2018年5月22日(火)【取材、撮影:山本貞彦】千葉県一宮市 5/21-27 WSL Men’sQS6000「GOTCHA ICHINOMIYA CHIBA OPEN Powered Gravity Channel 」大会2日目は男子R1のH-23からスタート。続いてR2の24ヒートまで消化。
波はサイズダウンで胸肩。朝は微風ながら昼には南東でサイドオン。今日も潮回りでポジショニングは左右に。ワイドでダンパー気味。
R-2H-5のジャドソン・アンドレが決めたエアーにエクセレントが連発。このコンディションで、攻めた演技であるという評価だ。これで今日の流れは決まった。
1本まとめたら、あとはエアーで追い討ち。もしくはエアーが得意な選手は最初からエアー。ジャック・フリーストーン、レオナルド・フィオレバンティはエアーを絡めてラウンドアップ。QSワールドランキング2位のマイキー・ライトは決めきれず敗退。
今日の日本人選手の結果。R-1 H-23 山中海輝、H-24 田中英義はここで敗退。R-2は9人。田嶋鉄兵、大橋海人、稲葉玲王、都筑百斗、村上舜、大原洋人、田中大貴、大野修聖、三浦涼。R-3進出は大橋海人、村上舜、大原洋人の3人となった。
大橋海人
先攻。この流れは昨日と同じ。スムース&リズミカル。海人の試合運びは感性なのか。素晴らしい。
稲葉玲王
2本目を決めきれずのワイプアウト。これがなければ、勝っていたかも。エアーも着地できる体勢だったから、惜しい演技だった。
自分の今の順位を考えて、次の手を打つ。ただ、チャンスを自ら潰せば、当然、その後の手は狭まってくる。試合中は常に波、相手選手、順位を意識して戦うことの重要さがこのヒートからわかったはず。
村上舜
今大会は田中樹コーチを頼った。左で入って、中盤には右でプレッシャーをかけること忘れない。自身の力とこのアドバイスで、試合運びは完璧だった。
大原洋人
左で入るもヒート早々で相手選手のブロッキング。動揺するかと思えば、全く動じず。切り替えができるとこは、成長の証。
残り11分で右へ移動。優先権が無くても、切れ目からのテイクオフ。これぞローカルナレッジ。まわりの心配はよそに、ラインドアップ!試合後もインタビューがひっきりなし。
都筑百斗
やれることはやった。ただ力不足は否めない。この試合で課題が見つかったことは次に進む一歩。Go!Next!
田嶋鉄兵
惜しかった。最後は張り付かれて終了。でも、この大会でコンペ魂に火がついたはず。次の試合はJPSAの伊豆、WQS湘南と出場する。楽しみだ。
アレホ・ムニーツ
サーフィン上手い。板の切り返しはまるで、カミソリのような鋭さ。QSワールドランキング1位どうりの実力でした。
田中英義
待って待って待った18分。その演技はキメにキメて7.10ポイントのグッドスコア。しかし、バックアップが揃えることできず敗退。
あとで話を聞くと「地蔵になっちゃった」と反省仕切り。左で波を取り合うか、右で一人攻めるか。悩んで右へ。それが裏目に出た。でも、本人はこれでまた一つ経験の引き出しができたと前向き。ニュー英義改めネオ英義の誕生です。
明日のファーストコールは6:30AM。ラウンド3から再開されれば、大橋海人は、H4でイーサン・ユーイング、マルコ・フェルナンデス、ノエ・マー・マクゴナグル。大原洋人と村上舜は、同じヒートでH7でジャック・フリーストーン、イアン・クレーンと対戦。がんばれ!日本!
「潮の関係でクローズアウトの波が多かったので、波を選ぶのが難しかった。でも、そんな中でシェイプの良い波を見つけることに集中しました。」と、村上舜がコメント。
オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.jp/