ヴァージニアビーチ、ヴァージニア、アメリカ(2018年8月25日土曜日):アメリカ東海岸のヴァージニアビーチで開催されていたWSLメンズQS 3000「VANSプロ」は大会最終日。
本日はクオーターファイナルからスタート。今回の大会は厳しいトリッキーなコンディションが続く中で、稲葉玲王、安室丈、堀越力、大原洋人の4名の日本人選手がQFへ勝ち上がりベスト16進出を果たした。
そして、大原洋人と稲葉玲王が、ファイナルまで勝ち上がり、ジュニアともファイナルまで勝ち上がったタイラー・ガンターとブラジルのフラビオ・ナカジマと対戦した。
ヒートは 大原洋人が6.27をスコアして先制攻撃。続けて勢いのある稲葉玲王も7.33をスコアしてトップに躍り出る。フラビオも6.17をスコアして反撃開始。
そんな中で稲葉玲王がファイナル2本目の7ポイントをスコア。これでトータル15.10とし、2位の大原との差を大きく広げる。後半に大原は、6.67をスコアし稲葉との差を縮めるもニード8.43と追い込まれていた。
しかし、稲葉同様に今回の試合では勢いのあった大原洋人。セミファイナルでは終了間際に4位から1位への大逆転劇を見せファイナルへ勝ち上がった。
激しいバトルでも強い勝利への欲望が感じられた今回の大原は、ファイナル終了間際に起死回生の9.07をスコア。大逆転で今シーズン初優勝を決めた。
大原洋人にとって今回の優勝は、2017年3月オーストラリアのアボカ以来という約1年半ぶりのQSイベント優勝となった。今シーズンはQS世界ランク57位と厳しいシーズンを送ってきた。しかし先日のサーフランチのトライアルでは見事優勝し、ワイルドカードをゲットした大原。ここからの彼の巻き返しに期待したい。がんばれ!日本!
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2784/vans-pro