ジョン・ジョンとジュリアンがR3で敗退。大番狂わせが続出。男子ベスト12が決定。コロナ・バリ5日目

接戦を勝ち抜いたグリフィン・コラピント(USA)Credit: © WSL / Sloane

クラマス、バリ/インドネシア(2018年5月31日木曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)男女第5戦「Corona Bali Protected presented by Hurley」は大会5日目。昨日は女子のラウンド2までが終了。本日はクリーンな3−5フィートのコンディションで男子のラウンド3の12ヒートが終了した。

 

本日は早朝の第1ヒートから波乱の展開。2年連続WSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、2018CTルーキーであるジェシー・メンデス(BRA)に敗れたのだ。

 

ヒート終盤までリードしていたのはフローレンスだったが、そのクロスヒートの終了間際にメンデスは巨大なバックハンド・エアリバースをメイクして大逆転。前回のブラジルで9位となり復調の兆しが見えたフローレンスだったが、彼らしからなぬ13位タイで再びフィニッシュとなった。

 

大逆転勝利を決めたジェシー・メンデス(BRA)Credit: © WSL / Sloane
これをメイクして大逆転勝利を決めたジェシー・メンデス(BRA)PHOTO: © WSL / Cestari

 

「僕は、ジョン・ジョン(フローレンス)のような選手とのヒートで自分が勝つためには、大技を仕掛けなければ勝てないと思っていました。」と、メンデスは言った。

 

WSLチャンピオン・ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)Credit: © WSL / Sloane
WSLチャンピオン・ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)Credit: © WSL / Sloane

 

「エアの着地でスタックしてしまい、その後ほとんどワイプアウトのようになってしまいました。でも最終的に体勢を立て直せたときは、神に感謝でしたね。最高です。このツアーに参加し、偉大な人々とこのような素晴らしい場所でイベントに出場出来ることをありがたいと思います。ヒートを勝ち上がれて信じられない気持ちです。」

 

 

 

ここまでの2018年のベスト・ヒートの1つにに数えられる好ゲームとなったグリフィン・コラピント(USA)とマット・ウィルキンソン(AUS)のヒート。ヒート開始からディープバレルをメイクしたコラピント。それに対し、ウィルキンソンはバックハンドのロディオ・フリップで応戦した。

 

 

2018CTルーキのコラピントは得意のビッグエアで大逆転。Credit: © WSL / Sloane
2018CTルーキのコラピントは得意のビッグエアで大逆転。Credit: © WSL / Sloane

 

残り時間5分を切り、逆転するためにエクセレントが必要な状況に追い込まれたコラピント。しかし巨大なフロントサイド・エア・リバースをホワイトウォッシュにランディングさせて8.67をスコア。大逆転で勝利を決めた。

 

 

 

「バリに着いてからエアーにトライしていたんですが成功しなくて、イライラしていたんです。でも、もしかしたら試合でやったほうが成功するかもってやってみたんです。今日のエアはバリに来てからベストなものでした。」と、コラピントは言った。

 

「このイベントに勝っている選手は全員、必要なときにマニューバーを引き出すことができます。僕がいつかワールドタイトルを獲得したいと思うなら、タフなプレッシャーの状況から抜け出すことができなければなりません。このヒートでは、それが出来たように感じますし、多くを学べたと思います。」

 

 

今回も番狂わせを引き起こしたマイキー・ライト(AUS)Credit: © WSL / Sloane
今回も番狂わせを引き起こしたマイキー・ライト(AUS)Credit: © WSL / Sloane

 

今シーズン、ワイルドカードで出場してトップシードの選手を仕留め続ける、ジャイアントキラーのマイキー・ライト(AUS)が、今回のイベントでも現在のジープ・リーダーであるジュリアン・ウィルソン(AUS)を下す大番狂わせを引き起こした。

 

 

 

この戦いも僅差のクロスヒート。ヒートは最後までジュリアンがリードしていたが、最後の90秒で、ライトがミディアム・インサイド・ウェイブで3つのシャープなターンをメイクし、5.6をスコアして大逆転勝利を決めた。

 

「ジュリアン(ウィルソン)はクラマスで凄いパフォーマンスを見せます。そんな彼と戦えて最高でした。ここの波が大好きなので、もう少し勝ち上がってヒートを楽しみたいですね。」

 

ュリアン・ウィルソン(AUS)Credit: © WSL / Sloane
ジュリアン・ウィルソン(AUS)Credit: © WSL / Sloane

 

 

ネクストコールは現地時間6月1日朝6時15分(日本時間の同日7時15分)

 

Corona Bali Protected Men’s ラウンド3 Results:

ヒート1:ジェシー・メンデス(BRA)13.34 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)11.37
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)15.17 def.イズキール・ラウ(HAW)12.97
ヒート3:ウィリアン・カルドゾ(BRA)12.00 def.オーウェン・ライト(AUS)10.37
ヒート4:エイドリアン・バカン(AUS)11.40 def.マイケル・ロドリゲス(BRA)8.83
ヒート5:グリフィン・コラピント(USA)15.84 def.マット・ウィルキンソン(AUS)15.40
ヒート6:マイキー・ライト(AUS)12.27 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)11.83
ヒート7:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.70 def.マイケル・フェブラリー(ZAF)9.44
ヒート8:ジェレミー・フローレス(FRA)16.04 def.フレデリコ・モライス(PRT)13.50
ヒート9:ジョーディ・スミス(ZAF)16.36 def.コナー・コフィン(USA)9.00
ヒート10:イタロ・フェレイラ(BRA)14.30 def.トーマス・ヘルメス(BRA)10.10
ヒート11:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.13 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)13.46
ヒート12:フィリーペ・トレード(BRA)14.43 def.キアヌ・アシン(HAW)8.43

 

Corona Bali Protected Men’sラウンド4 Matchups::
ヒート1:ジェシー・メンデス(BRA)対ミシェル・ボレーズ(PYF)対ウィリアン・カルドゾ(BRA)
ヒート2:エイドリアン・バカン(AUS)対グリフィン・コラピント(USA)対マイキー・ライト(AUS)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ジェレミー・フローレス(FRA)対ジョーディ・スミス(ZAF)
ヒート4:イタロ・フェレイラ(BRA)対エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対フィリーペ・トレード(BRA)

 

Corona Bali Protected Women’sラウンド 3 Matchups::
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)対タイラー・ライト(AUS)対ココ・ホー(HAW)
ヒート2:ステファニー・ギルモア(AUS)対シルヴァナ・リマ(BRA)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート3:レイキー・ピーターソン(USA)対キャロライン・マークス(USA)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)対マリア・マニュエル(HAW)

 

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