコア。橋本はバックアップを3.00としてヒートをリードしていく。優先権を持って波を待つ野中は、ヒート中盤にミドルでブレイクする波を掴み3.35をスコアして2位につける。僅差の戦いが続く中、後半に入り4位を強いられる野中。
橋本は残り時間10分で再びグッドセットをキャッチ。コントロールされた2マニューバーで6.00をスコア。トップのポジションをキープ。優先権を持って波を待つ野中は残り時間5分でニード6.25と追い込まれた。サイズのあるセットを掴んだ野中はビッグリエントリーを決めて5.45をスコアするも逆転ならず。橋本はトップ通過でファイナルへ。野中は3位でセミファイナル敗退となった。
女子のプロジュニア・ファイナルでは、野中美波と松田氏のが登場。南アフリカのセアラ・ナイトがオープニングライドで長身を生かしたバックハンドで7.00をスコアしてファイナルをリードする。
松田詩野はヒート中盤にソリッドなバックハンドで4.00をスコア。2位に浮上するも後半に入りゾイ・スタインがパワー・バックハンドで5.27をスコアして逆転し2位に浮上。タフでトリッキーなコンディションに翻弄された日本選手ふたりは自分のサーフィンを見せられないまま松田3位、野中4位でフィニッシュとなった。
QSファイナルに橋本恋、松田詩野、西元ジュリが登場。タフなコンディションでセミファイナルか勢いに乗ったスペインのアリアン・オーチョアがスタートからエクセレントをスコア。先制攻撃を仕掛けられる。好調だった松田詩野も7.00を5.75でバックアップして2位につけるも、そこまで。松田2位、橋本3位、西元4位でフィニッシュとなった。
そして彼女たちの次のターゲットは4月29日から日本で開催されるQS1000イベント『Ichinomiya Chiba Open』。今回の南アフリカでは十分な手応えを感じた彼女たちの更なる活躍に期待したい。
https://www.worldsurfleague.com/events/2019/wqs/3005/royal-st-andrews-hotel-port-alfred-classic